映画:フラットライナーズ

「フラットライナーズ」のネタバレあらすじ動画と結末

フラットライナーズの紹介:1990年制作のアメリカ映画。「フラットライン」とは脳波や心電図が平らになること、「死ぬこと」の意。熱意に満ちた医学生たちが、死後の世界について調査する危険な実験を重ねるうちに、恐ろしい事態に陥るサスペンスである。

あらすじ動画

フラットライナーズの主な出演者

ネルソン・ライト(キーファー・サザーランド)、レイチェル・マナス(ジュリア・ロバーツ)、デヴィッド・ラブレシオ(ケヴィン・ベーコン)、ジョー・ハーレー(ウィリアム・ボールドウィン)、ランディ・ステックル(オリヴァー・プラット)

フラットライナーズのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①死後の世界に興味を持つネルソンは、ジョー、ステックル、デイブ、レイチェルを誘い、心停止&蘇生で臨死体験をすることに。ステックル以外が体験するが、以後彼らは幻影や幻聴に悩まされるように。 ②過去に犯した罪悪感が見せる幻影だとデイブが気付き、それぞれ解消。ネルソンは死んだビリーにもう1度会いにいき、許しをもらった。

【起】- フラットライナーズのあらすじ1

アメリカ・イリノイ州シカゴ。

医大生のネルソンは「死ぬにはいい日和だ」と呟きます…。

ネルソン・ライトはもともと、死後の世界に興味を持っていました。
医大生になった今も、その気持ちに変わりはありません。
ネルソンは仲間を集め、臨死体験をしようと考えていました。
すでにジョセフ・ハーレイ、通称:ジョーと、ランディ・ステックルは説得し、了解を得ています。
ネルソンはそれに加えて、優秀な女子医大生レイチェル・マナスと、同じく優秀な医大生デヴィッド・ラブレシオ、通称:デイブを仲間に引き入れようと考えていました。
レイチェルもデイブも反対していますが、ネルソンは決行する気です。


・ネルソン…臨死体験の実験の発案者。人工的に心臓を停止させ、その後に蘇生措置を行なう実験を唱えた人物で、最初に被験者になる。
幼少期にビリー・マホニーという少年をいじめていた…。

・デイブ…メンバーの中では、最も優秀な医大生。その分、現実的で、ネルソンの実験に対して最後まで異議を唱えていた。
幼少期にウィニー・ヒックスという黒人の少女をいじめていた…。

・レイチェル…紅一点。ネルソン同様に、死後の世界に興味を持っている。患者の老女のよき相談相手になっており、よけいに死後について知りたい思いが増した。
幼少期に父親を拳銃自殺で亡くした…。

・ジョー…医大生。アンという女性と婚約中だが、結婚前に遊びで女性と関係を持ちたがる。
隠しカメラで撮影するのが好きで、女性にはカメラの存在を隠している…。

・ステックル…黒髪の医大生。アシスタント的な役目。彼だけは、実験の被験者になりたいという願望がなく、一度も実験をしなかった。


レイチェルは、臨死体験をしたという女性の話を聞きます。
女性は「昏睡状態で宙に浮かび、自分や家族の姿を見た」と言いました。
やがて美しい声が聞こえ、「赤ん坊は天に召すが、お前は戻す」という言葉と共に、この世に戻ってきたということです。
ほかにも4分半死んでいたという老人は、トンネルのようなものを見たと言いました。
臨死体験の話には「トンネル」や「光」を見たという者が多く、レイチェルは興味を抱きます。

デイブは担ぎ込まれた妊婦の女性が重態なのを見て、まだ研修医の身分にもかかわらず、「なにかしたい」という気持ちを抑えることができませんでした。
手出ししかけて、駆け付けた医師に制止されます。
医療をしてはならないインターンの身分でありながら、治療を施しかけたということで、デイブは4か月の停学処分になり、くさっています。

そんなデイブに、ネルソンはかねてからの臨死体験の実験を持ちかけますが、デイブは拒否しました。
ネルソンは「戻るには君の力がいる」と熱心にくどきますが、それでもデイブは断ります。
断りながらも、実験を強行するというネルソンのことが、デイブは気にかかりました。


ネルソン、ジョー、ステックルの3人は、補修中のため立ち入り禁止になっている、大学内部にある美術館に集まります。
そこへ設備を持ちこみ、実験をおこなうつもりでした。
ネルソンは、実験に失敗して死んでしまっても、他者に迷惑がかからぬよう、一筆記しています。

心停止の被験者になるのはネルソンで、ジョーはカメラで一部始終を撮影する係、ステックルは蘇生措置を行なう係です。
そこへ実験を止めに、レイチェルとデイブが現れました。
しかしすでに実験は始まっていました。レイチェルとデイブは、蘇生措置を手伝います。


心停止に陥ったネルソンは、不思議な光景を見ていました。
超高速で菜の花畑の上を飛び、向こうからやってくる少年時代の自分を見ます。
飼い犬のチャンプも、そこにはいました。
蘇生する直前、フードをかぶった少年を、ネルソンは見ます。

無事に蘇生できたということで、みんな喜びました。
感想を聞かれたネルソンは「トンネルも光も見なかったが、何かやさしい気持ちになった」と答えます。
それを聞いた途端、ジョーもレイチェルも一転して、実験を体験したがりました。
ネルソンが1分間の心臓停止になっていたため、ジョーとレイチェルはどれだけその記録を破れるかで口論になり、ジョーの方が勝ちます。次はジョーの番に決まりました。

【承】- フラットライナーズのあらすじ2

一度心臓が止まったということもあり、被験者にはひと晩、誰かが付き添うことになります。ネルソンには、デイブが付き添いました。
興奮も手伝って、ネルソンはデイブに「いろんな音が聞こえる。感じるんだ」と言います。

しかし…ネルソンはこの時まだ、この現象の悪い面を知りませんでした。
それを知るのは、この後になります。

ネルソンの前に出てきたのは、幼少期に飼っていた犬・チャンプの幻影でした。
現実世界にいるように見え、ネルソンは驚きます。
しかしある過去のせいで、罪の意識も手伝い、仲間には言いませんでした。


続いて実験に挑んだのは、ジョーです。
ジョーは心停止の間、たくさんの女性たちを見ました。いずれも自分が関係を持った人たちです。
蘇生したジョーは、「過去でも未来でもない、奇妙な体験だ。妙にエロティックだった」と答え、それを聞いたレイチェルは、ますます実験を体験したがりました。

レイチェルを止めたいデイブは、「死を楽にするためのホルモンか何かが脳内に出るんだろう」と諭しますが、レイチェルの気持ちを止めることはできません。
仕方なく、レイチェルよりも長い心停止の時間を言うことで、デイブが次の被験者になることに決まりました。
(デイブはレイチェルに好意を寄せており、レイチェルを危険な目に遭わせたくない。
ところがレイチェルはデイブの気持ちに気付かず、「自分が女性だから、危険な目に遭わせたくないのだ」と勘違いする)


帰り道。
ネルソンはたくさんの自転車が街角を通りすぎる幻影を見て、見知らぬ女性が自分へ呼びかける幻聴を聞きます。
犬のチャンプを見たネルソンが追いかけて路地裏へ行くと、そこに少年がいました。
少年はありえないほどの力で、ネルソンを叩きのめします。


臨死体験をしたジョーも、似た経験をし始めました。
女性を口説いている最中、テレビ画面に隠し撮りした自分の映像が、見えたような気がして、ジョーは驚きます。
それでも、隠し撮りの行為をうしろめたく感じるジョーは、仲間に言いませんでした。


ハロウィーンの日。
デイブが実験に臨みます。
デイブが見たのは、美しい景色でした。大自然を見ます。
その後、ネルソン同様に、デイブも幼少時にいじめた黒人の少女を見ました。
デイブは「恐怖感のない妄想」というふうに答えますが、もうレイチェルを止める者がいません。

レイチェルは「大事な身内を亡くしているから、死後の世界を見たいのだ」と言い、デイブもそれ以上、止めることができませんでした。

レイチェルの実験の日。
デイブは地下鉄に乗っている時に、幼少期にいじめた10歳の少女ウィニー・ヒックスの幻影を見て、驚きます。
ヒックスに襲われたため、デイブは実験に遅れました。そのために、レイチェルの実験は先に始まります。

レイチェルは、幼い頃の映像を見ていました。自分の父親が生きていた頃のものです。
レイチェルの父・デニーは、帰還兵でした。レイチェルは父親のことが好きでした。
ある日、入ってはならないとされていた2階の部屋へ、レイチェルは行きます。
そこには父の背中があり、レイチェルが見たと知ると悲しそうな顔を浮かべ、そのまま階段を下りていきました。
その後、銃声が響き、車中で拳銃自殺をした父の姿をレイチェルは見ます。
以後、レイチェルは父の自殺の原因が、自分にあるのではないかと思っていました。
入ってはならないと言われていた部屋へ行ったことも、悔いになっています…。


レイチェルの蘇生措置がうまくいかない時に、デイブが駆け込みます。
電気ショックを行ないますが、ヒューズが飛んでしまいました。
それでもなんとか、レイチェルを生き返らせることに成功します。

【転】- フラットライナーズのあらすじ3

安堵したデイブは、「臨死体験の後、10歳の少女の幻影を見るようになった」とネルソンに詰め寄りました。
それを聞いたジョーも幻影について触れ、ネルソンも幻影を見ていることを認めます。

彼らは臨死体験によって「自分の中に潜む、過去の罪悪感」を浮き上がらせてしまったのでした。
レイチェルも同様で、亡き父の幻影を見ることになります。


デイブは、自分の見る幻影について話します。
デイブの場合は、10歳の時にいじめていた黒人の少女ウィニー・ヒックスが、10歳の姿のままで出現するというものです。
ジョーは、隠し撮りしていた女性たちが、自分に声をかけてくる幻影を見ると言いました。
デイブとジョーは、ネルソンも問い詰めます。

ネルソンも幻影、幻聴を認めました。
ネルソンは8歳の時にいじめていた少年、ビリー・マホニーが出てくると答えます。
デイブとジョーの場合とは異なり、ネルソンはビリーに暴力を振るわれていました。
幻影を見始めてからネルソンの身体に傷が増えるのを、みんな確認しています。


帰宅したネルソンは戸締まりをし、眠らないよう横にならず膝を抱えました。
ところがうたたねした時にビリーが現れ、ネルソンが武器として持っていたマイナスドライバーを振るいます。

臨死体験をした日には、被験者に誰かが付き添うことにしていました。
レイチェルには、デイブが付き添います。
デイブはレイチェルに、被験者はみんな過去の罪に関わる幻影を見ていると告げました。
気遣うデイブに、レイチェルは大丈夫だと答えますが、デイブは解決法がないか考えます。


「自分の中に潜む、過去の罪悪感」が元凶であるならば、それを解消すればよいのだと、デイブは考えました。
デイブは昔いじめた少女・ヒックスの現在の場所を、必死になって探します。
ヒックスの家に電話をし、自分の素性を明らかにしたうえで、姉からヒックスの住む場所を聞きました。

同じ頃。
帰宅したジョーは、婚約者のアンに隠しビデオを見られたことを知ります。
アンはジョーが浮気していたことよりも、ジョーが行為を女性に内緒で隠し撮りしていたことに、ショックを受けていました。
「女性を踏みにじっているのが嫌だ」と言い、アンはジョーに婚約解消を告げます。
アンという女性を失ってしまいましたが、ジョーはなじられることで罪の意識から解放され、幻覚を見なくなりました。


デイブがヒックスの現在地を突き止めて行こうとする時、ネルソンが現れます。
傷だらけのネルソンを見てデイブは心配し、ネルソンも「ひとりになりたくないから、一緒にいく」と言います。
車でベンソンビルに行ったデイブは、車中に残ったネルソンに「何かあれば、クラクションを鳴らせ」と言い置いて、ヒックスのところへ行きました。

ヒックスは結婚し、今では一児の母になっています。
ヒックスに会ったデイブは、真摯に詫びました。
「大人しいあなたに、僕は意地悪ばかりしていた」と謝罪するデイブを、今頃になってと思いながらも、ヒックスは耳を傾けます。
デイブが本気で謝罪しているのだと気付くと、ヒックスは別れ際、「(謝罪しに来てくれて)ありがとう」と声をかけました。
ヒックスに許されて、デイブは罪の意識から解放されます。

車中で待つネルソンは、幻覚のビリーと戦っていました。
ビリーにツルハシを振るわれたネルソンですが、戻ってきたデイブが見たのは「ネルソンが自分にツルハシを振るっているところ」です。
誰もいないと制止し、ネルソンを連れて戻ったデイブは、レイチェルに異常はないかと聞きました。
レイチェルは「特に異常はない。20年前に死んだ父がよく現れるけどね」と答えます。

【結】- フラットライナーズのあらすじ4

デイブはレイチェルの部屋を訪問し、解決法を告げます。
罪の意識があるために、幻影を見るのだと語ったデイブに対し、レイチェルは20年前に起きたことを話しました。
入ってはならないと言われた部屋に行き、父の後ろ姿を見たことや、直後に父が拳銃自殺したことを告げます。レイチェルが5歳の時のことでした。
デイブはレイチェルを慰め、ふたりは深い仲になります。

その後、デイブはネルソンの異常を聞いて、先に駆け付けました。
(時系列がずれるが、後述のネルソン騒動で呼ばれ、先に出て行った)

夜中に起きたレイチェルは、部屋の中が昔の家の再現になっていると気付きます。
アイロンがけをする母を見ながら2階へのぼったレイチェルは、背を向ける父のそばに近づきました。
5歳の当時、レイチェルは理解ができませんでしたが、父は背を向けて、麻薬を注射していました。
(ベトナム戦争時に残虐なことをさせるため、軍人に麻薬を使わせていた。その影響で、戦地から戻ってからも軍人が薬物中毒になることが、問題視されていた)

娘に麻薬を打っているところを見られたと思った父は、薬物中毒になったわが身を嘆き、衝動的に自殺をしていました。
それをレイチェルは、20年後に知ります。
当時の父の幻影と会ったレイチェルは、父と抱き合うことで和解しました。


ジョーとステックルがネルソンに付き添い、過去の罪悪感について聞きます。
ネルソンは2人を、幼少期に住んでいた町へ連れていきました。
最後に墓場へ2人を伴うと、幻覚の主ビリー・マホニーはここに眠っていると告げます。

…ネルソンは8歳の時、他の少年たちと共に、ビリーをいじめていました。
ある時、いじめられたビリーが樹の上に逃げたのを、ネルソンたちは下ではやします。
ビリーは足をすべらせて樹から転落し、そのまま亡くなりました。ネルソンの飼い犬・チャンプも、転落の巻き添えになって死んでいました。

ビリーの転落死を受け、ネルソンは9つの時に両親から引き離され、全寮制の学校へ入りました。
以後、地元へ戻ることはなかったのですが、ビリーにまだ許されていないのだとネルソンは思います。

ビリーに許されるためには死ぬしかないと思ったネルソンは、実験施設に行きました。
その前にレイチェルに電話をかけ、ネルソンは「迷惑をかけた」と詫びます。
電話を受けたレイチェルは、ネルソンが臨死体験をしたあの場所へ行くのだと知りました。

ネルソンに置いて行かれたジョー、ステックルはデイブと合流し、同じ結論に達して施設に行きます。
実験台の上で寝ているネルソンを見つけ、3人は蘇生措置を開始しました。
レイチェルも駆け付けて、9分前に電話があったことを告げます。
4人は必死でネルソンの蘇生に当たりました。
死後10分近く経過していることもあり、レイチェルたちは心臓注射をします。


…その頃、ネルソンは臨死体験をしていました。
少年のビリーに追われ、大人のネルソンは樹の上に逃げます。
ネルソンは樹から落ちて痛みに顔をしかめますが、倒れたネルソンを見下ろしていたビリーが、ふっとネルソンに笑いかけました。
そしてきびすを返すと、犬のチャンプと共に、立ち去ります…。


ネルソンはデイブたちの声が聞こえる方へ、走って戻りました。
そして生き返ります。
生き返ったネルソンは、かすかに何かを呟きました。
ステックルが「録音しよう」とテープを差し出しますが、それを遮ったデイブは耳を口に寄せ、ネルソンのことばを聞きます。
「死ぬには、いい日和じゃなかったってさ」
その言葉を聞いた一同は、苦笑しました。

(ジョーは隠し撮りを知られて責められ、婚約を解消されたことで解決。
デイブはいじめた女性に謝罪し、許しをもらうことで解決。
レイチェルも父の自殺の原因を知ることで、解決。
ネルソンはもう1度死んでビリーに会いに行き、許しをもらった。
全員が罪の意識から解放されることで、幻影を見なくなった)

みんなの感想

ライターの感想

死後の世界ってどんなんだろう。誰しも、それについて一度は考えたことがあるのでは。
最近リメイクされましたが、1990年のこの作品は、当時は非常に斬新な映画でした。
今でこそ、いろんな種類のホラーがあるけど、90年当時にこの発想は、本当に新鮮。
医学的見地から入り込むものの、途中からまさかのオカルト展開へ行き、
最終的には精神的な罪の意識からの解放により、救われるという。
しかも当時、すでに売れっ子だったこの豪華なキャスト陣。ぜいたくの極み。
「死後の世界」を見たかった者にとっては、ずれた映画展開かもしれないが、興味深い一品だと思う。
  • 薔子さんの感想

    観る価値なし。

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