映画:ハンニバルライジング

「ハンニバルライジング」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(3件)

ハンニバル・ライジングの紹介:2007年公開のアメリカ・イギリス・フランス合作映画。「ハンニバル・レクター」シリーズ4作目となる同名小説の映画化。レクター博士の幼少期から青年期にかけてを描く、時間軸では1番目の作品。

あらすじ動画

ハンニバルライジングの主な出演者

ハンニバル・レクター(ギャスパー・ウリエル)、レディ・ムラサキ(コン・リー)、グルータス(リス・エヴァンス)、ドートリッヒ(リチャード・ブレイク)、コルナス(ケヴィン・マクキッド)、ミルコ(スティーヴン・ウォーターズ)、ポピール(ドミニク・ウェスト)

ハンニバルライジングのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①終戦直前のリトアニアで戦争で両親を失ったハンニバルは、妹・ミーシャと隠れ家で過ごしていた。そこへ6人のドイツ協力者がソ連から逃げこむ。空腹に耐えかねた連中はミーシャを殺して食べ、ハンニバルは記憶を失う。 ②医学生となり記憶を取り戻したハンニバルは、復讐相手5人の手掛かりを得た(仲間の1人が認識票を持ったまま屋根の下敷きになったのを思い出し)。認識票から名を知ったハンニバルは全員に復讐した。

【起】– ハンニバルライジングのあらすじ1

ハンニバルライジングのシーン1

画像引用元:YouTube / ハンニバルライジングトレーラー映像

1944年、リトアニア。

幼少期のハンニバル・レクターは、両親と妹・ミーシャと4人家族でした。元は名門貴族のレクター家は裕福で、レクター城に住んでいます。

ハンニバルは妹・ミーシャといつも一緒に遊んでいました。「M」という文字を地面に書いて「ミーシャのM」と教えます。

第二次世界大戦の終末期、東部戦線での戦いが厳しくなったリトアニアでは、空襲がひどくなっていました。

ある時、両親は身の回りの荷物と財宝を持って、山の奥にある隠れ家に避難します。城が大きいので狙われやすく、隠れ家だと命の危険がないと思われました。

国道沿いでは敵軍・ナチスドイツが迫っていました。ユダヤ人を引き立てて、殺す命令をしています。

レクター家の山の隠れ家にソ連軍の戦車がやってきました(当時リトアニアはソ連から独立しているが、再び侵攻されていた。ドイツもリトアニアに侵攻、ドイツもソ連もリトアニアを狙っている)。

ソ連兵は両親を引き立てて水の補給を要求すると、子どもたち2人は家の中に入るように告げます。これが運命の分かれ道でした。ハンニバルとミーシャは家に避難します。

その時、ソ連軍の戦車がドイツ軍の軍用機を見つけ、銃撃を開始しました。軍用機も撃ち返し、銃撃戦が始まります。

ドイツ軍用機は撃墜され、ソ連軍の戦車のところに墜落しました。戦車も軍用機も炎上します。

ソ連兵はハンニバルの母たちをかばってくれていましたが、炎上に巻き込まれました。両親共に亡くなります。

ハンニバルとミーシャのみ生き残りましたが、まだ幼いハンニバルはどう生き延びればよいのか分かりません。

そのまま隠れ家でひっそり暮らしていた2人のところへ、ある時ドイツに協力していたリトアニア市民の男たちがソ連軍から逃げてやってきました。彼らは隠れ家で過ごそうと考えます。

リトアニアは北部の国なので、夜はうっすら雪が積もりました。野犬もいるので、安全な隠れ家が身を隠すのにうってつけだと彼らは考えます。

隠れ家に住んでいるのが子どもだけだと知ると、彼らは横柄な態度を取りました。

ハンニバルは妹・ミーシャを人質に取られ、抵抗すると妹を撃つぞと言われます。

金目のものを奪い、ハンニバルたちの持っていた食糧を食べつくした男たちは、やがて妹・ミーシャの頬や腕の肉を触り始めました。そしてメンバーの中でリーダー格の男性・グルータスが決断を下します。

彼らは妹・ミーシャを殺してその肉を食べました。ハンニバルはそのつらい過去から逃避するために、この当時の記憶を失ってしまいます。

(注:劇中で少し触れられるのだが、ハンニバルが住んでいたこの地域では元々古くからカニバリズム・食人の習慣があった模様。だから空腹をまぎらすためにすぐに食人行為に発想が及ぶのは不自然ではないようだ)

男たちは6人ほどいました…。

それから8年後。

第二次世界大戦も終わり、リトアニアはソ連の支配下に置かれていました。10代半ばとなったハンニバルは戦争孤児として、他の戦争孤児同様に同じ場所に収容されています。

その場所はよりにもよって、レクター城でした。レクター城はソ連に召し上げられ(奪われた)収容所として利用されています。

他の仲間たちからは、ハンニバルは聾唖者(ろうあしゃ 口のきけない者)と思われていました。極端に無口だからです。

夜毎ハンニバルは、8年前の悪夢の出来事の夢にうなされていました。その時だけ、大きな悲鳴を上げます。

夜中に騒ぐハンニバルを快く思っていなかった仲間と乱闘になったハンニバルは、相手にケガを負わせました。その少年に地下牢へ閉じ込められたハンニバルは、なつかしい自分の両親の私物を見つけます。

母宛の手紙の束の中に叔父の封書を見つけたハンニバルは、そこへ向かうと決めました。

勝手知ったる自分の城なので、地下牢に閉じ込められても抜け道を知っています。そこを通って地上に出たハンニバルは、列車に乗ってフランスのパリ南西部にあるエタンプに行きました。

該当の住所に行き、手紙を見せると相手は理解してくれました。

しかし叔父のロベール・レクター伯爵は1年前に他界しており、結婚相手の日本人女性レディ・ムラサキしかいませんでした。若くして未亡人となったムラサキは、華奢で美しい女性でした。快く甥を迎え入れます。

夜になるとうなされるハンニバルを見たムラサキは、心に傷を負っているのだと理解しました。自らも広島の原爆で故郷の家族、親族を失ったムラサキも天涯孤独で、ムラサキはハンニバルと深い絆で結ばれます。

ハンニバルは叔父宅でムラサキが持ってきた日本の武具を見ました。鎧兜やさまざまな日本刀…特に日本刀は丁子油(ちょうじあぶら クローブ)で手入れをしないと錆びてしまいます。

日本の文化に興味を持つハンニバルに、ムラサキは戦国時代の絵巻も見せました。大坂の陣の戦いを描いた絵巻を見せながら、敵の大将の首を刎ねて掲げる戦国武将の話をします。

ムラサキはハンニバルに剣道も教え、鍛えました。

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