映画:マッキントッシュの男

「マッキントッシュの男」のネタバレあらすじと結末

サスペンス映画

マッキントッシュの男の紹介:1973年のイギリス・アメリカ合作のスパイ・スリラー。「マルタの鷹」で知られるジョン・ヒューストン監督がデズモンド・バグリィ原作の長編小説を映画化した作品で、ポール・ニューマン、ドミニク・サンダが主演を務めた。プロの泥棒がイギリス国内に潜入するスパイとの争いに巻き込まれる姿を描いていく。

あらすじ動画

マッキントッシュの男の主な出演者

リアデン(ポール・ニューマン)、スミス夫人(ドミニク・サンダ)、ウィーラー(ジェームズ・メイスン)

マッキントッシュの男のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- マッキントッシュの男のあらすじ1

舞台はイギリス、ロンドン。リアデンという名のベテランの泥棒がマッキントッシュという初老の男性を訪ねることから、物語は始まります。マッキントッシュはリアデンにある宝石泥棒の計画を持ち掛けました。リアデンはその計画に従い、マッキントッシュの秘書スミス夫人の協力を得ながら難なく宝石を盗み出すことに成功します。ところが、スイスへの高飛びの準備をするリアデンの前に、突然警察が現れました。リアデンは逮捕され、ただちに有罪判決が確定、刑務所に投獄されてしまいました。

リアデンの刑務所生活は長く続きませんでした。ある日、リアデンは同じ受刑者の男から脱獄計画を持ち掛けられ、その話に乗ることを決めました。この計画には条件がありました。一つは、脱獄を支援する組織に多額の報酬を支払うこと、もう一つは、スレイドという名の受刑者も一緒に脱獄することでした。スレイドはイギリスに潜入していたソ連のスパイで、共産主義者として刑務所内でも忌み嫌われていた存在でした。

脱獄の決行当日、刑務所内は外部から爆発物を投げ込まれ、大混乱に陥りました。そんな中、刑務所の外から重機のアームが下り、リアデンとスレイドはこのアームにしがみついて刑務所の壁を越えることに成功します。その後、脱獄を支援する組織に保護されるリアデンとスレイドでしたが、身の安全を確保することを理由に睡眠薬を大量投与されて眠らされたうえに、人里離れた城の中に閉じ込められてしまいます。さらに一週間この城に留まるよう指示され、リアデンはフラストレーションをためるようになっていきました。

【承】- マッキントッシュの男のあらすじ2

同じ頃、リアデンの依頼主であるマッキントッシュは、イギリス政府の有力者の元を訪ねていました。彼の名前はウィーラー卿、マッキントッシュとは同じ戦争を戦った旧友でした。マッキントッシュはウィーラーにスレイドの脱獄の件について、ある計画を実行していることを打ち明けました。スレイドの脱獄を支援した組織に部下を潜入させており、スレイドを捕らえる機会をうかがっているというのです。ウィーラーは親友の突然の告白に一瞬固まりますが、すぐにマッキントッシュに笑顔を見せるのでした。

それからすぐのことでした。リアデンは突然組織の人間たちからリンチにあってしまいます。正体を吐けと何度も迫られながらも、マッキントッシュの部下であることを隠し続けるリアデン。激しい暴力に耐えながら、なぜ自分の正体が組織に知られてしまったのかリアデンは困惑するのでした。

その後、リアデンは組織の隙をついて城に火を放ち脱走することに成功します。長い逃亡の末、リアデンは小さな海辺の街にたどり着き、自分が今いるのはアイルランドであることを知ります。さらに、脱獄を支援した組織のトップであるブラウンは街の人々から慕われていたことが判明しました。リアデンはすぐにスミス夫人と連絡を取りますが、ロンドンでも深刻な事件が起きていたことを知らされました。マッキントッシュが何者かが運転する車にはねられ、瀕死の状態にあるというのです。

スミス夫人とアイルランドで合流する手はずを整えた後、リアデンは奇妙な光景を目にしました。自家用の船舶に乗ったウィーラーが突然この小さな街に現れたのです。ウィーラーは街の人々に釣りをしに来たと語っていましたが、このタイミングでこの街にウィーラーが現れたことにリアデンは不自然さを覚えるのでした。

【転】- マッキントッシュの男のあらすじ3

その後、スミス夫人と合流を果たすと、スミス夫人は驚きの事実を次々とリアデンに伝えました。マッキントッシュとスミス夫人は父娘関係であること、マッキントッシュが死ぬと、ある手紙が首相に送られる手はずになっていること、そして、マッキントッシュはウィーラーとの約束に向かう途中で車に轢かれたこと…リアデンはこの話を聞いて、マッキントッシュの思惑に気づきました。マッキントッシュはウィーラーがスレイドの協力者であることに気づき、危険を承知でウィーラーに今回の計画を明かし、揺さぶりをかけたというのです。ウィーラーが今回アイルランドを訪問した目的はスレイドとの合流であることは間違いなく、リアデンとスミス夫人は真相を確かめるため、ウィーラーの次なる滞在先のマルタへと向かいました。その道中、謎の車に執拗に追いかけ回されることもありましたが、リアデンは荒々しい運転で翻弄した末に相手の車を崖から転落させました。

マルタに到着した二人は別行動をとりました。スミス夫人はウィーラー主催の海辺のパーティに潜入し、スレイドを捜索、一方のリアデンはスミス夫人がスレイドの存在を確認次第、すぐに警察に通報する役を担うこととなりました。二人の予想は当たり、スミス夫人はウィーラーの船舶の中にスレイドの姿を発見、近くの建物に潜むスレイドに密かに合図を送りました。

リアデンはただちに警察署に向かいますが、その間スミス夫人は危険にさらされていました。ウィーラーはスミス夫人の怪しい動きに気づき、薬を入れた酒を飲ませて眠らせてしまったのです。警察総監の説得に難航したために、リアデンが警察官を連れてウィーラーの船に乗り込んだ頃には真夜中になっていました。ところが、ウィーラーはすでにスレイドを船舶から移動させており、警察による捜索にも余裕の表情を浮かべていました。

【結】- マッキントッシュの男のあらすじ4

そんな中、リアデンはスミス夫人が行方不明になっていることに気づき、すぐにその場から逃亡しました。その後、リアデンはウィーラーの部下を脅迫し、スミス夫人の居場所を吐かせました。ウィーラーの部下の話に従い、街はずれの教会に行くと、そこにはスミス夫人、ウィーラー、スレイドの姿がありました。

ウィーラーはスミス夫人に銃を突きつけながら、ある取引をリアデンに持ち掛けました。スミス夫人の解放と引き換えに、ウィーラー、スレイドの逃亡に目をつぶれというのです。すでにこのときマッキントッシュは息を引き取り、首相への手紙は間もなく届けられることとなっていました。その手紙にはウィーラーへの疑念が綴られていることは間違いなく、ウィーラーはスレイドとともにすぐにイギリスを脱出する必要があったのです。

リアデンはやむなくこの取引を飲み、ウィーラーとスレイドは拳銃を椅子の上に置いて教会を去ろうと歩き出しました。そのときだでした。スミス夫人がこの拳銃で二人に何発もの銃弾を浴びせたのです。「これが父の願いよ」と語りながら、スミス夫人は拳銃についた自分の指紋を拭き取り、死んだ二人の手に拳銃を握らせました。

二人の死を隠蔽し終えると、スミス夫人は二人を逃がそうとしたリアデンに怒りの矛先を向けました。「あなたも殺したい」…そう語るスミス夫人に、リアデンは何も言葉を返すことができませんでした。その後、スミス夫人は教会から立ち去り、リアデンは闇に消えて行くスミス夫人の後ろ姿を眺めていました。

みんなの感想

ライターの感想

宝石泥棒が国際スパイの陰謀に巻き込まれる様はスリリングでした。前半はポール・ニューマン演じるリアデンの見せ場が多いのですが、終盤になるとドミニク・サンダ演じるスミス夫人の存在感がとても大きくなります。ドミニク・サンダが二人のスパイを撃ち殺したうえで「殺したい」と口にする姿は迫力があり、思いがけないラストに驚かされました。

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