映画:ヘルドッグス

「ヘルドッグス」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

ヘルドッグスの紹介:2022年9月16日公開の日本映画。ヤクザ組織に潜入した元警察官と制御不能のヤクザのコンビが組織内でのし上がっていく姿を描いたクライム・エンタテインメント。深町秋生の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」を原作に、『燃えよ剣』の原田眞人が実写映画化した。主人公の闇堕ちした元警官、兼高を『永遠の0』の岡田准一が、兼高のバディとなるサイコパスなヤクザ、室岡を『余命10年』の坂口健太郎が演じる。

ヘルドッグスの主な出演者

兼高昭吾 / 出月梧郎:岡田准一 室岡秀喜:坂口健太郎 吉佐恵美裏:松岡茉優 十朱義孝:MIYAVI 土岐勉:北村一輝 衣笠典子:大竹しのぶ 三神國也:金田哲 勝所杏南:木竜麻生 ルカ:中島亜梨沙 恭子:杏子 大前田忠治:大場泰正 サロンの常連客:尾上右近 俵谷一房:田中美央 番犬:村上淳 阿内将:酒向芳 熊沢佐代子:赤間麻里子 熊沢伸雄:吉原光夫 お歯黒:吉田壮辰 ミス・チャオ:小柳アヤカ

ヘルドッグスのネタバレあらすじ

【起】– ヘルドッグスのあらすじ1

ヘルドッグスのシーン1

画像引用元:YouTube / ヘルドッグストレーラー映像

山のなかに流れている小川の流れを踏みながら、上流へ歩いていく男がいます。男の身体にはたくさんのタトゥーが刻まれています。男は兼高昭吾(かねたか しょうご)という元警官で、機動隊に所属していたこともあります。

兼高は山奥にある養鶏場で餌を与えている男に声をかけます。養鶏場で働いている男は、日本語もろくに話せない中国系の元マフィアの構成員でした。現れた兼高に命乞いをしますが、兼高は既に他の2人は殺したと言い「罪は償ってもらう」と答えます。男をねじ伏せた兼高は、首の骨を折って殺害しました。

その後に兼高は養鶏場の固定電話を使って、「駐在さん、人殺しです」と自ら通報します。

…(過去の回想)それは5年前のことでした。兼高は当時、出月梧郎(いでづき ごろう)という名で、新宿二番街交番で巡査をしていました。出月は派出所管内を巡邏中に、スーパーのアルバイト店員をする女子高校生に一目ぼれをしました。何度か顔を合わせるうちに会話を交わすようになり、ようやく今度の非番の日にデートをするまでに漕ぎつけました。

ところがその約束をした日、スーパーを中国系マフィアの男3人が店を襲いました。彼らは仕事終わりにバックヤードで着替えをしてくつろいでいたアルバイト店員3名とパート1名を、問答無用で銃殺して強盗していました。知らせを受けて駆け付けた出月が見たのは、銃弾を受けて倒れた女子高校生の変わり果てた姿でした…。(映画タイトル)

思いを寄せる女子高校生を5年前に殺された出月はその後、機動隊員も経験していました。その傍ら強盗犯である中国系マフィアのことを独自に調べ、居場所が判ると復讐に動きました。機動隊員を辞めて姿を消し、1カ月後には実行犯の構成員を殺害しました。1年前に2人目を、そしてマフィアから足を洗って養鶏場を経営する男を殺害したのです。

通報した出月に目をつけたのは、警視庁組織犯罪対策部特別捜査隊の隊長・阿内将(あない まさる)です。自ら通報した出月ですが、狂犬のように暴れていました。阿内は出月を「マッド・ドッグ」と呼ぶと、鎮静剤を打って廃墟に留め置きつつ出月に取引を持ち掛けます。

警察に捕まって法の裁きを受けるのではなく、潜入捜査官として裏社会に入り込む第二の人生を阿内に打診された出月は、それを受けました。その瞬間に出月は、兼高昭吾という名に代わります。

阿内が兼高に課したミッションは「東鞘会(とうしょうかい)に潜入して、トップの十朱義孝(とあけ よしたか)が持っているファイルを奪取しろ」というものです。

若くして東鞘会の会長に就任したインテリヤクザの十朱義孝の下には、3つの勢力がありました。会長秘書の熊沢伸雄(くまざわ のぶお)、最高幹部の土岐勉(とき つとむ)と大前田忠治(おおまえだ ちゅうじ)です。熊沢はオペラが大好きで、歌唱の腕前も相当なものでした。漢気溢れる土岐は神津組を率いており、兼高と室岡は土岐の組に属しています。大前田は武闘派の組長で、抗争で鼻を嚙みちぎられるケガを負い、サメのノーズガードをつけています。熊沢と土岐と大前田は「三羽ガラス」と呼ばれています。

十朱は本来、東鞘会を解体するために入り込んだ潜入捜査官だったのですが、警察を裏切って自身が東鞘会のトップに就いていました。警察にとって都合の悪いファイルを持っているため、警察も迂闊に動けません。

ところで東鞘会では腕利きの戦闘部隊を抱えていました。それが通称:ヘル・ドッグスと言われている殺し屋集団です。

東鞘会の十朱に近づくには、ヘル・ドッグスの一員になってのし上がるのが一番です。そこへ入るにはヘル・ドッグスのメンバーの室岡秀喜に近づいて喧嘩を売り、親しくなるのが一番だと阿内は兼高に言います。兼高と室岡は正反対の性格でそれがむしろ相性の良さに繋がっており、相性98%だそうです。室岡はかなりの危険人物で、制御不能なサイコボーイと評されていました。

室岡が現在タイにいると聞いた兼高は、早速バンコクへ飛びました。

【1年後】

1年が経過して、兼高はすっかり室岡と親しくなっていました。室岡は兼高を慕っています。

大分県でヤクザを殺害しろと命ぜられた兼高と室岡は、ターゲットが案内される廃墟に先乗りすると、訓練を開始しました。室岡は兼高に同じことを繰り返す意味があるのかと質問しますが、決して異議があるわけではありません。何かのおまじないみたいだと言いながら、いっしょに訓練をします。

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