映画:フライトプラン

「フライトプラン」のネタバレあらすじと結末

フライトプランの紹介:2005年制作のアメリカ映画。高度1万フィートを飛行中の旅客機から消えた少女をめぐり、その真相を探る母親の奮闘を描いたサスペンス映画で、ジョディ・フォスターが3年ぶりに主演を務めた。

あらすじ動画

フライトプランの主な出演者

カイル・プラット(ジョディ・フォスター)、ジーン・カーソン(ピーター・サースガード)、マーカス・リッチ機長(ショーン・ビーン)、フィオナ(エリカ・クリステンセン)、ステファニー(ケイト・ビーハン)、オバイド(マイケル・アービー)、ジュリア・プラット(マーリーン・ローストン)

フライトプランのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①夫・デヴィッドを亡くした女性航空機設計士・カイルは、父の元へ身を寄せるためベルリンからニューヨーク行きの飛行機に、娘・ジュリアと共に乗り込む。機内で忽然とジュリアの姿が消えた。夫と娘を亡くした乱心だと思われながらも、カイルは自分が設計した飛行機を捜索する。 ②真犯人は航空保安官・カーソンとCA・ステファニーの共犯で金の脅迫が目的。夫・デヴィッドも爆薬を持ち込むために殺されていた。真相を突き止めたカイルは娘を奪還し、カーソンを爆死させる。

【起】- フライトプランのあらすじ1

ドイツ・ベルリン。

カイル・プラットは女性の航空機設計士です。最先端の旅客ジャンボジェット機E-474を作るため、夫・デヴィッドと6歳の娘・ジュリアを連れて、アメリカからベルリンへ出向していました。
ジェット機は完成しフライトにもこぎつけましたが、デヴィッドは住んでいたアパートの屋上から転落し、数日前に頭蓋骨骨折で死亡します。自殺か事故か分かりません。
自殺である可能性もあり、カイルは傷心に暮れていました。自分が夫・デヴィッドを死に追いやったのではないかと思い詰め、精神科から精神安定剤を処方されます。

カイルは仕事を辞め、夫・デヴィッドの遺体を同行して、父のいるアメリカ・ニューヨークへ行こうと思いました。
棺は暗証番号で開くものです。施錠しないと国際法で持ち込み禁止扱いになります。
カイルは遺体安置所で、棺に暗証番号を入力しました。棺は航空機の貨物室に運び込まれます。
娘のジュリアはもともと内向的でしたが、父・デヴィッドの死後、特に敏感になっていました。
空港へ向かうタクシーとアパートの間の、わずかの距離ですら、怖いと言います。
カイルはコートにジュリアを隠すと言って、寄り添って車内へ入りました。手荷物は運転手が運び込んでくれます。

アルト航空9583便の出発を知らせるアナウンスが、空港に響きました。機体はカイルが設計した航空機E-474です。
子連れの家族がまず先に搭乗手続きを済ませます。カイルとジュリアもその中に含まれています。
カイルたちの座席の近くに、騒がしいファミリーがおり、注目はどうしてもそちらの家族に向いてしまいました。
カイルはジュリアを窓際の席に座らせると、「眠るのよ。起きたら別の街、ニューヨークよ」と言います。
滑走路に作業車が近づくと、飛行機に水をかけ始めました。何をしているのかと乗客たちは声にしますが、カイルは娘のジュリアにこっそりと「氷を落としてるの。うまく飛べるように」と教えます。
ジュリアは窓ガラスに息を吐きかけると、ハートマークを描きました。
離陸が無事に終わり、シートベルトを外してもよいという許可が出ます。
カイルとジュリアは横になれるよう、CA(キャビン・アテンダント)にお願いし、空いている席に移動させてもらいました。横になって眠ります。

うたたねから目覚めたカイルは、娘のジュリアがいないことに気付きました。
元の座席に戻っているのかもしれないと考えたカイルは、席を見てみますがいません。
離陸してから3時間が経過していました。
映画を見ていた近くの席の中年男性ジーン・カーソンに尋ねますが、少女は見かけなかったと言います。
カイルは寝ていた場所に戻り、クマのぬいぐるみが置かれたままであることに気付きました。そのぬいぐるみは、ジュリアが片時も離さずに持ち歩く大事な品です。
ジュリアが自分の意思でいなくなったのではなく、誰かに拉致された、誘拐されたのかもしれないと思い、カイルはCAにジュリアを探すよう頼みました。
CAは「上空1万1000mの密室だから、いなくなるわけがない」と言います。
しかしカイルが血相を変えているので、CAも了解しました。夜中で眠っている乗客が多いなか、照明をつけて機内アナウンスで迷子案内を流します。

【承】- フライトプランのあらすじ2

カイルはそれだけでなく、機内中を探してくれと頼みました。貨物室、機械室、たくさん隠れる場所があるとやけに専門的なことを言い出すので、カイルの話を聞いた若いCA・フィオナは「航空会社に勤めていたのですか」と質問します。
会社は辞めましたが、この飛行機の設計をしていたとカイルは告げました。
フィオナはまだ若いので娘はいませんが、姪はいるそうです。
カイルが「もし姪が同じ目に遭ったら?」と聞くと、フィオナは「探します」と答えました。
ところが乗客名簿には、ジュリアの記録がありませんでした。ベルリン空港に確認を取っても、名前がないそうです。
カイルのポケットにもジュリアの搭乗券がなく、娘のバックパックまでなくなっていました。
周囲が怪しみ始めたので、カイルは「機長と話をしたい」と言います。

それを制止したのは、先ほど映画を見ていた男性・カーソンでした。カーソンは航空保安官だと名乗ります。
飛行機には飛行の安全を保つために、乗客を装って乗り込んでいる保安官がいました。カーソンがそれでした。
カーソンの座席はカイルの近くでしたが、それでもジュリアを見た記憶はないと言います。
近くの騒がしいファミリーの子どもが「見た」と言いましたが、幼すぎて証言能力がないとみなされます。
機長とカーソンがカイルに質問を始めました。その時に、カイルは精神安定剤を服用していることを指摘されます。
今朝服用しただけ(現在は深夜)だと主張しても、「6日前に夫・デヴィッドが死んだ」という事実を聞くと、みんなは同情するような表情を浮かべました。
「娘は存在しなくて、私がひとりで騒いでいると?」とカイルは怒ります。
機長はカイルを見つめ、改めてCAらに捜索するよう命令しました。
乗客たちにシートベルトを着用させ、移動しないよう指示して、CAが座席の下まで探します。
425人が乗る飛行機の機内を探しますが、それでもジュリアは見つかりませんでした。

カイルはアラブ系の乗客男性・オバイドとアハメドを「見たことがある」と思います。
2人の男性は「さっきからあなたは5回も横を通った」と言いますが、カイルはこの2人が誘拐したのではないかと疑いました。
前夜、中庭越しに娘の部屋を覗いていた人影があったのです。
オバイドとアハメドは否定し、前日はヒルトン・ホテルに宿泊していたと領収証を見せました。泊まっていた事実は証明されますが、確たる証拠にはなりません。
オバイドとアハメドは「アラブ人への嫌がらせだ」と主張しました。
カーソンも「誘拐ならアパートでできるはずだ(わざわざ機内で誘拐する必然性がない)」「乗客名簿に、なぜ名前がないのか」、そして「誘拐の理由は?」とカイルに質問します。
カイルは「私が飛行機に詳しいから。ハイジャックを狙っているのよ」と言いますが、漠然としすぎていました。

シートベルト解除のランプが点灯し、乗客らがトイレに席を立ち始めます。
問い詰めようと機長のところへ行ったカイルは、思いがけないことを機長に聞かされました。
機長は、夫・デヴィッドの死亡判定をしたウィルヘルム病院へ問い合わせをし、霊安室の責任者から「娘のジュリアも内臓破裂で死んだ」という言葉を得ていました。

【転】- フライトプランのあらすじ3

カイルは、娘・ジュリアの死を受け止めきれない母親の乱心と取られてしまいます。
逃げようとしたカイルに、先ほどのアラブ人がタックルしました。カイルは気絶します。

飛行の安全を脅かさないようにと、カイルは手錠をかけられて、座席に拘束されました。
周囲はカーソンだけでなく、同情と少しの好奇心の目が寄せられています。
セラピストの女性が、何か役に立てるかと話しかけました。耐えがたい現実にさらされた時、人は現実よりも気が休まる妄想の方に流れてしまう…というセラピストの言葉を聞いて、カイルは「本当に娘のジュリアは、みんなが言うように死んだのかもしれない」と思い始めます。
しかし窓に顔を近づけると、娘のジュリアが描いたハートマークが残っていました。
違う、やはり娘は存在していると、カイルは確信します。機内に味方を見いだせないのならば、自分ひとりで探そうと決意しました。

カーソンにトイレを使わせてくれと言い、トイレの前で手錠を外してもらったカイルは、個室の天井から天井裏に入り込み、配線をいじります。
酸素マスクが落ちてきたので、機内はパニックになりました。乗客はみんな酸素マスクを装着します。
つづいてカイルは回線をショートさせて、停電を起こしました。酸素マスクと停電で、乗客たちはみんな、飛行機が危ない目に陥っていると思い込みます。
時間稼ぎをしたカイルは貨物室へ行き、他者の車の窓ガラスを割って探しました。トランクも開けて確認します。
夫の棺を解錠してみても、夫・デヴィッドの遺体しかありませんでした。娘の棺は存在しません。

機長から知らされた航空保安官・カーソンがやってくると、カイルに手錠をつけました。
カイルが騒動を起こすので、飛行機はニューファンドランドに緊急着陸が決まります。
カイルは「棺が1つだ」と主張しましたが、カーソンは相手にしませんでした。

カイルには、CAのステファニーが見張りにつきます。
その後カーソンは貨物室へ再び戻ると、カイルが解錠した夫・デヴィッドの棺の内側に仕込んだ爆薬を取り出しました。
飛行機の機首部分に、2つの爆薬を設置しました。遠隔操作できるリモコンをポケットに入れます。
機首部分には、眠っているジュリアが横たわっていました。
そう、実はカーソンが黒幕だったのです。
(さらに先に言うと、CAのステファニーと共謀していた。ステファニーが顧客名簿からジュリアの名を消した。霊安室の責任者も共謀者)

カーソンは機長に遭うと、「カイルが脅している。5000万ドル(約57億円)を口座に振り込めと言ってきた」と耳打ちしました。カイルが逃亡用の小型ジェット機も要求していると言います。
これにより機長は、カイルがハイジャック犯という先入観を持ちます。

CAのステファニーはカイルを見張っていましたが、カイルが「あなたはどこを探したの? 機械室?」と聞いてくるので、弱気になりました。
共犯と見抜かれているのではないかと疑心暗鬼になり、カーソンにその心配を訴えます。

飛行機はニューファンドランドに緊急着陸しました。
先に乗客が降ろされ、続いて乗務員たちも降りようとします。

【結】- フライトプランのあらすじ4

しかしカイルは待機するFBIを見て、とっさにおかしいと感じます。
機長に対して「降りないで」と言いました。軽く頼んだつもりだったのですが、機長はカイルをハイジャック犯と思っているので「私はあなたに逆らえない」と答えます。
機長の答えを聞いて、カイルはさらに違和感を覚えました。
機長が「送金は要求通りにした。小型ジェットも用意している」と答えたので、カイルは自分がハイジャック犯に仕立てられようとしていると気付きます。
機長を引き立てるように、カーソンも飛行機を降りようとしますが、カイルは「カーソン、降りないで!」と命令しました。カーソンは降りられなくなります。
(ここでカイルの命令を無視して降りると、ハイジャック犯の言うことをきかなかったカーソンが怪しまれる)

カイルは、カーソンが黒幕だと気付きました。カーソンも、カイルが看破したことを感じます。
カイルはカーソンに、銃を機長に渡すよう命令しました。機長は銃を受け取って、飛行機から降ります。
カーソンは「最初に吹っ飛ぶのはお前の娘だ」と脅しますが、飛行機のドアを閉めた途端に、消火器でカイルに殴られます。
カイルはカーソンを手錠で拘束し、爆破のリモコンを手にしました。そして娘のジュリアを探しに、機内を回ります。

カーソンはカイルをおびき出すために、わざと挑発的な言葉を大声で言いました。
夫のデヴィッドは事故死や自殺ではなく、カーソンが屋上から突き落として殺していました。すべてカーソンの筋書きです。
爆薬を持ち込むために、棺が必要でした。棺はX線検査をされないのです。
そしてこのジャンボジェット機に詳しい設計士・カイルを、ハイジャック犯人に仕立て上げる…これがカーソンの描いた筋書きでした。

カイルは機内に残った共犯者のCA・ステファニーと向かいあいます。
ステファニーは銃を持っていましたが、カイルは「あなたに人を殺せるの? あいつ(カーソン)はゲームのように人を殺せる」と言いました。
ステファニーは銃を撃てませんでした。カイルはステファニーを殴ります。
ステファニーは無理だと判断し、カーソンを裏切る形で飛行機から降りました。

機械室の機首部分で娘のジュリアを見つけたカイルは、娘を抱えて死角に隠れます。
カーソンは機長に渡した銃以外に、足首に銃を隠していました。それを持って動きながら、カイルを動揺させる言葉を吐きます。
カイルはこっそりと背後へ回り、カーソンを機械室に閉じ込めました。そしてリモコンボタンを押します。
気密性があるので、爆破は機首部分の機会室だけに留まりました。カーソンは爆死します。

空港の待合室に避難した乗客たちは、カイルが娘のジュリアを抱いて飛行機から出てくるのを見て、「本当に娘がいたのだ」と驚きました。
機長はカイルのところへやってくると、誤解していたことを詫びます。
悪事が露見し、CAのステファニーは連行されました。またベルリンのウィルヘルム病院の霊安室責任者も逮捕されます。
カイルも事情聴取のために、FBI(連邦捜査局)に呼ばれました。
カイルの腕の中で娘・ジュリアが目覚め、「もう着いたの?」と質問します。
カイルは「まだよ、もう少しの辛抱」と言いながら、微笑みました。
乗客たちは口々に「すごい母親だ」と言い、カイルの荷物をアラブ人が持ってくれました。

みんなの感想

ライターの感想

これは…非常に判断に迷う作品。
ストーリーからいうと「面白い」。実は主人公の妄想でした系の映画があるから、途中で視聴者も一瞬「あれ、カイルの妄想だったの?」と思ってしまうだろう。
しかし…これをもし現実に置きかえると、モンスターペアレントきわまれり…になってしまうのだ。ここが評価の分かれ目だと思う。
他の乗客の迷惑をかえりみず、ひたすらわが子を探す母。
美談に見えなくもないが、他の乗客の側から考えると、かなり「ウザい母」。
だからこそ、最後に娘がいたという事実が生きてくるわけだけど、途中に倉庫の車を壊すなど、かなりムチャクチャやってる。
話の筋も無理がある。カーソンがジュリアを担いで移動してるところを、誰も目撃していないなんて、ありえない。
設定はかなり無理め。
あと、あの疑いをかけたアラブ人には謝罪してほしかった!!!!
  • rurusieruさんの感想

    なぜ子供はいなくなったのか、どうして誰も見ていないのか、冒頭はとても引き込まれる展開でしたが、種明かしには思わず呆然としてしまうほどガッカリしました。
    単純に誰も見ていなかったなんてありえません。なんといっても飛行機は密室なのですから、誰か一人くらいは見ているはずですし、旬人監視の中で拉致監禁を行うのは非現実的です。謎は良かっただけに、明かされた真相にはあきれ果てる思いでした。

  • かもめさんの感想

    予告編のCMを見たとき、飛行機に乗員した全員が容疑者という点に、かなり引き込まれてわくわくしながら見ましたが、rurusieruさん同様、単純に誰も見ていなかった・わからなかったというのは現実的ではないと思うし、母親とがっかりしながら考察を語り合いました。真相を練って、オリエント急行殺人事件のような本当に全員が容疑者であるような結末・トリック・つながりがあればもっと違った感想が言えたのではないかと残念な気持ちです。

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