「ルチオ・フルチのザ・サイキック」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

【転】– ルチオ・フルチのザ・サイキックのあらすじ3

ルチオ・フルチのザ・サイキックのシーン3

画像引用元:YouTube / ルチオ・フルチのザ・サイキックトレーラー映像

その後ヴァージニアは町のショーウインドウで、透視に出て来た「アニェーゼが表紙の雑誌」を見つけます。ルカにその雑誌を見せると、恐らくこの写真は雑誌社が「使いまわし」をしたのではないかと考えます。更にブルーノが、アニェーゼの横に「馬の鼻」らしきものが写っていることに気付きます。

その写真を手掛かりに、ヴァージニアとルカは、写真を提供した馬を管理する厩舎の男に会いに行きます。男は、アニェーゼとロスピーネが一緒に厩舎に来たことを覚えていました。更に雑誌の元になった写真には、乗馬レースの「第十回大会」という横断幕が写っていて、第十回大会は「1973年に開催された」と厩舎の男が証言します。

つまりアニェーゼは、1973年にはまだ生きていたことになり、その当時フランチェスコはイギリスに出張していました。ヴァージニアはこの写真を証拠として、警察に提出します。同時にロスピーネが姿を消し、アニェーゼ殺しの真犯人として手配されます。

そしてこの時、謎の女性から2度目の電話が入っていました。今度はしっかりと、デル・オンブローネ通りの6番地という住所も録音されていました。グロリアは、証拠を提出したことでフランチェスコは釈放されるはずだから、もうこの電話は気にしなくていいと語りますが、ヴァージニアはなぜか気にかかっていました。

そしてグロリアは、時計をヴァージニアにプレゼントします。アラーム機能付きの腕時計は、音を鳴らすと透視をした時に聞いたメロディが流れ出します。何かおかしいと思ったヴァージニアは、時計を持ってルカの事務所へ向かいます。そこでルカは、アニェーゼが表紙の雑誌をヴァージニアに見せます。

その雑誌には、「第一号」という記載があり、今年発行されたばかりのものという印でした。つまりアニェーゼが死んだ時に、この雑誌はまだ存在していなかったのです。この事実を基にルカは、ヴァーニジアが透視で「未来を見た」のではないかと推察します。

透視が「未来の光景」ならば、時計のアラームも説明がつくことになり、ヴァージニアは愕然とします。そしてヴァージニアはやはり気になっていたオンブローネ通りの住所へと行ってみることにします。住所が示す屋敷に入って行くと、透視でみた「血まみれになった、老齢の女性の死体」を発見します。

驚きながらも、人の気配を感じてヴァージニアは屋敷の一室に隠れます。赤を基調としたその部屋は、まさに透視で見たものと同じでした。透視の中で、部屋にあった彫像が倒れていたことを思い出したヴァージニアは、立っていた彫像を倒し、その下に隠されていた手紙を発見します。

そして屋敷の中に、透視で見たのと同じ、顎ひげを剃って口ひげだけのロスピーネがいて、彼もヴァージニアの気配に気付いたらしいと察します。ヴァージニアは屋敷から逃げ出し、近場に会った演劇場のような場所に逃げ込みます。

すると劇場の中には、透視で見た宗教画が飾られていました。そこにロスピーネも追って来て、バージニアは劇場内のやぐらに登って逃げようとします。ロスピーネもヴァージニアを追ってやぐらに登りますが、木製の足場が崩れ、ロスピーネは床に転落していきます。

ヴァージニアがやぐらを降りると、ロスピーネははまだ生きていて、ヴァージニアの足を捕まえようとします。ヴァージニアは必死に劇場を逃げ出すと、遺体が見つかった別荘へと逃げ込みます。オンブローネ通りは、別荘の近くにあったのです。ヴァージニアは釈放されたフランチェスコに電話をし、助けて欲しいと訴えます。

ヴァージニアは気持ちを落ち着かせようと、グロリアからもらった黄色い煙草に火を点けます。そこで別荘の室内を見わたすと、えぐられた壁や大きな鏡など、透視で見た光景と似ていることに気付きます。そこにフランチェスコが、「足を引きずりながら」別荘にやってきます。フランチェスコはここに来る途中足をひねってしまったと言いながら、別荘に上がります。

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