映画:リクイッドウッズ樹海

「リクイッドウッズ樹海」のネタバレあらすじと結末

リクイッド・ウッズ 樹海の紹介:第二次大戦中に、とある村の住人が丸ごと行方不明になったという未解決事件を追って、本を書こうと試みた夫婦が体験する不可思議で奇怪な出来事を描いたサスペンス・ホラーです。製作スタッフも出演者も日本で馴染みの顔はいませんが、深い森の中で展開される「シュールで奇妙な世界」は、なかなか見ごたえがあります。

あらすじ動画

リクイッドウッズ樹海の主な出演者

テディ・バーンズ(マイケル・ラウリノ)、メリッサ・バーンズ(アネッサ・ラムジー)、ウォルター(アレックス・ドレイバー)、エリン(キャシディ・フリーマン)、ダリル(クラーク・フリーマン)、リヴ(ローラ・ハイスラー)

リクイッドウッズ樹海のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- リクイッドウッズ樹海のあらすじ1

リクイッドウッズ樹海のシーン1 第二次大戦中の1940年、アメリカのニューハンプシャーで。フライヤーという土地の住人が、町の北にある森へ集団で避難。その後、数名の凍死者が見つかったものの、住人のほとんどが行方不明のままになるという事件が起きました。ただ1人見つかった住人の証言も、抽象的なもので解決の糸口にはなりませんでした・・・。

そして、現在。カメラマンのバーンズは、作家である妻のメリッサと共に、この「フライヤー住人失踪事件」の謎を探ろうと、メンバーを集めて現地へ向います。友人で心理学者のウォルター、森林サービスから派遣されたサイバン、ダリルとエリンの兄妹は、地図作成担当。そしてウォルターの生徒で救急担当のジルという7人は、これまで明かされなかった謎を解き明かすことに、興味しんしんでした。
現地の今の住人たちは、「昔の事件」に非協力的であると聞いてはいましたが、町に入ってすぐに「過去の住人たちが辿った道」を見失った彼らを、誰も助けてくれません。唯一、映画館に勤める若い女性・リヴが、彼らに協力し、一緒に森へ入ることになります。リヴの言う「黄色いレンガ道」と書かれた石を道しるべに、一同は森の中へと足を踏み入れます。

【承】- リクイッドウッズ樹海のあらすじ2

リクイッドウッズ樹海のシーン2 森に入ってすぐに、ジルが持っていたGPSが役に立たなくなります。ニューハンプシャーの山中にいるのに、ハワイやドイツなどあらぬ場所を示すGPSに、最初はお祭り気分だった一同も、森の奥に進むに連れ自分たちの現在位置がわからないことに不安を覚え始めます。森の中を進むうち、ダリルが道ばたで山高帽を発見。気に入って被り始めますが、その帽子は住人が行方不明になった1940年代のものなのに、全く古びていませんでした。
GPSは狂ったまま、方位磁石も当てにならない道中は、更に一同を不安にさせて行きます。そんな時、突然森の彼方から、音楽のようなものが聞こえ始めます。リヴが言っていた、「昔の住人たちは、手回しの蓄音機を持って森へ入っていった」という、そんな古い蓄音機から流れてくるような音楽でした。この音を辿っていけば、過去の住人たちが「行き着いた場所」に行けるはずだと、一同は音のする方角へ進み始めます。

【転】- リクイッドウッズ樹海のあらすじ3

リクイッドウッズ樹海のシーン3 しかしどこまで行っても音楽は、「ただ鳴り続ける」ばかりで、近づいたという気配がしません。あげく急に大音量で鳴り始めたり、ノイズのような音が響いたりと、次第に一同の精神を苛み始めます。皆の精神状態を心配したウォルターは、計器も不調だし引き返そうとバーンズに提案しますが、バーンズは取り付かれたかのように、住人の行方を捜さずに山を降りることは出来ないと言い張り、拒否されてしまいます。
そして遂に、悲劇が起きます。山高帽を被ったまま脱がないダリルに苛立ったエリンが文句を言い始め、口論になり。興奮したダリルは、なんと妹を押し倒し、殴りつけ。拾った石でエリンを打ち殺してしまったのです。突然の出来事に、パニックに陥る一同。そのまま逃亡したダリルを追いかけ捕らえますが、さすがにもう過去の住人の捜索はよそうという話になります。死人が出る事態となり、バーンズも捜索断念を納得したかと思いましたが、皆が寝静まったあと、ダリルは縛られていた紐を切って逃亡。バーンズは1人、住人を求めて「北」へと出発してしまいました。

【結】- リクイッドウッズ樹海のあらすじ4

リクイッドウッズ樹海のシーン2 グループのリーダーを失った残りのメンバーは、帰る方向について意見が別れてしまします。素直に南へ戻ろうという一団に対し、サイバンは西へ行った方が町が近いと主張。サイバンと彼を信用したリヴの2人と、一方のメリッサ・ウォルター・ジルの3人は、装備と残り少ない食料を分け合い、森を下り始めます。しかしどちらのメンバーも、すでに精神をこの「森」に冒されていました。
サイバンは、「自分もダリルのようになりつつある」とリヴに告白、そうなる前に縛ってくれと頼みます。サイバンを縛ったリヴは、単独で行動を開始。一方、ジルがストレスのあまり、残り少ない食料の中のキャンディーを食べつくしてしまったため、メリッサとウォルターはジルを無視し始めます。絶望したジルは、崖の上から身を投げるのでした。
ウォルターは、実はバーンズの妻であるメリッサに惚れていたのですが、この状況になり、メリッサに想いを告白するビデオを録画し、自殺します。1人残されたメリッサを、ダリルが襲撃。メリッサは殺されてしまいます。そこでリヴが、ダリルを見つけて刺し殺します。1人森に残ったリヴは、「食べるとハイになる毒いちご」を食べながら、笑い続けていました。
そして、過去の住人を求めて、「北」へ向ったバーンズは。意識もうろうとなりながら、ある建物にたどり着きます。そこは映画館でした。バーンズは、映画館の主人と思われる人物に助けを求め、自分の仲間たちもまだ森にいると訴えます。すると主人は「皆さん、もうここへ来ていますよ。来る道のりは、ひとつだけではないですから」と微笑みます。途方に暮れるバーンズは1人、映画館の中へ入ります。そこでは、過去の住人たちの亡霊が、上映されている映画を楽しんでいました・・・。

みんなの感想

ライターの感想

邦題は「リクイッド・ウッズ」=「液体のような森」ですが、原題は本編の中にも出てくる黄色いレンガ道、「イエロー・ブリック・ロード」。「オズの魔法使い」で、ヒロインのドロシーが魔法使いに会いに行くために通る道のことですね。エルトン・ジョンにも「グッバイ、イエロー・ブリック・ロード」という有名な曲があります。
この原題を知っていれば、この映画が「何か不可解なもの、説明出来ないもの」で覆われた世界になっているのも、ある程度納得出来るかなと。なんたって「魔法の国の物語」ですから。結局最後まで、過去の住人たちが消えた理由も、主人公たちがおかしくなってしまった理由も明らかにされず仕舞いなので、キツネにつままれたような想いになる方も多いでしょう。
その割りに、終盤になるといきなり「兄が妹の足を引きちぎる」っていう、ゾンビ映画かよ?!と言いたくなるようなシーンが出てきたりして、ますます見ている方は「一体何が??」という気分にもなろうかと思います。
ただこれも、製作側が、(恐らくは)そういった「摩訶不思議映画」を撮ろうと思って、意識的にやっているんではないかと思います。あえてはっきりとした回答を示さない、みたいな。ですので、そういったモヤモヤした映画は苦手だな~という方にはキツい映画かもしれません。
私は何か、劇中出てくる「ハイになる毒いちご」ではないですが、ちょっとドラッグムービー的な、しかもバッドトリップしたみたいな不思議さといかがわしさがあって、なんだかんだと楽しめました、こりゃあきっと最後まで見ても「決着つかず」だろうな、という予感もありましたので。かように、ちょっと見る人を選ぶ映画かもしれませんが、決して「ハズレ」ではないかな・・・という感想でした、はい!

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