「ファントム開戦前夜」のネタバレあらすじと結末の感想

ファントム/開戦前夜の紹介:2013年公開のアメリカ映画。冷戦時、消息を絶った核弾頭搭載潜水艦をめぐり、アメリカとソ連が諜報戦を繰り広げた史実を題材に描いている。世界を破滅に導く最終兵器ファントムが登場し、エド・ハリス、ウィリアム・フィクナー、デイヴィッド・ドゥカヴニーら豪華キャストで贈る作品。

予告動画

ファントム開戦前夜の主な出演者

デミトリー・ズボフ(エド・ハリス)、ブルニー(デイヴィッド・ドゥカヴニー)、アレックス・コズロフ(ウィリアム・フィクナー)、マルコフ(ランス・ヘンリクセン)、パヴロフ(ジョナサン・シェック)、セマク軍医(ジェイソン・ベギー)、ソフィ(ダグマーラ・ドミンスク)、ティルトフ(ショーン・パトリック・フラナリー)、サーシャ(ジェイソン・グレイ=スタンフォード)

ファントム開戦前夜のネタバレあらすじ

【起】- ファントム開戦前夜のあらすじ1

キューバ危機では米ソの核戦争は回避されましたが、68年5月にソ連の各搭載潜水艦が消えた時、世界は核戦争突入の危機に陥ります。K・シーウェル戦史家。
ルイバチー原潜基地、ソビエト連邦。熟練の艦長、デミトリー・ズボフが航海から帰ってきます。退役扱いとなる彼でしたが、最後の航海を頼まれます。
指揮するのは、潜水艦K-129です。艦はこの航海が終われば、中国海軍で第二の人生を予定しています。冷酷な海軍は、金にすることを考えたのです。
3ヶ月の休暇を言い渡され、デミトリーの部下たちは酒で乾杯しています。しかし、今回の航海で3週間の休暇となってしまいます。結婚式を挙げる者、家族に別れを告げる者がいます。
K-129の航海では、考古学者が必要です。旧型・ノベンバー型は貴重な経験となることから、バベノットは今回の航海を志願しました。
KGB急進派のブルニーは、特殊開発部の技術者と乗船することになります。彼は再会できたと述べてきて、何のことかとデミトリーは不思議に思います。
全員持ち場につき、武器は定位置、ミサイルの安全確認を行って、最後の航海に向かいます。深度50メートルで渡航します。
デミトリーが一室を調べに行くと、犬が飛び出てくる幻覚に襲われて驚きます。ブルニーから、この場所は許可なく入れないと注意されます。この場所から発せられる装置の音で、ソナーに探知される恐れがあり、デミトリーは困ると伝えます。
副長のアレックスは、艦長に書類について話し合います。バベノット以外、補充兵の個人情報がまったくないのです。書類の辻褄合わせに殺されることもあると、乗組員には伏せておきます。
副長は、技術者は「オズナ」の者かもしれないと考えます。KGB急進派で忠誠心が強く、暗殺のプロと言われている連中です。
デミトリーは、部下を関わらせたくないことから、万が一の備えて訓練をすることを提案します。するとソナーに反応があり、このままではアメリカ軍に知られてしまうかもしれません。
音響弾を発射し、ソナーで探知不能にします。これで大丈夫かと思いますが、変温層での乱反射音で、まぐれで探知可能になるかもしれません。ここからは騙し合いの勝負です。

【承】- ファントム開戦前夜のあらすじ2

デミトリーの父・ニコライは、潜水艦戦の本を出した英雄でした。ドイツ軍との戦いで名声をあげた人物です。
さて、デミトリーは訓練を開始することにします。浸水を想定し、換気の準備を行い、潜水艦内部はごった返します。
何の騒ぎかとブルニーが現れ、秘密装置の実験をしろとの命令から、訓練の中止を指示してきます。すると海上に商船らしき反応が現れます。
ブルニーは船の下につけろと命令してきますが、危険だと感じるデミトリーは様子を見ることにします。どうやらパナマ船のタンカーであることが分かります。
位置が知られるため危険ですが、ブルニーは船の直下につけろと命令を止めません。近づくことにしますが、極秘の装置が何か言えと副長は突っかかります。
パナマ船のスクリューにぶつかり、艦は大きく揺れます。やるだけはやったと、デミトリーはディーゼル始動を命令します。
政治将校のパブロフと自室で話してると、デミトリーは以前の事故による脳の損傷のせいで、フラッシュバックを起こします。痙攣を起こして、妻に謝罪をする彼を軍医が抑えます。
デミトリーが復帰する6時間、副長が艦の指揮をとります。隠し続ければ兵卒に格下げされるぞと脅されますが、副長は屈しませんでした。
距離3000で反応が起こり、無音航行に入ります。ブルニーは準備ができているから信じろと、エンジンの始動を要求します。エンジンは位置を知られる可能性があり危険なのです。
ディーゼルを始動することにして、ブルニーは偽装装置「ファントム」を起動させます。気づかれたと思って、乗組員は実践配置を取ります。
発射管を準備すると、後方にアメリカ原潜が来ます。しかし、気づかれずに通り過ぎます。ブルニーはタンカーの音だと思わせたと語ります。
あらゆる船の音を出すことができ、ファントムは幻になれる装置なのです。ソナーから見えなくなり、アメリカはお手上げとなります。
ブルニーを信用できないデミトリーは、彼を口が達者と罵ります。彼は食事終わりに去り、デミトリーと仲間たちは艦隊に報告すべきか相談します。実験が成功し、核弾頭の発射キーを使うかもと懸念します。
デミトリーが艦隊に報告しようとすると、ブルニーは止めに入ります。乗組員に家族まで苦境に陥るかと脅し、軍法会議にもかけると言ってきます。
ブルニーは銃を向けながら、デミトリーの過去を話し始めます。36名の負傷者を出し、6名が犠牲となった、彼が起こした事故です。
退任だけは免れ、その理由は家計と影響力、当直士官や軍医、政治将校の買収です。自殺にも失敗し、兵学校を最低点で卒業を自慢していました。

【転】- ファントム開戦前夜のあらすじ3

デミトリーたちは一室に閉じ込められます。敵を倒すためには、予期せぬ戦法を用いて、戦わなければなりません。デミトリーは過去の事故について話し始めます。
ニコライや党は、デミトリーに大いに期待をしました。期待に応えなければと必死な状態で、マルコフと攻撃の準備をしていました。
マルコフの後ろに、デミトリーの艦がついていました。突然後退してきて、デミトリーは衝突で脳を損傷します。
気づけば艦は火事となっていて、乗員が消火活動を行っていました。脱出を拒否した乗組員を仕方なく発射室に閉じ込めます。
結局彼らは開いて海水を入れ、焼死より溺死を選びます。指揮官はニコライが恥をかくのを恐れます。マルコフとデミトリーは、家族に会うことなく、遠い極東の基地に異動することになります。
マルコフが極秘の装置を委ねはしないと、デミトリーは考えます。監禁した理由は、国外へ逃亡か核戦争を起こすかのどちらかです。
逃亡を考えるとは到底思えません。中国に艦を売ると言っていたことから、中国の仕業だとアメリカに思わせるつもりなのです。アメリカと中国が核戦争を起こす結果を目論んでいるのです。
副長に電話をして、核弾頭を無力化するように指示します。そうしておけば発射しても、おそらく爆発は起きません。
武器を手に入れ、艦を取り戻すことを優先事項とします。副長たちはバベノットと共に武器を手に入れに行きます。
デミトリーたちは、発信器を準備して海底に投げ入れます。見つかればアメリカに撃沈されるかもしれません。艦に何回かぶつかって、ブルニーたちが感づきます。
何の音だと追求されますが、デミトリーは知らぬふりを決め込みます。逆に不法に占拠したことを追求します。すると発信器により、艦艇が近づいてきます。
近づいてきたのは、K-123潜水艦の英雄こと艦長グービンです。ブルニーは、上がアメリカの先制攻撃を恐れていると話します。
このままでは撃沈されるかもしれないため、仕方なくデミトリーに艦を任せます。デミトリーはデコイを装填して発射します。
その頃、核弾頭を無効化するために、ティルトフともう一人の乗組員が潜入していました。ティルトフは閉所恐怖症のため、もう一人の乗組員が狭い通路を通って向かうことにします。
核弾頭のロックの解除を説明し、レンチの重みで海に落下する仕組みです。しかし、ブルニーたちが気づいて、ティルトフは首を裂かれて殺されます。乗組員は隠れて助かります。

【結】- ファントム開戦前夜のあらすじ4

上が恐れている先制攻撃とは、「ダーク・スター」と呼ばれるアメリカの弾道弾迎撃システムです。アメリカに先制されれば、地上のミサイルは全滅します。電磁パルス兵器であり、電離層で迎撃するシステムです。
アメリカは平和を守る国であり、共感や人間性が豊かなことから、先制攻撃はしないはずです。
k-129に魚雷が飛んできますが、回避することに成功します。デミトリーは、魚雷を手動爆破に切り替えて、潜航不能にさえすれば良いと考えます。
その頃、副長たちは狭い道を通りながら、技術者たちの真下に到達します。武器を奪い、技術者たちとの銃撃戦が展開されます。勝利し、ブルニーたちのいる場所へ近づいていきます。
牽制逆転となり、デミトリーたちは艦を取り戻せると思います。しかし、バベノットがまさかのスパイで失敗に終わります。
デミトリーや副長たちの核弾頭発射キーが奪われ、ブルニーは発射準備に取り掛かります。発射コード、477536を入力しますが、変えられていて不発に終わります。
パブロフ、軍医、デミトリー、副長を一室に連れていきます。パブロフと軍医が射殺され、もう一つの発射コードを教えろとブルニーは脅してきます。
デミトリーたちは反撃に出て、激しい銃撃戦になります。ブルニーは気絶して、艦を取り戻します。
そして全開で渡航し、発射口も封鎖、デコイを発射します。急速に潜りますが、魚雷が来て当たってしまいます。
捕まったブルニーは、実は事故の時、デミトリーの部下だったことを明かします。皆を閉じ込める指示をされた人物だったのです。
デミトリーが復讐かと問いかけると、ブルニーは偶然だと言います。副長から、浮上装置の圧力が足らないと絶望的な知らせが届きます。
艦の中ではガスが蔓延し、乗組員たちが死んでいきます。電池室には海水が入り、デミトリーは副長に脱出服を着るように指示します。
一緒に残り、皆と死を選ぶと副長は言います。救助隊を呼べるのは君だけだと、デミトリーの最後の願いが届けられます。また、娘に渡す手紙も彼に託します。
潜水艦内部、誰かが外から叩いてくる音が聞こえます。誰かが見つけてくれて、引き揚げてくれてるのだと乗組員は安心します。
外では副長や、デミトリーの家族が来ていました。艦内に残ったデミトリーたちは、引き揚げられた潜水艦の上に立っています。
彼らは死んでしまったのです。デミトリーは愛する家族が、泣いている様子を見ます。
冷戦時に、ソ連の各搭載潜水艦が南太平洋で行方不明になりました。後に引き上げられた時、艦の行動目的は米ロシアの政府間で極秘にされました。ミサイルは不発のまま、海底でアメリカが回収したとの話しです。

みんなの感想

ライターの感想

この映画の見所は潜水艦内部、密室での緊迫した戦いです。核戦争を起こそうとするKGB急進派、阻止するために立ち上がるデミトリーたち乗組員との激闘に心拍数が上がることは間違いありません。
また、激闘に拍車をかけている要因として、外部からの攻撃があります。魚雷が当たるかどうかの戦闘プラス、内部での戦いと面白く仕上がっています。
内部は銃撃戦、心理戦がメインです。外部での戦闘は、魚雷や音響弾など、騙し合いがあったりとシミュレーションゲームが好きな人にはたまらないです。
この作品は豪華俳優陣で構成されているため、彼らの演技は真骨頂となっています。男たちの生き様を演じる彼らの姿に文句なしの映画です。

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