「マリー ~もうひとりのマリア~」のネタバレあらすじと結末の感想

マリー ~もうひとりのマリア~の紹介:マグダラのマリアという歴史ミステリーに、それに纏わる現代人の様々な思いを掛け合わせたサスペンス作品。
伊・仏・米の合作で、監督は『ボディ・スナッチャーズ』のアべル・フェラーラ。2005年のヴェネチア国際映画祭にて審査員特別グランプリ受賞作ながら、日本では劇場未公開。

予告動画

マリー ~もうひとりのマリア~の主な出演者

マリー(ジュリエット・ビノシュ)、テッド(フォレスト・ウィテカー)、トニー(マシュー・モディーン)、エリザベス(ヘザー・グラハム)、グレッチェン(マリオン・コティヤール)

マリー ~もうひとりのマリア~のネタバレあらすじ

【起】- マリー ~もうひとりのマリア~のあらすじ1

映画監督のトニーはマグダラのマリアをテーマとし、自身がイエス役で出演するという問題作『これは我が血』を製作します。無事に撮影は終了しますが、マリア役を演じた女優のマリーは、撮影後も物語に憑りつかれたかのような状態に陥り、ニューヨークへ戻るのを拒んでロケ地のエルサレムに残りました。

1年後のニューヨーク。
イエスの生涯について取り上げるテレビ番組で、インタビュアーを務めるジャーナリストのテッド。番組は高視聴率をマークしテッドの評判も上昇していましたが、彼はマリーの親友グレッチェンと不倫関係にありました。家にいることの少ないテッドに、身重の妻エリザベスは寂しさと不安を募らせています。
『これは我が血』が公開間近となります。テッドはトニーに番組に出演してもらおうと狙い、グレッチェンと共にプレス向けの試写会に参加しました。テッドは“いい映画だった”と作品を称えたことで、公開初日に劇場から生中継するとの条件付きでトニーの出演にこぎつけます。問題作だけあって多くの反発者でデモが起こることが予想され、トニーはそれを狙って中継するつもりでした。更にテッドはマリーの出演も求めますが、彼女は無理だろうとトニーにあっさりと一蹴されます。2人が交渉のために乗っていた車は走行中に不良少年に投石され、すでに映画の影響の大きさを物語っていました。

【承】- マリー ~もうひとりのマリア~のあらすじ2

グレッチェンと逢瀬を交わしたテッドは、彼女からマリーの居場所を聞き出そうとしますが教えてもらえません。マリーは過去に行って(演じて)真実を見たと語っており、更にトニーの干渉が彼女を精神的に追い詰めたとグレッチェンは案じましたが、テッドが求めているのはとにかくマリーの番組出演です。テッドはグレッチェンが寝ている間に彼女の荷物を探り、マリーの電話番号を入手しました。翌日、テッドは早速マリーに連絡しますが、彼女は出演を許可するどころか「マグダラのマリアが私を救ってくれた」と話すと、一方的に電話を切りました。

昨夜家に戻らなかったテッドに激怒したエリザベスが、怒鳴って電話をかけてきます。テッドは自身の不貞を隠すため、昨夜は職場にいたと強気な態度をとります。ところがエリザベスに離婚を仄めかされると、慌てて下手に出るのでした。
その日の夜、テッドが帰宅するとベッドが血まみれになっていたうえに、エリザベスの姿がありません。エリザベスの悲鳴を聞いた住人に助けられ、彼女は病院へ搬送されていました。テッドは焦って病院へ駆けつけます。何らかの症状が発症しエリザベスは緊急出産しますが、生まれた息子は自力での呼吸が難しいほどの大きな病を抱えていました。テッドは目覚めたエリザベスにそれを伝えることもできず、縋るように教会へ向かいました。

【転】- マリー ~もうひとりのマリア~のあらすじ3

頼れる人もいないテッドは救いを求めるように、思わずマリーに電話をします。すると彼女は前回とは打って変わってテッドに親身で、神のもとで祈るだけと諭しました。それはまるで悟りを開いたようなふるまいでした。
そのころエルサレムでは、過越の祭(ユダヤ教の祭日)が行われるなか、爆発テロが勃発します。マリーは悲し気な表情で、荒れ狂う街を彷徨いました。時同じくして、テッドの息子も容体が悪化し緊急処置を受けます。どうにか一命はとりとめますが、テッドは心穏やかではいられませんでした。

いよいよトニーがテッドの番組に出演します。いつもは冷静な進行をするテッドでしたが、ここ数日間の出来事で気持ちが変化し、問題作を創り上げたトニーに批判的な意見を述べて声を荒らげました。テッドの様子を察した番組プロヂューサーは場面転換しようと、マリーと電話を繋げます。トニーには内密に出演にこぎつけていたのでした。マグダラのマリアに魅せられたマリーは、人生を変えるためには自分の全てを捧げなければならないと感じ、女優を辞めてでもそれしか選択肢はなかったと真意を語ってくれました。トニーは寝耳に水のマリーの出演にキレて番組を投げ出します。
収録後テッドは、教会でひたすら神に祈りました。罪人である自分の命を捧げるので、妻と息子の命を助けてほしいと…。そしてこれまでの罪の赦しを乞うのでした。

【結】- マリー ~もうひとりのマリア~のあらすじ4

『これは我が血』の初日を迎えますが、テッドは職場にも劇場にも現れません。テッドは病室のエリザベスに寄り添っていたのです。テッドは自分の過ちを謝罪し、改心することを誓うと、エリザベスは広い心で赦すのでした。

その頃トニーは約束を守らなかったテッドに腹を立て、彼のインタビューでなければ答えないと代役の司会を撥ねつけていました。劇場周辺には作品に対する多くの抗議者が集結し、予想以上の混乱を来たしています。上映直前になると、爆弾が仕掛けられたとの情報が流れ、観客が劇場から追い出されました。「デマだ!」とトニーは叫んで抵抗しますが、すでに大勢駆けつけていた警察に阻まれます。するとトニーは狂ったように映写室に向かうと技師を追い出して立てこもり、自らの手で作品を上映しました。「目で見るものではない。心で見るものだ」と嘆きながら…。

『これは我が血』のワンシーンが流れ、作品は終幕します。

みんなの感想

ライターの感想

クリスチャンではないうえに、マグダラのマリアについても知識がなかったため、この作品の衝撃の強さや深さを把握することができませんでした。おそらくクリスチャンの方であれば、肯定なり否定なりに強い感情を抱くことと思います。
とは言え、メインの俳優陣の演技が真に迫るようで魅せられました。

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「マリー ~もうひとりのマリア~」の商品はこちら