映画:ファニーゲーム

「ファニーゲーム」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(3件)

ファニーゲームの紹介:1997年製作のオーストリア映画。カンヌ国際映画祭で3冠に輝き、世界的に注目される鬼才ミヒャエル・ハネケの97年作。幸福な家族を襲う理不尽な惨劇を通して、人間の暴力性を生々しく突きつける衝撃作。

あらすじ動画

ファニーゲームの主な出演者

アナ(スザンヌ・ロタール)、ゲオルク(ウルリッヒ・ミューエ)、パウル(アルノ・フリッシュ)、ペーター(フランク・ギーリング)、スコルスキ(ステファン・クラプチンスキー)、ゲルダ(ドリス・カンストマン)、フレッド(クリストフ・バンツザー)、ロバート(ウォルフギャング・グルック)、エファ(モニカ・ザリンガー)

ファニーゲームのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①オーストリアの別荘へきたアナ、ゲオルク、ショルシ。隣家ベリンガーに見知らぬ若者2人が同行するのを見る。その若者のひとり、ペーターがアナに卵を4つ分けてもらいにきた。もう1人の若者パウルも来る。彼らは丁寧で礼儀正しいが、妙に図々しく、アナたちは捕らわれの身に。 ②パウルとペーターはゲーム感覚で人を殺す若者たちで、動機や恨みなどない。アナたちは理由もなく殺され、パウルたちは次のターゲット、ゲルダ夫妻のところへ卵を分けてくれと言って訪ねる。

【起】– ファニーゲームのあらすじ1

オーストリア、現在、夏。

夏季休暇を利用して、アナとゲオルク・ショーバー夫妻は、ひとり息子のゲオルク、通称:ショルシを連れて別荘へ行きます。

(注:父と息子は同じ名前。若者たちは区別しやすいよう、少年を「ショルシ」と呼ぶため、以後、息子の方は「ショルシ」記載で統一させていただく)

行きの車中、アナとゲオルクは交替で、クラシックの曲名、作曲家を当てるゲームをしていました。

ジャーマン・シェパードの飼い犬・ロルフィも連れており、車はヨットを牽引しています。

アナたちは幸福な一家でした。

アナたち一家は、馴染みの隣家宅に、ベリンガー一家を見かけます。

アナは「あとで船を降ろすのを手伝って」と声をかけますが、ベリンガー家の母親・エファはろくに答えず、父親・フレッドが生返事をしました。

彼らの横に、見知らぬ少年が2人立っています。

いつもと違ってエファとフレッドの態度が悪いと、アナは怒りました。

その時のアナたちは、少年たちの存在をさほど深刻に捉えませんでした。

ベリンガー家の甥だろうと噂します。

アナたちの別荘は、高級な別荘でした。リモコンの自動開門で車を乗り入れます。

別荘に入るとすぐアナは夫・ゲオルクに、発電機を入れてくれと頼みました。食料を冷蔵庫に入れないと、傷むからです。

ベリンガー家の父・フレッドが白い服の少年と一緒にいるのを見たゲオルクは、声をかけます。

フレッドの態度はぎくしゃくしたままですが、少年は「パウル」と率先して自己紹介しました。

少年は礼儀正しく、丁寧な口調です。

犬のロルフィは別荘に着いてから、やたら吠えていました…。

(これが不穏な前兆を示唆している)

・アナ…ショーバー家の妻。若者らによって、不条理な目に遭わされる。

・ゲオルク…ショーバー家の夫。何が悪いわけでもないのだが、目をつけられた。

・ショルシ…ショーバー家の息子。本名はゲオルク。まだ幼い、7~8歳くらい。

・パウル…白い服に黒髪の少年。どちらかというと主導権を握っている。

・ペーター…白い服に黒い(紺色)ズボン。茶髪の少年。少しだけぽっちゃりしていて、パウルに「デブ」と呼ばれており、その表現を嫌っている。2人のあいだでの「トムとジェリー」の呼び方では、ペーターがトムで、パウルがジェリー役。

(パウルもペーターも、基本的にずっと白い軍手を着用している。それが不気味さを増す効果を出している)

アナは家に残り、食料を冷蔵庫に入れます。

まだ充分冷えていない冷蔵庫に文句をつけ、友人女性に「肉をたくさん解凍しちゃったから、食べにきてよ」と携帯電話で誘っていました。

来る時には電話を入れてと言ってから、電話を切ります。

そこへ若者のひとりが現れると、「ベリンガー夫人から、卵をもらってきてくれと言われた」と言い、卵4つを欲しがりました。

若者・ペーターは手で持ったまま移動できると言います。

アナは4つの卵を渡しますが、男は軍手をはめた手で受け取ると、玄関で落として割りました。

音を聞きつけたアナは、玄関に落として割れた卵の後始末をします。

ペーターは丁寧に謝罪しますが、後始末の手伝いはしませんでした。見下ろしているだけです。

ペーターがさらに卵を4つ要求するので、アナはイライラしながら、新聞紙で何重にもくるみ、渡します。

アナがそれを用意する間に、ペーターの手がすべって、アナが先ほどまで使用していた携帯電話が、流しに水没しました。

ペーターはまた謝罪しますが、アナはイライラします。

…この若者たち、パウルとペーターは、名状しがたいのですが「異質」なのです。

しかしなぜ異質なのかというのが、説明しづらい存在でした。

身なりも姿勢もよく、折り目正しい態度を取りますが、彼らの感情が読み取れないところがありました。

妙ななれなれしさ…ずうずうしさ、と表現した方がいいでしょうか…そういったものが彼らにはあり、丁寧な応対ではあるものの、人の神経を逆なでするところがあります…。

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