「ヒマラヤ杉に降る雪」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

【結】– ヒマラヤ杉に降る雪のあらすじ4

ヒマラヤ杉に降る雪のシーン4

画像引用元:YouTube / ヒマラヤ杉に降る雪トレーラー映像

保安官はハツエから証言を引き出すと、隠していたことを指摘して「あなたの言うことは信じられない」と言います。

ハツエが窮地に立たされる様子を、傍聴席でイシュマエルはじっと見つめます。

その日の裁判の帰り、イシュマエルは雪のなかに立ち往生したハツエの車を見つけて乗せます。ハツエはイシュマエルの父親が公平な目を持っていたことを話し、「お父様ならきっと記事にしていたはず」と言いました。イシュマエルもそう思うので、切ない気持ちです。

イシュマエルの父親は曇りなき目で物事を見ており、どの立場の者からも愛されていました。父・アーサーの葬儀では、母が日系人らにお悔やみとお礼を述べられていました。

母親の家に立ち寄ったイシュマエルは、昔のアルバムを見ながらハツエのことを思い出します。

…イシュマエルとハツエは戦局が厳しくなってからも、手紙をやりとりしていました。両者の親に交際が露見します。ハツエの母は反対しますが、それよりも前にハツエはイシュマエルと別れる決断をしていました。

ハツエはイシュマエルに別れの手紙を送ります。「あなたを愛し、同時に愛していなかった」という別れの手紙を戦地で読んだイシュマエルは、大きな衝撃を受けます。

直後、戦地で負傷したイシュマエルは、左腕を切断することになりました。恋人との別れと大けがを経験したイシュマエルは、絶望します…。

証言台に被告のカズオが立ちます。なぜ事件の日にカールと会ったことを保安官に言わなかったのかと、カズオは責められました。カズオは事件の日のことを思い出します。

…カールの船のバッテリーが壊れたと知り、カズオはサイズが違う自分の船のバッテリーを貸しました。サイズが合わないので鉤竿で無理に押し込めようとしていて、カールは右手をケガしました。(血はこのときに付着した)

船のなかでカールはカズオに感謝し、1200ドルで土地を譲ることを約束して握手していました…。

弁護士のガドマンドソンは陪審員たちに「人間性の名において偏見にとらわれることなく、陪審員としての裁きを下してくれ」と声をかけました。

その日の裁判は終わり、次回いよいよ裁決が下ります。

イシュマエルは決断すると、その日ハツエの家を訪問して「灯台の記録によるとカールの死亡時刻と同じ頃、チリの貨物船が海峡を通過した」「法廷に提出すべき書類だ」と教えました。

ハツエの報告を受けて、警察と検察が急いで事実確認に回ります。イシュマエルもその場に同行し、結果マスト部分にカールの血痕が見つかり、マストのカンテラが取れていたことも確認されました。船舷の飾りにカールが頭をぶつけた決定的証拠(付着した髪の毛)も出てきます。

…(真相)カズオと別れたカールは、カンテラをつけ直そうとマストに登りました。(映画冒頭のシーン)火のついたカンテラと交換しようとしていたときに大型貨物船が横を通過し、バランスを崩したカールはマストから落ちて船舷に頭をぶつけて海に落ち、そのまま溺死したのです。

カズオが殺害したわけではなく、事故でした…。

翌日、フィールディング判事は法廷で陪審員たちに「新しい証拠の提出があって、陪審員の任を解く」と言います。日系人たちはハツエから話を聞いていたようで、傍聴席のイシュマエルを見て深くお辞儀をします。

判事はその場で、「被告人は無罪とみなす」と言い渡しました。法廷はどよめきます。

夫のカズオのもとにいるハツエを見て、イシュマエルは足早にその場を去りました。イシュマエルを追いかけてきたハツエは、「抱いてもいい?」と聞いてイシュマエルをハグします。

ハツエは笑顔を見せると、カズオのもとへ戻っていきました。

見た弁護士・ガドマンドソンは、その様子を見てから歩いて帰宅します…。

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