映画:リムジンLIMOUSINE

「リムジンLIMOUSINE」のネタバレあらすじと結末

リムジン LIMOUSINEの紹介:長年の功績を認められ映画賞を受賞したベテラン女優が、授賞式に向うはずのリムジンの車中に閉じ込められてしまう。それは、謎の人物による、女優への壮絶な復讐の幕開けだった・・・!という物語で、全編通してほぼ「ひとり芝居」で汚れ役を演じるヒロインの悲痛さと迫力が見ものの作品です。

あらすじ動画

リムジンLIMOUSINEの主な出演者

アマンダ(パオラ・ボンテンピ)

リムジンLIMOUSINEのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- リムジンLIMOUSINEのあらすじ1

リムジンLIMOUSINEのシーン1 ベテラン女優のアマンダは、長年の功績を認められて、「生涯キャリア賞」を受賞。今宵はその授賞式に出席する予定でした。迎えに来たリムジンに乗り込むと、車体後部の広いシートには、お祝いのシャンペンや、麻薬まで用意してありました。同じく俳優である夫から、ロケ地から飛行機が飛ばず授賞式に行けないという電話を受けたあと。シートの前方にあるモニターに、突然映像が流れ始めます。それはアマンダが20年前の若き日に主演した、出世作にして代表作、「乾いた地のホタル」のクライマックスシーンでした。
気持ちは嬉しいけど、静かに過ごしたいから映像を止めてと姿の見えない運転手に訴えますが、聞こえていないのか映像は映画のシーンから、アマンダのインタビューに切り替わります。運転席との敷居をノックしてやっと映像は止まり、アマンダは授賞式でするスピーチの練習を始めます。ふと時計を見ると、もう会場に到着していい時間になっていましたが、まだ車は走り続けています。何かトラブルが?と思っていると、突然車の中に、不気味な声のアナウンスが響き渡ります。
「もう電話は通じない。ドアも窓も、厳重にカギをかけてある。窓は強化ガラスで、破るとは出来ない。お前は、このリムジンの中に閉じ込められたのだ。」
最初は夫のイタズラかと思ったアマンダですが、車から降ろす気のない「声」の様子に、不安が募りま始めす。「目的はなに?お金?」問いかけるアマンダに、「声」は答えます。
「これから、私の出す指令に従ってもらう。指令どおりにこなしてもある程度の苦痛は免れないが、拒めば必要以上の苦痛を味わうことになる。従った方が懸命だぞ」
いったい何のことか、何が起きているのかわからないアマンダに、「声」はまず最初の指令を告げます。
「お前はは女優として様々な役を演じて来たが、ひとつ足りないものがある。ヌードシーンだ。女優としてひと皮剥けるために、モニターに向って、服を脱げ。」

【承】- リムジンLIMOUSINEのあらすじ2

リムジンLIMOUSINEのシーン2 そんなこと出来ない!とアマンダが拒むと、車内が暗くなり、ドアが開いて覆面をした男が入ってきます。男は棍棒を取り出すと、アマンダを押さえつけ、痛めつけ始めます。あまりのことに、悲鳴を上げるアマンダ。シャンパンのボトルで窓をたたきますが、窓ガラスは「声」の言ったとおりビクともしません。男が去った後、「声」は言います。「これで、私が本気だとわかったろう?さあ、言われた通りに、服を脱ぐんだ」
痛みに耐え、唇を噛みながら服を脱ぎ出すアマンダに、「お前も興奮してきたか?」「濡れてきたんだろ?」と「声」は屈辱的な言葉を投げかけます。更には途中で服を脱ぐのをやめさせ、ヒールのかかとを「男のモノ」と思ってくわえろという指示が。指令に従ったアマンダですが、最後には嘔吐していまいます。
「声」は痛みを訴えるアマンダに、救急箱の中のモルヒネを注射するよう言います。ためらった末に、注射するアマンダ。最初は痛みが引き楽になりましたが、次第に呼吸が苦しくなり、心臓の鼓動が波打ちます。「声」は、モルヒネは粗悪品だったようだ、救急セットを使えと指示。なれない救急のAEDセットでなんとか心臓に電気ショックを与え、アマンダはかろうじて息を吹き返します。
「なぜこんなことを・・・」と問いかけるアマンダに、「声」は「これは必然だ。お前のしてきたことを思い出せ」と逆に聞いてきます。思い当たる節のないアマンダでしたが、「男女のことではない。役柄について、俳優としてのことだ」と語る「声」。それでも何か口にするのをためらっているようなアマンダに、「声」は「ここでのことは、外部には漏らさない。女同士の約束だ」と言います。「女同士?」アマンダは、声色を変えている「声」の主が、女だと気付きます。そして、「彼女」もまた、俳優ではないかと考え始めます。

【転】- リムジンLIMOUSINEのあらすじ3

リムジンLIMOUSINEのシーン3 「声」は声色を変えていたフィルターを外し、しわがれた女性の声で話し始めます。アマンダの考えた通り、「声」の主は女優で、実はアマンダの出世作「枯れた地のホタル」に主演するはずだった役者でした。モニターに、アマンダに風貌のよく似た女性が映し出されます。そして彼女は映像の中で、先ほどアマンダを襲った男に似た男に、無理やり犯されてしまいます。それは過去に撮影された、「声の主」の映像でした。
自身初の主演作として、脚本を繰り返し読み込み、役柄を研究して臨んだ「枯れた地のホタル」の撮影で、声の主は突然降板を言い渡されてしまいます。代わりに主役に抜擢されたのがアマンダでした。実はこれは、製作側のミスと言える「主役交代劇」だったのですが、アマンダはこのチャンスを逃したくないと、降板した女優のことを考えずに、演技に没頭します。その結果、この作品がアマンダの出世作となり、その後も女優として活躍する道が開けたのでした。
対照的に声の主は、降板して以降いい役にめぐり合えず、あげく主演するはずだった映画のパロディポルノ「枯れた地の売女」に出演させられてしまいます。モニターに流れた犯されるシーンは、そのポルノの一場面でした。ポルノの製作陣が「リアル感を出すため」、実際に彼女をレイプさせたのです。ひとつの映画の不運な主役交代が、2人の女優の運命を大きく変えてしまったのでした。
そして「声の主」は、アマンダがキャリア賞を受賞したことを知り、復讐を決意したのです。「私がこれまでの人生で味わったことを凝縮して、あなたに今感じてもらってるの。これからがメイン・シーンよ。私はポルノの撮影で、何人もの男に、何時間も犯され続けた。今日は予算の関係で、あなたのお相手は1人きりだけど。迫力は十分出るはずだわ」

【結】- リムジンLIMOUSINEのあらすじ4

リムジンLIMOUSINEのシーン2 そして先ほどアマンダを痛めつけた男=リムジンの運転手が後部座席に乗り込んで来ます。必死に抵抗するアマンダですが、組み伏せられ、運転手に犯されてしまいます。ソファーに体を押し付けられながら、アマンダはなんとか手を伸ばし、割れたシャンパンのボトルを掴みます。ボトルの割れた先を、運転手の目に突き刺し。倒れた運転手に、ボトルを何度も何度も突き立てるアマンダ。運転手が動かなくなったところで、ようやく我に返り、運転手のポケットを探ります。
ポケットに入っていたリモコンで、リムジンのドアのカギを開け、やっと車の外へと転がり出るように脱出するアマンダ。待ち構えているであろう「声の主」に向かい、運転手が持っていた棍棒を握り締め、アマンダは立ち尽くします。そこへ、夜の暗闇の中から、亡霊のように声の主が現れます。その姿は、もう女優とは、人間とは言い難いほど醜く変貌してしまっていました。声の主は、「まだ終わりじゃないわよ」と、麻酔銃をアマンダに撃ち込みます。アマンダは意識を失い、その場に倒れこみます。
アマンダが目を覚ますと、再びリムジンの後部座席におり、手首を手錠で繋がれていました。そしてリムジンは、「枯れた地のホタル」のラストシーンで、ヒロインが入水自殺した沼に、沈んでいくところだったのです。アマンダの向かい側にいる「声の主」は、「私は重い病に冒されていて、医者に余命あとわずかと宣告された。あなたが助かるかどうか、それは運命ね」と、手錠のカギを指先にぶら下げながら言うのでした。
アマンダは必死に、主役交代の際に降板した女優=声の主のことを気にかけなかった、気にかけないように意識していたことを謝ります。実際アマンダは、降板した女優の、今目の前にいるその女性の名前すら知らなかったのです。アマンダの謝罪を聞きながら、声の主は手錠のカギを、水面が上がってきた車内にポトリと落とします。
アマンダは幸運にも意識を失う前に使った、運転手から奪ったリムジンのリモコンが足元に落ちているのを見つけます。懸命にカギを探すと、リモコンを使いドアを開け、沼に沈んでいくリムジンから、アマンダはギリギリで脱出します。命は助かったものの、うつむくアマンダの目に映る水面には、自分の顔ではなく、醜くゆがんだ「声の主」の顔が映っていました。泣きながら声の主の顔を振り払うと、アマンダは夜の闇の中へと消えて行くのでした。

みんなの感想

ライターの感想

箱に閉じ込められ地中に埋められ生死の間をさまよう「リミット」や、スキー場のリフトの上に取り残されてしまう「フローズン」、銀行のATMに閉じ込められる「ATM」、サウナの中に閉じ込められる「247℃」などなど。「ひとつところに監禁される、ワン・シチュエーションスリラー」は結構作られて来ましたが、リムジン特有の広い後部座席に監禁するというのは考えましたね、ナイスアイデアですね!
中盤過ぎまでは、ほとんどヒロインとなる女優さんの「ひとり芝居」で、謎の声を相手に理不尽な仕打ちに耐える姿がハラハラドキドキさせてくれ、おまけに相手の指令がエロス全開なことから、これは変態エロス系監禁ホラーか?とも思ってしまうのですが。
「声の主」の正体が明かされてからは、少し趣を変えて「女優同士の争い、そして語られる悲劇」といった塩梅のストーリー展開にシフトしていきます。正直、明かされる正体と真実には「そういうことか~」といった感じで、それまでの「変態監禁系」にゾクゾクハラハラしていたのに比べると、若干テンションは落ち気味になってもしまうのですけども。
クライマックス、相手がその「姿」を現すところはなかなか衝撃的でしたね!悲劇を「語る」段階ではイメージできなかった、女優としてだけでなく、人として「そこまで堕ちていた」ことが明かされるシーンは、見ていて軽くショッキングですらあります。
最後の、2人にとって因縁の沼に沈みゆくリムジン内での「対決」は、映像として少しわかりにくいところはありますが、ラスト、水面に映った自分が「醜く奇形化した相手の姿」だったりするとろこは、かなりのホラー描写になっています。
エロチック・バイオレンスホラーという設定にしては、ヒロインが結局「脱がない」のはどうかとも思いますが、そんな不満を吹き飛ばすくらい、終盤でのショック描写は鮮烈でありました。いやあ、予想以上に、なかなか「見せてくれる」作品でしたよ!!

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