映画:ヘルタースケルター

「ヘルタースケルター」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(5件)

映画「ヘルタースケルター」の感想

ライターの感想

美に関して貪欲過ぎた結果によるものなので、自業自得とも言えます。でも、少なからず女性には美しくなりたいという気持ちがあるので、共感できる部分も大いにありました。美しくなり過ぎても、醜すぎても自分自身が強くなければ、結局は思い通りになんてならないのだというメッセージがあったように思います。 しかしながら、この主人公はどんな状況でもまた這い上がってきそうな雰囲気も残していて、最後の最後に見せた笑顔の裏に隠された女の怖さを見たような気がしました。
  • yukaさんの感想

    原作を読んでいたがりりこ役が沢尻エリカと聞いて、イメージ通り過ぎると思った。実際見てみたら、期待以上の体当たり演技で素晴らしかった。あの役をこなすのはかなり体力いりそう。。。美しさを求めて、どんどん落ちていく、何が何でも美しありたいという執着心に圧巻される。蜷川ワールド全開の目を見張る色使いだった。

  • dadablowさんの感想

    沢尻エリカのヌードシーンに目が行ってしまうが、物語としては女性が「輝きたい」「奇麗になりたい」といった誰でも思い描く事を望む少女が周囲の大人たちに歯車を狂わされながらも、自分の居場所を求め奮闘しながら生きている様を見る事が出来たと思う。自分の外見を変えていくうちに自身の性格まで変貌してしまい、表舞台でキャーキャー言われるのは実際の世界でも苦しい事なんだろうなぁと思えた作品だった

  • KOD7さんの感想

    何よりも沢尻エリカが「りりこ」なのが大正解と感じます。良い意味で「りりこ」っぽい。原作も読んでいますが、他の感想にもあるとおり、原作の雰囲気までもきちんと再現されていると感じます。退廃的で、はかなくて、良い仕上がりですよね。
    エキセントリックさが完璧。色も綺麗で、さすが蜷川実花という感じがします。
    どんなに努力しても、すぐ次が出てきてしまうし、若さやうつくしさには限りがあって、簡単に越されてしまって…というのも物悲しいですよね。
    「うつくしさ」を売りにする人々のはかなさを感じます。

  • kurata yokoさんの感想

    沢尻エリカの女優魂が見られる怪作。岡崎京子原作の同名マンガのストーリー展開にかなり忠実で、読後感と映画視聴後の感覚が似通っており、実写化映画の中でかなり成功している事例だと思います。監督の蜷川実花さんらしく、映画の随所に派手な色使いのセットやファッションがふんだんに散りばめられていて、この物語の妖しげな雰囲気と絶妙にマッチングしています。沢尻エリカさんが惜しげもなく裸になっているので、見たいと思う男性も多いと思いますが、男性が見ると女性以上に恐怖を感じると思います。

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