映画:パーフェクトセンス

「パーフェクトセンス」のネタバレあらすじと結末

パーフェクト・センスの紹介:世界中に謎の疫病が蔓延し、予防する手段も治療方法もわからぬまま、感染した人々は徐々に「五感」を失っていく・・・という物語で、疫病によるパンデミックよりも、ユアン・マクレガーとエヴァ・グリーン演じる主人公カップルが、疫病の蔓延した世界で生き抜いていく様を描いています。

あらすじ動画

パーフェクトセンスの主な出演者

マイケル(ユアン・マクレガー)、スーザン(エヴァ・グリーン)、ジェームズ(ユアン・ブレムナー)、スティーブン(スティーブン・ディレイン)

パーフェクトセンスのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- パーフェクトセンスのあらすじ1

パーフェクトセンスのシーン1 物語の舞台は、ロンドンのとある地域。ここ最近、世界的に謎の疫病が流行りだしていました。感染した者は、まず最初に激しく「嘆き悲しむ」という症状が出ます。自分の人生を振り返り、過去に犯した過ちを振り返り。生きる意味などないと、突如悲しみに暮れる。そして悲しみが収まった頃、感染者は「臭い」を全く感じなくなってしまうのでした。

疫病の研究所に勤める若き女性のスーザンは、自宅の近所にあるレストランで働いている料理人のマイケルと出会い、親密な関係になります。そして2人もやがて、疫病に感染します。疫病の原因、対処法を日々考えるスーザンと、料理人として致命的と言える嗅覚を失くしたマイケルは、お互いの仕事上で苦悩する日々の傍ら、愛を育んでいきます。

【承】- パーフェクトセンスのあらすじ2

パーフェクトセンスのシーン2 疫病はやがて世界中に蔓延し、町の音楽家は音を用いて「臭い」を思い出そうと試み、マイケルを始めとする料理人たちは失った匂いの代わりに、辛味などの強い料理を作って客足を引きとめようと試みます。
そして疫病は、「第二段階」を迎えます。人々は突如として恐怖を感じ、自分が恐怖を感じる「何か」に恐れおののきます。更に猛烈な飢えが襲い、目に入るものを手当たり次第に食べ尽くします。そんな症状が治まると、人々は今度は「味覚」を失ってしまうのでした。

匂いも味もわからないのに、わざわざ店に料理を食べに来るものはいないと、マイケルが勤めるレストランのオーナーは廃業を考えます。マイケルはそれを押しとどめ、嗅覚・味覚の代わりに「歯ざわりの感触」を楽しむ料理を開発。これが功を奏し、レストランは今まで通りに客で賑わいます。匂いも味も失いながら、人々は「これまでどおり」の毎日をなんとか維持していました。

【転】- パーフェクトセンスのあらすじ3

パーフェクトセンスのシーン3 マイケルも、隣に人がいると眠れない性質だったが、君となら大丈夫だとスーザンに告白。スーザンも、自分は子供が出来ない体質のため、前の恋人と別れたのだと秘密を打ち明けます。世界は日常を取り戻しつつあるかに見えましたが、ここで「破綻」が訪れます。疫病の第三段階、それは人々が「激しい怒り」を発症することから始まりました。

激怒にかられた人々は、身の周りの人々を罵倒し、殴りかかり。そして破壊行動にも出始めます。第三段階に進んだ人々が急増するにつれ、町は荒廃し、まだ発症していない者は表に出るのを避けるよう通達されます。発症前のスーザンはマイケルの家に身を寄せますが、ここでマイケルが第三段階へ。スーザンが子供を産めないことを口汚く罵り、物を投げつけるマイケルに恐れをなし、スーザンは逃げ出します。

【結】- パーフェクトセンスのあらすじ4

パーフェクトセンスのシーン2 そして人々の怒りが収まる頃、発症した者は「聴覚」を失います。何も聞こえなくなった世界で、自分がしたことを後悔するマイケル。「君の耳が、まだ聞こえるうちに」とスーザンに電話をかけますが、彼女は電話に出ません。やがて少しずつ、荒廃した町の復興が始まります。音のない世界で、もう一度「これまでの生活」を取り戻そうとする人々。スーザンも、再びマイケルの下へ戻ります。

世界がなんとか平静を取り戻そうとしていた時、疫病の第四段階が始まります。人々は、幸せな気持ちで満たされます。誰もが、生きていることへの感謝を感じます。そして、世界は暗闇に包まれます。人々は、「視覚」を失ったのでした。

みんなの感想

ライターの感想

物語上は、謎の疫病によるパンデミックを描くストーリーになっていますが、感染経路も予防の仕方も治癒の方法もわからず蔓延していく疫病を、主人公2人を中心とした「個人の目」から捉えた作品になっています。感覚としては、日本から伊勢谷友介さんや木村佳乃さんも出演した「ブラインドネス」に似ているでしょうか。疫病によるパニックや、それに対抗する手段を考える研究者の奮闘を描く映画にはなっていません。最後まで、疫病の正体も解決方法もわからないまま、映画は終わりを迎えます。

ドイツで5感を持った子供が生まれたということがニュースになるくらいですから、世界中の人々、人類のほぼ全員が「感染」してしまったと言えるでしょう。そんな中で、「日常」を維持しようと静かに行動する人々の姿は胸を打ちます。第三段階に入り、ヒロインが勤めていた細菌研究所も荒れはて、世界中が荒廃して「世紀末的」な展開になるのかなと思ったら、それでも「日常を再び取り戻そうと」しますからね、静かなタッチながらも、人間ってタフやなあと思ったりします。

最後に、人々が「幸せな気持ち」に包まれて、「闇が訪れる」というのは何か「世界の終わり」をも感じさせますが、タイトルの「パーフェクト・センス」から考えるに、それでも人々は生き続ける・・・というかすかな希望を表現しているのかもしれません。その判断は、映画を見る者に委ねられていると言っていいでしょう。徐々に繰り始めていく世界を特撮などを使わずに描き出した、なかなかセンス・オブ・ワンダーな作品でありました!

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