映画:レッドドラゴン

「レッドドラゴン」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

レッド・ドラゴンの紹介:2001年制作のアメリカ映画。『羊たちの沈黙』、『ハンニバル』に続くハンニバル・レクター博士シリーズの3作目だが、時系列としては(シリーズ4作目『ハンニバル・ライジング』に次いで)2番目になる。

あらすじ動画

レッドドラゴンの主な出演者

ウィル・グレアム(エドワード・ノートン)、ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)、ジャック・クロフォード(ハーヴェイ・カイテル)、フランシス・ダラハイド(レイフ・ファインズ)、リーバ・マクレーン(エミリー・ワトソン)、モリー・グレアム(メアリー=ルイーズ・パーカー)

レッドドラゴンのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①FBI捜査官グレアムは精神科医の権威レクターと協力し犯人像を絞っていたが、ある時、レクターが連続殺人犯だと気づく。レクターを逮捕したグレアムはFBIを辞めた。数年後、上司クロフォードに連続一家惨殺事件の協力を乞われたグレアムはレクターのところへ行く。 ②レクターが示していた「家族ビデオ」がヒント。ホームビデオ制作会社勤務ダラハイドが犯人。幼少期の祖母からの虐待と先天性障害を持つコンプレックスが動機。恋人を得たダラハイドは犯行をやめかけようとしたが、逃亡してグレアムと対峙、殺された。

【起】– レッドドラゴンのあらすじ1

レッドドラゴンのシーン1

画像引用元:YouTube / レッドドラゴントレーラー映像

1980年、アメリカ・メリーランド州ボルティモア。

クラシック・コンサートの観客の中に、精神科医のハンニバル・レクターがいました。

レクターはオーケストラの演奏で、スキンヘッドの男性が奏でるフルートが不協和音になっているのを鋭く感じ取り、眉をひそめます。

その後、そのオーケストラの団員は行方不明になりました。

コンサートツアーが終わり、交響楽団理事会のメンバーがレクター家に招待されます。レクターは毎年彼らを招待し、家のホストである自分が腕を振るった料理を提供していました。

9人の交響楽団理事会のメンバーの1人の女性に、「このオードブルは何?」と聞かれますが、レクターは言葉を濁して答えませんでした。

彼らを帰した深夜、レクター宅にFBI捜査官の若い男性ウィル・グレアムが訪問します。

グレアムは犯罪精神医学の見地からレクターに協力を乞い、犯人像を分析していました。グレアム自身も想像力を駆使し、レクターはグレアムの鋭い分析を評価しています。

担当している連続殺人事件の犯人像として、グレアムとレクターは「解剖学の知識がある落ちこぼれ医者かあるいは医学生」という結論を下していました。遺体の一部がいつもなくなっているのは、「犯罪の記念に保存しているのだろう」とみなします。

グレアムは義理の父が鶏を捌く時に「背中の両側が一番おいしい」と言っていたのを聞いて、全く異なる分析をしていたのではないかと思いました。

保存のためではなく「食べるため」に犯人が遺体の一部を切り取っていた…そう推論したグレアム捜査官は、その意見を述べるために深夜にレクター宅へやってきました。グレアムの意見を聞いたレクターは、なるほどと納得します。

しかしグレアムはまだ質問したいことがありました。「非常に優秀なレクターが、なぜこの可能性を見落としたのか(指摘しなかったのか)」…レクターがグレアムのコートを取りに行っている間に料理の本を手に取ったグレアムは、「リ・ド・ヴォー(仔牛の胸線の料理)」のレシピに丸がつけられているのを見て、犯人がレクター博士だと確信します。

銃を取り出そうとした時、レクター博士が突進してグレアムの左胸の下を刺しました。倒れかけながらも、グレアムはレクター家にあった矢をレクターの左脇腹に2本刺し返します。そして襲ってくるレクターに銃で撃ちました。両者共に重傷を負います…。

(オープニング映像。その後の事件の変遷をスクラップした新聞記事や、びっしりと手書きされた文字。これは後に出てくる〝噛みつき魔〟のスクラップファイル)

レクターとグレアムが共に瀕死の重傷を負った事件は、最初は詳細不明とされました。

しかしその後のFBIの捜査で、ハンニバル・レクターが殺人鬼だったことが判明します。しかも連続殺人の被害者を食し、さらに訪れた客にも振る舞っていたことが分かりました。

グレアムの方がレクターより重傷でした。しばらく意識不明の状態が続き、全身チューブ姿で横たわっている姿を、病院へ潜入したタトラー紙の記者フレディ・ラウンズに激写されます。

グレアムは命を取り留め、日常生活も支障がないほどに復帰しますが、事件でストレスを受けてFBIの退職を決めました。

レクターは終身刑を宣告され、ボルティモアの精神病院に収監されます…。

…数年後。アメリカ・フロリダ州マラソン。

海辺の一軒家に引っ越して、グレアムは妻・モリーと幼い息子・ジョシュとの3人暮らしをしていました。ジョシュは例の事件当時は、まだ赤ん坊でした。

ある日グレアムの家を、FBI時代の男性上司ジャック・クロフォードが訪ねます。

クロフォードの用件は、アラバマ州バーミングハム(バーミンガム)とジョージア州アトランタで起きた、連続一家惨殺事件について捜査協力を乞うためでした。この事件の犯人は〝噛みつき魔〟と呼ばれています。歯形が遺体に残っているからです。歯形はいびつで歯並びの悪いものでした。

グレアムはほかに優秀な捜査官がいると指摘しますが、クロフォードは「柔軟な想像力を必要とする」と言います。「君の協力が解決には不可欠だ」と言われると、グレアムは断れませんでした。

妻・モリーは数年前の事件で夫のグレアムが生死の境をさまよったことで、できれば行ってほしくないと思っています。「数日か、長くても1週間で戻る」と約束し、グレアムは翌日、出発しました。

連続一家惨殺事件の内容はこうです。

ジョージア州のアトランタを例に挙げて説明すると、犯人はまず被害者のリーズ家の飼い犬を殺し(バーミングハムのジャコビ家は猫)、夜に鍵を壊して入ります。

錠前開きが苦手なようで、こじ開けるかガラスカッターを使用しています。

暗闇の中で夫・チャールズの喉を裂き、目覚めた妻・ヴァレリーの腹を死なない程度に撃った犯人は、夫が死ぬ様子を妻に見せます。

その後、子ども部屋に移動してサイレンサー(消音器)を使用した銃で殺害し、目に鏡を入れた遺体を両親の寝室に移動させて、子どもに見せるように配置してから妻を弄びました。

バーミングハムのジャコビ家でも同様の手口で、鏡を割って眼孔の中へ死後入れているのが特徴です。

犯人はゴム手袋を使用していて指紋は検出されず、靴のサイズは11です。

唾液と精液の判定で、犯人の血液型は分泌型のABプラスだと判明しました。

リーズ家の殺人事件は2月25日の満月の夜で、ジャコビ家の凶行は3月28日の満月1日前でした。ここから、次の犯行は「次の満月の頃」と想像されます。

その時期まで3週間を切っていました。

リーズ家の現場を見せてもらったグレアムは、家にある全ての鏡が壊されていることに気づきます。

子どもたちを殺して両親の寝室に移動させた理由を「観客に見立てた(行為を見ておいてほしい)」と推理したグレアムは、検視結果で妻の内股からタルカム・パウダーが検出されたのを発見しました。被害者宅にタルカム・パウダーは置かれていません。

「ゴム手袋を外して素手で触った」証拠でした(ゴム手袋が密着しないよう、内側にさらさらのパウダーをまぶしてある)。

妻を弄んだ時にゴム手袋を外していたならば、素手のまま妻の目に触れた可能性があると踏んだグレアムは、すぐにクロフォードに電話をし、鑑識で今一度、妻の眼球、角膜の指紋採取を頼みます。

グレアムの想像どおり、そこから親指の指紋の一部が発見されました。歯型以外に指紋の証拠が手に入ります。

ところが捜査はそこで行き詰まりました。一番知りたい「犯人は犠牲者をどういう基準で選ぶのか」が分からないままです。

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