映画:ヒッチハイクキラー

「ヒッチハイクキラー」のネタバレあらすじと結末

ヒッチハイク・キラーの紹介:フランスを旅する青年が、旅の途中で出会った若い女性と共にヒッチハイクを始めるが、この地方ではヒッチハイカーによる連続殺人が起きており、青年と女性はその恐怖を身を持って体験することになるという物語。1985年製作の傑作ホラー「ゾンバイオ/死霊のしたたり」でヒロインを務め、80年代ホラーファンのミューズ的存在となっているバーバラ・クランプトンが出演している。

あらすじ動画

ヒッチハイクキラーの主な出演者

ジャック(アンドリュー・シンプソン)、ベロニク(ジョゼフィーヌ・ドゥ・ラ・ボーム)、グリザード(フレデリック・ピエロ)、メアリー(バーバラ・クランプトン)

ヒッチハイクキラーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ヒッチハイクキラーのあらすじ1

ヒッチハイクキラーのシーン1 イギリスに住む青年・ジャックは、南フランスでの旅行を終え、母国へ戻る船に乗るため、港までのヒッチハイクをしていました。しかし、車は通り過ぎるばかりで、全く止まってくれません。実はこの地方でヒッチハイカーに絡んだ殺人事件が多発しており、ヒッチハイカーを乗せないようにという注意喚起がされていたのです。ジャックは諦めて、最寄の港への道をトボトボと歩き始めますが、途中で車の中で言い争いをしている男女を見つけます。男の方が女性に暴力を振るおうとしていたので、ジャックは見かねて女性を助けました。男の方は、捨てゼリフを吐いて去っていきました。

ジャックはベロニクというこの女性も同じくヒッチハイクをしていると知り、フランス語が得意ではないジャックと、英語が少しはわかるベロニクは、次第に意気投合し、2人合同でヒッチハイクを始めます。そしてやっと1台の車が止まり、中年の男が運転するその車にジャックは乗ろうとしますが、ベロニクは何か警戒しているようでした。ジャックは、ベロニクが噂になっている殺人連続が怖いのだろうと考え、自分も一緒だからと車に乗り込みます。

【承】- ヒッチハイクキラーのあらすじ2

ヒッチハイクキラーのシーン2 グリザードという中年男は、悪い男ではなさそうですがどこか神経質そうでもあり、車のラジオをつけて音楽を聞こうとするジャックを諌め、「この静けさがいいんだ、車の走る音が聞こえる好きなんだ」と言ったりします。そして男は、イギリス行きの船が船員のストで欠航中だとジャックに知らせます。どうしようかと迷うジャックに、グリザードは良かったら今晩は自分の家に泊まらないか、家内の作る料理をご馳走しようと誘います。ジャックはグリザードの誘いを受けるつもりでしたが、ベロニクはまだ警戒しているようでした。

グリザードの家に着き、奥様のメアリーもジャックとベロニクを歓迎してくれます。メアリーがジャックの使う部屋を案内し、部屋の中で2人きりになると、メアリーは何か意味ありげな目つきでジャックを見つめます。そして「メアリーと呼んで」と、ジャックに抱きついてくるのでした。

夕食の時間になり、皆はテーブルにつきますが、ジャックはメインの肉料理に手をつけません。どうしたのかとグリザードが問うと、ジャックは実はベリタリアンで、気を使わせては悪いと料理を作る前に言い出せなかったのです。気まずくなってしまった場をなんとかしようと、ジャックは4人共通の話題と思える連続殺人の話をしますが、それをきっかけにグリザードとメアリーの態度が何かおかしくなります。やがてメアリーは「その話はやめて」と席を立ってしまうのでした。

【転】- ヒッチハイクキラーのあらすじ3

ヒッチハイクキラーのシーン3 ジャックは何か違和感を感じながらも、グリザード夫妻はお世話になった「いい人」だと思っていましたが、ベロニクは「あの男の私を見る視線が気になる」と、早くこの家を出たいと訴えます。ジャックは今夜はもう遅いし、明日早く出ようとベロニクをなだめます。そして「いつか私もイギリスに行ってみたい」と言うベロニクに、「じゃあこれから一緒に行こうよ」とジャックは誘い、ベロニクもそれを受け入れるのでした。

夜になり、部屋に入ろうとするジャックに、メアリーは「鍵をしっかりかけて」と念を押します。ジャックは言われた通りに鍵をかけ就寝しますが、深夜になり、気が付くとベロニクがベッドの中へ入って来ていました。2人はそのままベッドで愛し合います。その2人の部屋から漏れる声を、メアリーは耳をすまして自室で聞いていました。

翌朝ジャックが目覚めると、ベロニクの姿が消えていました。ベロニクの使っていた部屋にも姿がなく、ジャックが家の中を探していると、グリザードが「彼女は朝早く出て行った」と告げます。そんなはずはないと驚くジャックに、グリザードはベロニクが書いたという置手紙を見せます。仕方なくジャックは、1人でグリザードの家を後にします。

港まで歩こうと考えていたジャックでしたが、もう一度置手紙を確認してみます。そこに書かれていた文字は、昨日ジャックが見たベロニクの字とは違う筆跡でした。彼女はまだグリザードの家にいるに違いないと考えるジャックの、その背後から何者かが忍び寄り、首筋に注射針を刺します。ジャックはそのまま気を失ってしまうのでした。

意識を取り戻したジャックは、どこかの納屋のようなところへ拉致され、さるぐつわをされイスに縛りつけられていました。そこへ見知らぬ男が入って来てジャックに話しかけてきますが、フランス語しか話さずジャックには理解出来ません。この男が例の連続殺人犯に違いないと、ジャックは隙を見て両手を留めていたテープを切り、逃げ出します。

【結】- ヒッチハイクキラーのあらすじ4

ヒッチハイクキラーのシーン2 グリザードの家に戻ったジャックは、夫妻が言い争いをしながら家を出て行く姿を目撃します。夫妻が去ったあと、ジャックは屋敷に乗り込み、縛られ監禁されていたベロニクを見つけます。そこへグリザード夫妻が戻って来たため、ジャックは屋敷にあった猟銃を持ち出しベロニクと逃げ出します。

グリザード家にあった車に乗り逃走したジャックとベロニクでしたが、グリザード夫妻はもう一台の車で追ってきます。後ろから追突してくるグリザードをジャックはなんとか振り切ろうとしますが、車の調子が悪くなり、コントロール出来ず横転してしまいます。

ベロニクが横転でケガを負ったジャックを助け、2人は広い納屋に逃げ込みます。そこにジャックを捕まえた男が現れ、ベロニクが猟銃を構えて立ち向かいます。後ずさりした男は足を滑らせ、床から突き出ていたパイプに胸を貫かれてしまいます。ベロニクは「苦しい、助けてくれ」と言うその男にナイフを突き立て、とどめを刺すのでした。

やがてグリザード夫妻も、納屋へとやって来ます。猟銃を構え直すベロニクに、夫妻は「まだ殺すのか」と問いかけます。実はベロニクはグリザード夫妻の娘であり、そしてヒッチハイク連続殺人の犯人だったのです。夫妻はベロニクが殺した人々の死体を始末し、精神的に不安定なベロニクの行動を制限していたのですが、逃げ出したところでジャックと出会ったのでした。グリザードがニセの置手紙を見せてジャックを1人で旅出させたのは、ジャックをベロニカから守るためだったのです。

そうとは知らないジャックは、夫妻がベロニクを「追い詰めようとしている」と考え、猟銃を奪って夫妻を脅します。夫妻とベロニクがしていた会話はフランス語で、ジャックにはその内容がわからなかったのです。「話を聞いてくれ」と改めて英語で言うグリザードに、「黙れ!」とジャックは言い放ち、ベロニクを連れてグリザードが乗っていた車に乗り込みます。両親の拘束から解き放たれたベロニクは、ジャックと共に「新天地」を目指すのでした。

みんなの感想

ライターの感想

タイトルとジャケからして、連続殺人鬼が若者たちを殺しまくる、「13日の金曜日」のようなスラッシャー映画かな?と想像していたのですが、意外にサスペンスチックな内容でした。冒頭で死体を地中に埋める謎の人物が描かれ、その直後にヒッチハイクをするジャック君が映し出されるので、最初はこのジャック君が殺人鬼なのかと思わせます。
なにも「ハイカーを乗せるな」って看板の目の前でヒッチハイクしなくてもと思うのですが、これはジャック君がフランス語がわからないからなんでしょうね。この、フランス語がわからないイギリス人青年が主役という設定が、物語上で生きています。登場人物たちの会話の半分くらいは、ジャック君にはわからないんですよね。
で、この後同じくヒッチハイクをしているというベロニカ、そして2人を拾うグリザードとその奥さんが登場し、さあ果たして「犯人は誰?」という展開になっていきます。一応主人公であるジャック君は、恋人にフラれてイギリスへ帰るところだと言いますが、これもウソかもしれないですしね、最初に男とケンカしてたベロニクも怪しいといえば怪しい、もちろん一番怪しいのはグリザード夫妻ですが、これもミスリードな可能性がありますし、思わせぶりな筋書きはなかなか楽しませてくれます。
しかし後半、謎の農夫が出てくるとこで「?」ってなっちゃうんですよね、結局この人はグリザードの知り合いか親戚で、ベロニクのことも知ってたってことなんでしょうけどね。可愛い女の子に騙されると痛い目に合うよ、ってジャックにお灸を据えるつもりで脅かしてたのかなあ。
でもそうすると、路上でジャックが誰かに薬を打たれて気を失い、それを農夫が拾ったっていうのが説明つかないんですよね、好意的に判断すれば、ベロニクがジャックを殺すつもりで注射したとこにグリザードが現れ、ジャックを殺す前にベロニクを連れ帰った。そこで倒れたままのジャックの世話を農夫に任せた・・・って考えることも出来ますが、そういうことなのかしらと悩んでしまう時点で、物語の語り方として詰めが甘いってことになりますからね。
ベロニク役の女優さんの脱ぎっぷりは素敵ですし、バーバラ・フランプトンさんの年を重ねて尚!という艶かしさは嬉しかったですが、どんでん返し系のサスペンスドラマとしては、雰囲気は悪くないけど、惜しい!という印象だったかな・・・?

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