「パーフェクトルーム」のネタバレあらすじと結末の感想

パーフェクト・ルームの紹介:2014年製作のアメリカ映画。5人の友人同士で共有する秘密の部屋で見つかった死体をめぐる謎を描き、2008年にベルギーで大ヒットした「ロフト.」のハリウッドリメイク版。監督はオリジナル版を手がけたエリク・ヴァン・ローイ。新宿シネマカリテの特集企画『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016』にて上映。

予告動画

パーフェクトルームの主な出演者

ビンセント・スティーブンス(カール・アーバン)、クリス・バノヴェン(ジェームズ・マースデン)、ルーク・シーコード(ウェントワース・ミラー)、マーティ・ランドリー(エリック・ストーンストリート)、フィリップ・トラウナー(マティアス・スーナールツ)、サラ・ディーケンズ(イザベル・ルーカス)、アン・モリス(レイチェル・テイラー)、アリソン・バノヴェン(ローナ・ミトラ)、バーバラ・スティーブンス(ヴァレリー・クルス)、ミミ・ランドリー(カリ・ローシャ)、エリー・シーコード(エレイン・キャシディ)、ヴィッキー・フライ(マルガリータ・レヴィエヴァ)、ヒギンズ刑事(クリスティン・レーマン)、コハガン刑事(ロバート・ウィズダム)、ジョエル・コトキン(リック・ライツ)、ハイラム・フライ(グレアム・ベッケル)

パーフェクトルームのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①既婚者男性5人は浮気相手との情事のために、1つの部屋を購入することに。1年が経過した頃、その部屋に女性・サラの遺体が見つかる。 ②サラは本当は自殺で、仲間の大事な女性とことごとく浮気していたビンセントを懲らしめるための、残り4人の罠…に見せかけて、本当はサラを好きだったルークの単独犯。露見したルークは自殺。

【起】- パーフェクトルームのあらすじ1

(映画は少し時系列を変えていますが、分かりやすいように並び変えます)
ある日、ある高級マンションの一室(ロフト)で女性の遺体が発見されました。そのマンションの一室の鍵を持っているのは5人の男性です。
殺人事件としてヒギンズ刑事とコハガン刑事は早速聴取を開始します…。
アメリカ、ある都会の街。
社会的にもそこそこ成功している5人の男性がいました。いずれも既婚者で家庭を持っています。
最後の独身者だったフィリップが婚約者・ビッキーと結婚することになりました。その婚約パーティーの席上で5人の男は再会します。
ビッキーの父ハイラム・フライは不動産王でした。なのでフィリップは逆玉の輿に乗るわけです。
・ビンセント・スティーブンス…建築士をする男性。妻はバーバラ。
・ルーク・シーコード…眼鏡をかけた男性。妻はエリーという名で、糖尿病を患っている。
・クリス・バノヴェン…精神科医の細面男性。フィリップと異父兄弟(兄にあたる)。妻はアリソン。
・マーティ・ランドリー…太っちょのひげ男性。妻はミミ。メンバーの中では一番女好き。
・フィリップ・トラウナー…ひげ面男性。妻・ビッキーの家が資産家なので頭が上がらない。クリスの弟。
パーティーの席上で、ビンセントが話を持ちかけたのがきっかけでした。高級マンションの一室を、5人で共有しようという話です。
浮気をするとホテルのクレジットカード請求などで足がつきやすいことを指摘し、ホテル代のことを考えると皆で部屋を購入したほうが安上がりだし、いずれ投資の対象にもなると、ビンセントは言います。その部屋はビンセントがデザインを手がけたものでした。
マーティとフィリップは当初から乗り気だったのに対し、渋い顔をしたのはルークとクリスでした。2人とも浮気をするつもりも予定もないからです。
しかしそのパーティーの席上で、クリスはある女性にひとめぼれをしました。アン・モリスという女性で、コトキン市議会議員の個人秘書です。
アンといいムードに発展しそうな感触を得たクリスは、ビンセントの提案を受けました。なし崩しにルークも話に加わることにします。
ビンセントは鍵を5本用意しました。合鍵は作らず、それを皆に渡します。部屋には防犯センサーをつけており、関係者以外は入れないようにしました。
5人の男性は、自分が部屋を使う時には互いにメールで連絡を入れることを約束しました。

【承】- パーフェクトルームのあらすじ2

…1年後。
ビンセントは順調に(?)浮気をしていました。ほかの男たちも、それぞれ部屋を使っています。
クリスはアン・モリスと密会を重ねるうちに本気になり、今では妻との離婚も考えていました。ところがその気持ちを話すと、アンは引け腰になります。
アンは「自分は浮気相手のひとりだろう」とクリスに言います。浮気相手との情事の場所としてこの部屋を借りているのだろうと指摘しますが、クリスはアンに誓いを立てる意味で鍵を渡すとまで言いました。
しかしアンは「私は汚れている、売春婦よ」と言い、以後クリスと会わなくなりました。
出会いの時から「コトキン市議会議員の個人秘書(つまり愛人)」と言われていたものの、失恋したクリスは落胆します。
さて、今回一室で発見された遺体は、サラ・ディーケンズという女性です。この女性はビンセントの浮気相手でした。
サラとビンセントが出会ったのは、カリフォルニア州サンディエゴでです。その場にはマーティもおり、マーティはそのパーティでディナという女性と、早速すぐに浮気をしていました。
そういうわけでマーティはサラと面識がありました。
遺体を最初に発見したのはルークです。ルークから皆に電話が入り、部屋に集まりました。
サラは裸でベッドにうつぶせになり、右手には手錠が嵌められてベッドに繋がっており、左手がナイフで切られていました。
自殺に見えなくもありません。窓も玄関も鍵がかかっており、防犯センサーは切られていました。つまり、誰かが鍵を使って部屋に入ったということです。
枕をどかすと枕元のベッドの壁に血文字で『ファトゥム・ノス・ユンゲビット(FATUM NOS IUNGEBIT)』というラテン語が書かれていました。『運命が我々を結びつける』という意味ですが、文法的には正しくなく、本来はユンゲビットではなくユンゲットと記す方が正しい文法です。
5人は刑事に別々に事情聴取を受けます。
サラとビンセントの関係は最初は順調でしたが、ビンセントは多数の女性と浮気をしたがっており、そろそろ破局に向かい始めた頃でした。
サラの方はビンセントと別れたくなく、ルークはその相談に乗っていました。
不思議なことがさらにあります。遺体を発見して5人が集まった時、部屋が売りに出されたということで、不動産業者の訪問がありました。
5人は否定して部屋に入れませんでしたが、サラの名で部屋が売りに出されていました。

【転】- パーフェクトルームのあらすじ3

ビンセントは他の4人のメンバーに対し、前夜に確かにサラと会っていたと告白します。本当は部屋を使う時には事前に他の者に言わねばならないので、ルール違反にあたりますが、この際あまり問題にしないことにします。
ビンセントは前の夜、サラに別れを告げたことを認めました。そして彼女を残したまま、部屋を去ったことを告げます。
とりあえず殺人の謎はおいておいて、遺体を始末しようという話になりました。その際に手錠がかかっていることで、ビンセントがフィリップの仕業ではないかと言い、フィリップが激怒します。
フィリップがクスリをきめて手錠で拘束するプレイが好きなことを、ビンセントは知っていました。フィリップは否定します。
部屋にカメラが仕掛けられていました。隠しカメラで情事を録画していたのは、ルークでした。
そして5人とも鍵を貰ってから1年の間に、変化があります。フィリップは結婚してからも浮気癖がおさまらないことで、義父ハイラム・フライに愛想をつかされて、離縁間際でした。
マーティも浮気がばれ、ミミと別居の危機を迎えていました。ビンセントの説得でミミは離婚を思いとどまっていました。
クリスは先のアンを本気で愛するようになっていましたが、別れを切り出されていました。ビンセントも浮気相手のサラに、妻に言うと脅されています。ルークは情事を録画して、見るのに喜びを見出していました。
…実は…。
ルークがビンセント以外の3人・クリスとマーティとフィリップを呼び出していました。そして3人に録画したDVDを見せます。
そこには、ビンセントの浮気の一部始終が映っていました。クリスが本気の相手・アン、マーティの妻・ミミ、フィリップの大事な妹・ゾーイと、ビンセントは関係を持っていました。
アンは、クリスを仲間に引き入れるために、ビンセントが金を渡して誘惑するよう仕向けていました。しかし実はアンの方も本気になってしまったので、それでつらくて先の別れを切り出したのです。
別れ際に「売春婦よ」と言っていたのは、ビンセントから金をもらってクリスと寝ていたからでした。
ベッドには、睡眠薬を服用して自殺したとみられるサラの死体がありました。そこには『来世で会いましょう』というメッセージカードが残されていました。
大事な相手を寝盗られた3人はビンセントを罠にはめようと考え、自殺した遺体を他殺に見せかけようと工作します。

【結】- パーフェクトルームのあらすじ4

メッセージカードはクリスが背広のポケットに入れ、隠しました。フィリップはサラに手錠をはめて容易に遺体を処分できないようにし、さらに枕元に血文字を書いたのです。
そして現れたビンセントに睡眠薬を盛り、サラと一緒に手錠をはめて偽装工作をしました。
ビンセントは逮捕されます。
ところが…聴取を受けて過去を振り返りながら、クリスは何かがおかしいのではないかと思い始めました。自分の背広の内ポケットにメッセージカードがないことで、違和感はより募ります。
試しに聴取の刑事に聞くと、サラが睡眠薬で死んだわけではないことが分かります。
クリスはある確信を持って、ルークと2人で部屋に行きました。
そしてそこで、ルークにクリスは話をします。訪問した不動産会社に電話して、誰からの依頼だったかと聞くと、それはルークでした。
さらに、遺書のメッセージカードの筆跡もルークで、それが露見するとまずいので、クリスの背広の内ポケットから抜いたのです。
真犯人はルークでした。
ルークは浮気もせず、情事の盗撮くらいが趣味でしたが、ビンセントの浮気相手のサラを好きになってしまったのです。
そこでサラとビンセントが別れそうになった時、ルークは相談に乗りながらサラを口説いていたのですが、サラの方には全くその気がありませんでした。
落胆したルークは憎さあまってサラに睡眠薬を飲ませ、眠ったところに多量のインシュリン注射を投薬しました。ルークは糖尿病患者の妻・エリーのために、インシュリン注射を持っています。
ところが皮肉なことに、実はインシュリンを投薬されてもサラは生きていました。サラが本当に死んだのは、偽装工作のためにフィリップがサラの手首を切った時でした。偽装工作さえしなければ、サラは生きていた可能性もあります。
真相を突き止められたルークは、高層マンションのベランダから身を投げて自殺しました。
…半年後。
事件は暴かれ、ビンセントは釈放されました。フィリップは過失致死で裁判待ちで、マーティはミミと復縁に成功しています。
部屋は現在、ビンセントが独りで住んでいました。ビンセントはどうやら離婚したようです。
クリスも離婚していました。
ある日、クリスはアンと再会します。アンは議員と別れて仕事も辞めていました。
アンにお茶に誘われたクリスは、微笑みます(元々アンはビンセントに頼まれてクリスと関係を持ったことを後ろめたく思い、それがきっかけで別れを決意したくらいなので、復縁の可能性高し)。

みんなの感想

ライターの感想

途中まで時系列がぐちゃぐちゃ、ルークの投身自殺のシーンから幕を開けるのだが、そこへ辿り着くまでの長いことよ(冒頭だけではルークと判りづらくなっている)。
けっこう面白いとは思ったんだけど、痴情のもつればかりに終始していて、ややうんざり。
男が5人もいるんだから(女はもっといるんだな…)、1人くらい変化球投げてほしかった。
たとえば…実はルークはゲイ(またはバイ)で、いちおうエリーと結婚してはいるんだけど、本当のところはビンセントのことが好きで好きでしょうがない。
そのビンセントが女と浮気しまくってて、自分に振りむいてくれない…これだったら最高に面白いのになあ。
どんでん返しが2回あるパターン。スリリングな展開は文句なしに面白い。

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