「バッドローン(借りすぎた女たち)」のネタバレあらすじと結末の感想

バッド・ローン 借りすぎた女たちの紹介:2014年製作のイギリス映画。闇金地獄に陥れられた女たちが復讐に乗り出すサスペンススリラー。ふたりでカフェを経営する夢を抱くベックスとドーン。開業資金集めに苦労する彼女たちを支援したいという男が現れるが、彼は何人もの負債者を死に追いやった闇金業者だった…。

予告動画

バッドローン(借りすぎた女たち)の主な出演者

ベックス(ヴィクトリア・スマーフィット)、ドーン(ジョアンヌ・ミッチェル)、サイ(アダム・フォガティ)、ジェレミー(ジョナサン・スリンガー)、リンダ(ルーラ・レンスカ)、デイヴィッド(アンドリュー・ダン)、ポーリーン(ケリー・ベネット)、アマンダ(リアヌ・ローレー)

バッドローン(借りすぎた女たち)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①イギリスの小さな町の市場で店を開く女性・ドーンとベックスの夢は、町中にカフェを経営すること。銀行に融資を断られたが、優しい男性・ジェレミーが金を貸すという。しかしそれは罠で、ジェレミーは悪徳な金融業者だった。容赦ない取り立てが始まる。 ②借りてもいないのに返済を求められる女性2人は追いつめられ、ジェレミーを殺害。後日、店を開いた2人の前に現れたジェレミーの相棒のサイも殺害し、復讐は完了。

【起】- バッドローン(借りすぎた女たち)のあらすじ1

イギリス、小さな町。

中年女性のドーンとベックスは、小さな市場で食料品店を営む友人同士でした。

・ドーン…茶髪ロングの女性。7年前に離婚し、今は18歳の自閉症児・イーサンを抱えている。働いている間はイーサンを別居の母・リンダがみてくれている。背は低い。
・ベックス…金髪ロングの女性。昔ドーンを裏切って町を出た過去があるが、戻ってきて現在は一緒に店を経営している。背は高い。

ドーンとベックスは金を貯めて、いつか2人でおしゃれなカフェを開くのが夢でした。そのための具体的なプランを、綿密に立てています。
必要なのは残すところ、金の問題だけでした。
ドーンもベックスも5000ポンド(約72万円)の貯金を持ち、合計1万ポンド(約145万円)用意できます。
あと1万ポンドあれば、店を出せます。
ある日ドーンとベックスは銀行へ行き、融資を頼みました。銀行員が感心するほど詳細な開店計画書を見せたのですが、それでも融資を断られました。ドーンとベックスは落胆します。
この調子でいくと、2人が店を開けるのはまだ何年も先のことでした。

そんな折、ドーンとベックスが店を開く市場にある中年男性が現れます。
その男性・ジェレミーは、紳士的な態度でした。ジェレミーはバツイチのドーンに声をかけ、デートをしようと言います。
女2人が経営する店に何度か顔を出したジェレミーは、ある時、クッキーの箱を置いて帰りました。
開けてみると、中には連絡先の電話番号を書いた紙を入れています。
その頃、ドーンの母・リンダが「再婚しろ」とせっついていたこともあり、ドーンはジェレミーと一度だけデートをする気になりました。

ジェレミーとのデートは思ったよりも楽しいものでした。ドーンは久しぶりに楽しい時間を過ごします。
デートの時、ジェレミーは「元銀行員、今は投資家」と言い、小さな会社を応援しているのだと言いました。ドーンは、そこにも好感を持ちます。
後日、市場の店に現れたジェレミーは、2人に対し「カフェの支援者になる」と言いました。
ドーンがベックスに、ジェレミーは投資家だと説明します。
2人が物件を下見に行く時も、ジェレミーは同行しました。内部の視察を早く切り上げたい不動産屋を説得し、ジェレミーは女性2人に好きなだけ内覧させます。

【承】- バッドローン(借りすぎた女たち)のあらすじ2

ドーンもベックスも少しずつジェレミーに警戒を解きました。そしてある時、1万ポンド借りると言います。
するとジェレミーは現金1万ポンドを持ってきました。しかしそのうえで「返済は6週間後から。月に1000ポンド(約14万5000円)ずつ、40か月支払いいつづけること」と言うのです。
借りる金額が1万ポンドなのに、返却額は4万ポンド…それはおかしいと思ったドーンとベックスは、借りるのを断りました。
しかし…もう駄目でした。
ジェレミーは「今ここに現金を用意するために手数料がかかった。借りなくても、仲介手数料と解除手数料がかかる」と言うのです。
そしてその日から2人は執拗に、ジェレミーの取り立てに遭い始めました。

…いい顔をしていたために気付かなかっただけで、ジェレミーは悪徳な金貸しでした。
ジェレミーはスキンヘッドの体格の良い男性・サイと2人で組み、金融業をやっています。
ドーンとベックスにしたのと同じように、ほかにも犠牲者がいました。
最初はジェレミーがやさしい顔をして近づき、金を貸した途端にサイも現れ、ジェレミーと2人で容赦ない取り立てを行ないます。

ある男性は返済に遅れると、飼い犬を無残に殺されました。
ある父と娘は、風呂の水に顔をつけられます。
女性であろうが関係ありません。キャロラインという女性は顔を殴られ、脅されます。
手ひどい目に遭うために、債務者はジェレミーとサイをおそれ、警察にも駆け込みませんでした。

さてドーンとベックスが最初にされたのは、市場の店の破壊でした。
翌日、仕事場に行くと、商売道具がすべてめちゃめちゃに壊されていました。これでは仕事になりません。
文句をつけに行ったベックスの恋人・リアムは、サイとジェレミーに暴行を受けて入院しました。リアムはベックスに、この町を出ようと誘います。
しかし過去に一度ドーンを裏切って町を出たことがあるベックスは、もう二度とドーンを裏切りたくありませんでした。
その旨を告げると、リアムはひとりで町を出ていきます。

【転】- バッドローン(借りすぎた女たち)のあらすじ3

ベックスが家に帰ると、ジェレミーが「返済日だ」と言って待っていました。
借りてないとベックスは主張しますが、「短い間だが、貸した」とジェレミーが主張します。金を用意して持参した時間のことを、指しているものと思われます。
返済額として4000ポンドを要求されたベックスが拒否すると、かみそりで頬を切られました。思わず股間を殴ると返済額を5500ポンドに値上げされます。
ベックスとドーンは別々に金を要求されていました。
ドーンは5000ポンドを支払い、これでもう大丈夫だろうと言います。
しかし金の渡し方がよくありませんでした。
指示された箱に入れただけなので、「金が入っていなかった」と言われ、ジェレミーにさらに金を要求されます。

次の支払日。ドーンはベックスに電話をし、「喉の調子が悪い」と言って店番を頼みます。
気になったベックスは店を早めに片付けて、ドーンの家に見舞いに行きました。
ドーンは仮病でした。本当はその日、ドーンはジェレミーに身体を提供することで、借金を帳消しにしてもらおうとしていたのです。
しかしジェレミーは「借金は借金」と言い、返済額は変わりませんでした。
さらにドーンの母・リンダの職場と自宅の住所も知られていました。
行き詰まったドーンとベックスは口論になりますが、仲直りします。互いに無二の親友なのです。

ジェレミーは行為の動画を撮影していました。ドーンだけ顔が見えるように映した動画をアップロードし、嫌がらせをします。
ベックスにも借金の催促がきました。暴力を振るわれ、車のトランクに入れられたベックスは、「いざとなれば家とバイクを売れ」「借金を返すためなら何でもしろ。泥棒でもしてこい」と言われます。
沼地で顔をつけられたベックスは、このままだと命も危ないと思います。
いよいよまずいと考えたベックスとドーンは、一計を案じました。
そしてある計画を練ります。

返済日、ベックスがジェレミーを家に呼びました。金は用意したものの、数百ポンド足りないと言い、色仕掛けをして寝室に誘います。
ジェレミーは「サービスされても借金は借金」と言いつつも、まんざらでもない様子でした。

【結】- バッドローン(借りすぎた女たち)のあらすじ4

ベッドに押し倒したジェレミーにベックスが馬乗りになり、影に隠れたドーンがスタンガンで襲う予定です。
しかし襲う直前、ドーンの姿が鏡に映りました。ジェレミーにばれ、ドーンは突き飛ばされます。
首を絞められながらも、ドーンはスタンガンをジェレミーに押し当てました。
さらにベックスが階段まで逃げたジェレミーにスタンガンを押し当て、ジェレミーは階段を転がり落ちます。
ベックスが気絶したドーンの様子を見に行ったあいだに、階下のジェレミーがいなくなっていました。奥から出てきたジェレミーがベックスを襲います。
ベックスがスタンガンを持つ腕はジェレミーに噛まれました。しかしベックスは皿を投げつけ、熱いコーヒーをかぶせます。
馬乗りになってベックスの首を絞めるジェレミーを、背後からドーンが包丁で刺しました。ドーンはそのまま2階の洗面所に逃げ込み、施錠します。
ジェレミーが2階に追いかけてきて、扉越しに「リンダとイーサンにあいさつする」と脅します。
施錠を解いたドーンは洗面所のシンクを取り外し、ジェレミーの頭に落としました。
気絶から目覚めたベックスもやってきて、ナイフでジェレミーを殺します。

ジェレミーを殺害した2人は、遺体を黒いごみ袋に入れました。
帳簿を探し、見つかった金を奪うと車ごと燃やします…。

…後日。
金を奪い返したドーンとベックスは、念願通りカフェを開いていました。
一度修羅場を経験した女性2人に、怖いものはありません。
その日も若者男性3人が店に絡みに来ましたが、ドーンとベックスは撃退します。
その店の外、向かいの車道にはジェレミーの相棒・スキンヘッドのサイがいました。
まだ戦いは終わっていないと、ドーンとベックスは思います…。

(エンド後)粘土細工の映画風に。
サイを見た瞬間、ドーンとベックスは車道に走り出てサイに攻撃を始める。
歩道のフェンスを抜き、柵でグサグサと刺し、内臓をひきずり出した。
さらに頭を歩道の脇の段差に置き、女性2人で踏みつける。
女性2人は去っていった。残ったサイの遺体に、犬(劇中で犬が殺されるシーンがある)がおしっこをひっかける。復讐完了の模様。

みんなの感想

ライターの感想

国は違っても闇金ってあるんだなあと思った。お国柄は違えど、タチの悪さはいっしょ。
女性2人は借りてない。なのに「用意したんだから」と金の返済を求められる。
リベンジに至るまでが若干長すぎるのと、ジェレミーとサイの非情さを表現するために途中他の債務者をまぜこぜにするので、若干ややこしいところあり。
(あらすじに書けてないが、ジェレミーは家庭ではよき夫、よき父として描かれている。娘・クロエが同級生のグレイシーにいじめられていることで、両親に文句をつけるのだが、相手にされないシーンもあり)
ちょっと驚くのが「女性2人、脱ぐと意外とマッチョなんです」。特にベックスなんて、腹筋が割れてます。
被害者となる2人が「世間知らずの若い、かよわい女性2人」ならこのストーリーも納得なんだけど「ある程度年齢が上で世間智もあるはずの、しかも鍛えてる女性2人」がか弱い役をするので違和感あり。
エンド後にもちゃんと話があるので、お見逃しなく。

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