映画:ユージュアルネイバー

「ユージュアルネイバー」のネタバレあらすじと結末

ユージュアル・ネイバーの紹介:2013年製作のアメリカ映画。ジョン・マクノートン監督によるマッドサスペンス。父が亡くなり、祖父母の家に引き取られた少女・マリアン。家の近所を探索していた彼女は、ある家で同年代で寝たきりの少年・アンディに出会い、友だちになるのだが…。

あらすじ動画

ユージュアルネイバーの主な出演者

アンディ(チャーリー・ターハン)、マリアン(ナターシャ・カリス)、リチャード・ヤング(マイケル・シャノン)、キャサリン・ヤング(サマンサ・モートン)、マリアンの祖父(ピーター・フォンダ)、マリアンの祖母(リジー・ライラズ)

ユージュアルネイバーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①父の死で祖父母に引き取られた少女・マリアンは、隣家に寝たきりの少年・アンディを見つけ親しくなる。アンディの父は理解があるが、母がアンディとマリアンが遊ぶのを快く思わず遠ざける。ある日マリアンはアンディの家の地下室に意識不明の少年を見つけた。 ②地下室の少年が心臓疾患を持つ実子のアンディで、アンディと思っていた2階の少年は新生児の時に病院から連れ去られた少年・ジェイソン。心臓移植のため生かされていた。マリアンは救出、隣家の両親は死亡。

【起】- ユージュアルネイバーのあらすじ1

ユージュアルネイバーのシーン1 (タイトル『ユージュアル・ネイバー』=『普通の隣人』。ここでは皮肉っぽい意味合いで使われている)

アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク。

草野球をしている少年たちを、保護者たちが和やかに見ています。
バッターの少年が打った球がもろに胸に当たったピッチャーの黒人少年・ボビーが心肺停止に陥り、救急搬送されました。
ボビーの母親が心配しますが、病院の女医・ヤングが的確な処置をし、ボビー少年は助かります…。

…黒髪の少年アンディ・ヤングは、2階の自室で寝たきりの少年でした。歩くことができず、車椅子の生活です。
アンディの父・リチャードと母・キャサリンは、アンディが自室で閉じこもりがちでも退屈しないように、庭にとうもろこしを植えたり、おもちゃを部屋の棚に飾ったりしていました。
アンディの母・キャサリンは医師なので、アンディの診察は母親が行ないます。
(冒頭の、ボビーを助けた女医がキャサリン・ヤング)
父・リチャードは元々看護師で、アンディが生まれてからは仕事を辞め、アンディを全面的にサポートしていました。
そのリチャードも時々、留守にすることがあります。元同僚の女性・サンドラに会い、薬剤を融通してもらう時です。
両親ともに留守にする時は、アンディの近くに電話の子機を置き、こまめに連絡を取るようにしていました。

アンディの両親はやや過保護なところがありました。
いつもアンディにどちらかがつきっきりで、面倒を見ています。
立ち上がれないアンディがトイレでバランスを崩し、洗面台で頭を打ちました。
その時にも、母・キャサリンは速やかに頭部の傷を診て、傷痕を縫合します。

ある日、アンディの隣の老夫婦のところへ、少女が引き取られます。
少女・マリアンは父・ジェームズを亡くしたことから、父方の祖父母と一緒に住むことになったのです。
今までと全く異なる環境に落胆したマリアンは、それでも近所の散策に出かけ、隣家を見つけました。隣家は人里離れたところにある、孤立して建てられている屋敷です。
好奇心から脚立を使って2階を覗きこんだマリアンは、アンディを見つけてびっくりしました。その日はそのまま帰ります。
しかし翌日、気になったマリアンは、またアンディのところへ行きました。

マリアンとアンディは年齢も近いので、すぐに親しくなります。ふたりとも10歳前後です。
マリアンは「明日から学校が始まるの」と言いました。アンディは、今までずっと学校へ行ったことがないと言います。
マリアンとアンディは、一緒に野球のテレビゲームをしました。そこへ母・キャサリンが帰宅します。
マリアンは追い払われるように、帰らされました。
その後キャサリンは、夫・リチャードに「知らない間に少女が入りこんでいたから、もっとこまめにチェックして」と指示します。

マリアンが学校に通い始めたので、家の近くを黄色いスクールバスが通り始めました。
生まれてこのかた学校に行ったこともなく、同い年くらいの子とも遊んだことのないアンディは、スクールバスを羨望の目で眺めます。
マリアンは学校から帰って来ると、アンディのところへ遊びにやってきました。
最初は2階の窓から訪問しましたが、アンディが「窓から入るとママが怒る」というので、玄関口に回ります。
父・リチャードはマリアンを通しますが、少しの間2人がテレビゲームをした後に、「帰りなさい」と告げます。

【承】- ユージュアルネイバーのあらすじ2

ユージュアルネイバーのシーン2 アンディにとっては、マリアンが生まれて初めての友だちでした。
マリアンにとっても、アンディはこの土地でできた、最初の友だちです。
マリアンはアンディともっと親しくなりたいと思うのに、アンディの母・キャサリンが露骨にマリアンを嫌いました。
遊びに行っても「帰りなさい」と玄関を閉められます。
さらにキャサリンはマリアンの祖父母を訪問し、「うちの息子・アンディが死にかけているの」と言い、遊びに来させないように注意しました。
それを聞いたマリアンは、不思議に思います。アンディは血色もよく、歩けないこと以外はそこまで具合が悪そうに見えないからです。

マリアンを嫌うのは、母・キャサリンの方でした。
父・リチャードの方はそこまで硬化しておらず、先述のとおりしばらく野球ゲームを一緒にさせるなど、アンディとマリアンを引き裂く真似はしません。
それでも、アンディの両親は妻の方が権力が強く、夫は妻の言うことに従っていました。

薬を替えたので肝機能障害が出てしまいます。
父・リチャードは新たな薬をもらいに元同僚のサンドラに会い、留守にしました。
その隙を縫い、マリアンは亡き父のグローブを探してアンディのところへ行き、車椅子で庭へ連れ出して、キャッチボールをしました。
アンディは子機を持って庭に出ました。途中で入る母親からの電話連絡は、きちんと出ます。
母・キャサリンが帰ってくると知って、マリアンとアンディは急いで戻ろうとします。

ぎりぎりアンディを部屋に戻すことに成功しましたが、マリアンは帰りそびれて、隠れました。
母・キャサリンは子機が充電器に戻されているのを見て、留守中にまたマリアンが来ていたと気付きます。
マリアンは隠れて地下室へ入りこみ、奥に光が見えるので進みました。
奥の部屋には手術室のような場所があり、そこに人工呼吸器や点滴の管を繋がれた少年がいます。
アンディと同じくらいの年頃の少年でした。マリアンは驚いて点滴の管を倒してしまいますが、母・キャサリンにばれずに抜け穴から脱出します。
その途中、マリアンは2つのカルテを見ました。1つには「アンディ・ヤング」、もう1つは「ジェイソン・キマニック」という名が記されていました。

家に戻ったマリアンは、パソコンで「ジェイソン・キマニック」という名を検索します。
すると『病院から誘拐された新生児 未だ行方不明』という新聞記事を見つけました。
ジェイソンという少年は赤ん坊の時に病院からさらわれ、現在も所在が分からないのです。

その頃。
地下室の少年の点滴の管が倒れたのを見つけた母・キャサリンは、少年が「自分で抜いたのだ。つまり意識が回復してきている」というふうに解釈しました。
肝機能の低下を改善するためにも、移植が必要だと決断します。

アンディはマリアンと仲良しの関係でいたいので、遊んだことを内緒にしました。しかしそれが母の怒りを買います。
母・キャサリンがアンディに接する態度が、目に見えて悪くなりました。
棚に飾っていたおもちゃを捨て、とうもろこしも伐採してしまいます。
アンディは母の態度の変化を「自分がいい子にしていなかったからだ」と思いますが、本当は別の理由からでした。

【転】- ユージュアルネイバーのあらすじ3

ユージュアルネイバーのシーン3 マリアンは祖父に「隣家には地下に誘拐された子どもがいる」と訴えますが、祖父はまともに取り合いません。突拍子のないことだからです。

薬を取りに行った父・リチャードは、同僚の女性・サンドラと関係を持ちますが、後ろめたく思いました。サンドラはリチャードに、別居を勧めます。
帰宅したリチャードは、妻・キャサリンが「あの子は嘘をついてまで少女をかばった」と怒っているのを見て、「サンドラと寝た」と関係を告白しました。
リチャードは「もうこれ以上は無理だ」と言いますが、キャサリンは許しません。
「今すぐ手術を開始する」と言い、肝臓移植を行ないました。左葉部分を切除し、移植します。

マリアンはアンディに会おうと思いますが、その日の夜はアンディの母・キャサリンが見張りをしていたので無理でした。
翌朝、マリアンは学校へ登校した振りを装い、隣家へ忍び込みます。
アンディは父から「盲腸の手術をした」と聞かされていました。麻酔が切れると傷口が傷み、父から痛み止めの薬をもらいます。
そのわずかの隙に、マリアンが窓から入り込みました。アンディはマリアンをクローゼットに隠します。
薬を渡しながら、父は悲しそうな顔をしていました。
地下室で作業をしていたキャサリンは、抜け穴が簡単に開閉できるのを知り、マリアンが潜んでいた可能性を疑います。
2階へやって来たキャサリンは、夫・リチャードとアンディが見ている目の前で、マリアンが出入りできぬよう、窓を内側から釘付けして去りました。

両親が去った後、マリアンがクローゼットから出てアンディに話しかけます。
地下室に病気の子どもがいるとマリアンが告げますが、アンディは初耳でした。とっさに「兄弟だ」とかばいます。
マリアンは「その子の名前はジェイソン。誘拐された子よ」というと、薬が効いて眠そうなアンディの枕の下に、プリントアウトした新聞記事を置いて去ります。
ちょうど1階の居間では夫妻が口論していたので、玄関からこっそり出ても気づかれませんでした。
マリアンが家に帰ると、登校しなかったと学校から連絡を受けた祖母から叱られます。
マリアンは祖母に、外出禁止と言い渡されました。

マリアンが嘘をつくメリットがないと考えたアンディは、地下室に少年がいるという情報を鑑みて、母親のキャサリンに話の水を向けます。
「なぜ2人めを生まなかったの? 僕が病気だったから?」
それに対し、キャサリンは「うちの子は1人と神様が決めたの。それで充分だわ」と答えました。
地下室の少年は自分の兄弟ではないと、アンディは気づきます。

夜に這って地下室に移動したアンディは、本当に地下室に意識不明の少年がいると知りました。
父・リチャードが来て「ここにいちゃいけない」と言います。
「この子は死にかけている。だからママはお前に見せたくなかったんだ」と父は答えますが、アンディは真相に気づきかけていました。
リチャードがアンディを抱きかかえた時、はずみで少年の生命維持装置が外れ、それを離れたところで知るリモコンを持つ母が目覚めます。

【結】- ユージュアルネイバーのあらすじ4

ユージュアルネイバーのシーン2 地下室のカルテを見ていたマリアンは、祖父に「心臓を移植する気よ」と告げました。
隣家の地下室に意識不明の少年がいることは、にわかに信じがたいことでしたが、マリアンが真剣な顔をして言うので、祖父は「自分の心に従いなさい」と答えます。
祖父の言葉を聞いたマリアンは、すぐに家を抜け出して、アンディのところへ行きました。
窓から入ろうと試みますが、内側から釘づけされており、開きません。
部屋の内側にいるアンディは、マリアンに「あれは両親じゃない。僕はアンディじゃない。あの子がアンディだ」と言います。

…アンディだと言い聞かされて育っていたため、アンディは自分をアンディだと思っていましたが、この家の本当の子どもは、地下室で寝たきりの意識不明の少年の方でした。
アンディは、赤ん坊の時にさらわれた、「ジェイソン・キマニック」の方だったのです。
キャサリンは、自分の子どもが生まれつき心臓疾患があることを知り、医者であることを利用して病院から赤ん坊をさらいました。
わが子に心臓移植をするために、ジェイソンをずっと育てていたのです…。

(「アンディ」=「ジェイソン」という最大のネタバレは分かったが、以後もアンディ表記で進めさせていただく。本当のアンディの方は「実子」表記に。
アンディに病気はない。寝たきりで車椅子の生活なのは、歩くことを教えられなかったから。
逃亡防止のために、敢えて寝たきりにさせていたと思われる)

病院からさらって移植のために育てたとはいえ、父・リチャードの方はアンディに愛情が移っていました。それで、マリアンとアンディが遊ぶのを許したり、移植を渋ったりしていました。
ところがキャサリンにとって大事なのは実子なので、アンディを使い捨ての駒程度にしか考えていません。

地下室の実子が危篤状態に陥ったことを知らせる警報音が鳴ったので、キャサリンは地下室へ行き、リチャードは妻に言われるまま、アンディを連れに2階へやってきました。
そこでマリアンを見たリチャードは、「信じてくれ」と言って、アンディにエピネフリン(アドレナリン)を注射します。
「効き目が現れるまで時間がかかるが、これで体力が戻る(アンディは麻酔薬を投薬されている)」と言ったリチャードは、続けて酸素ボンベでガラス窓を割り、逃亡を手助けしました。
マリアンは庭にあった荷物運搬用の手押しの三輪車にアンディを乗せ、連れていきます。

キャサリンはアンディがいなくなったのを知ると、半狂乱になりました。それを、リチャードがなだめます。
「息子はもう長い間死んでいる。受け入れよう(ずっと意識不明状態だから)」
そう告げるリチャードに、キャサリンは筋弛緩剤を打ちました。そしてマリアンを追いかけます。
リチャードは地下室に移動し、薬品を撒いて火をつけ、実子の酸素マスクを外しました。横によりそって一緒に炎にまかれます。
マリアンに詰め寄っていたキャサリンは、実子の心停止の警報音を聞いて館に戻りました。
家から出ている煙を見て火元の地下室に行き、天井崩落に巻き込まれます。
(一家三人とも死亡)

…後日。
アンディはすっかり健康になり、歩けるようになっています。
同じ年の頃の少年たちに加わって草野球に参加したアンディは、打ち上げられた球を捕り、嬉しそうな顔をしました。
マリアンもその様子を見て、歓声をあげます。
(アンディことジェイソンはマリアンに助けられ、日常生活を送れるまでに回復)
(フレディって間違っててすみません)

みんなの感想

ライターの感想

原題は『The Harvest』=『収穫』…この場合の「収穫」って、つまりは「心臓移植」のことだよね。こ、こわっ。
原題のままにしとけばよかったのに~。『ユージュアル・サスペクツ』『グッド・ネイバー』によせたタイトル。
えーー…映画予告で、ほとんどネタバレしてしまってます!!
予告見ると、もう勘のいい人はオチまで判ってしまっちゃうという。それでも見ごたえあり。
この母親役のサマンサ・モートンの演技が『ミザリー』のキャシー・ベイツに重なる!
心臓移植が目的とはいえ、新生児時代からずっと何年も育てていたら情が移りそうなものに…。
父ちゃん・リチャードの気持ちのほうが理解できるわ~。
オチが判ってても楽しめる良作品。
  • りみあさんの感想

    子どもが小さくまだゆっくり映画を見る時間がないのでこちらのサイトでまとめを見るのに楽しみにしています♪いつも詳細にまとめられていて、丸々一本映画を見たような満足感です。
    幼い息子を持つ母として、キャサリンの気持ちはわかってしまう部分もありますが、実際にあったらゾツとする事件ですね😱
    落ち着いてからでも、改めてゆっくり見たいと思わされる映画です。
    ところで、最後に記載のある『フレディ』とは誰をさしているのですか?

    これからも、投稿を楽しみにしています♪

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