映画:レプリカ

「レプリカ」のネタバレあらすじと結末

レプリカの紹介:幼い娘を無くした心の傷を癒そうと、息子を連れて別荘地へやってきた若い夫婦。そこで彼らに接近してきた夫婦と子供連れは、一見にこやかで「いい人」にも思えたが、徐々にその本性を現していくのだった・・・!というサスペンスドラマで、ミヒャエル・ハネケ監督の「ファニー・ゲーム」を思わせる、イヤ~なムードが漂う作品になっています。

あらすじ動画

レプリカの主な出演者

マーク(ジョシュ・クローズ)、メアリー(セルマ・ブレア)、ボビー(ジェームズ・ダーシー)、ジェーン(レイチェル・マイナー)、ブレンダン(クイン・ロード)、ジャレッド(アレックス・フェリス)

レプリカのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- レプリカのあらすじ1

レプリカのシーン1 息子のブレンダンと犬のハリスを連れて、避暑地の別荘へ旅行に出かけた、マークとメアリーの夫妻。シーズンにはまだ少し早く、別荘地は閑散としていましたが、馴染みの管理人は「静かに過ごすにはいい時期ですね」と微笑みます。実は夫妻はまだ幼い娘を交通事故で亡くしたばかりで、その傷心を癒すための旅行でもあったのです。
別荘へ着いた翌朝、まだ夜も明けきらないうちに、家の外で大きな物音がするのに気付き、マークは何事かと見に行きます。そこには「近所の住民」だという、ボビーとジェーンの夫妻と、息子のジャレットがいました。昨日別荘へ来るのを見かけたので、お近づきのしるしに薪を持ってきたんだ・・・というボビーに、マークは「それなら常識内の時間に」と迷惑そうに答えます。
それで気を悪くしたとおもったのか、ジェーンは自慢のサラダを持ってくるわと言い出し、マークも断りきれず、その夜の夕食はボビー一家を招いてのものとなります。夕食を終え、ブレンダンとジャレットがTVゲームをしに子供部屋へ行ったあと、マークは昨日の晩不審な車を見かけたので、何か知らないかとボビーに尋ねます。
するとボビーは、「彼らは、車の中で生活している家族なんだ。正直ここにいつかれると迷惑なので、僕は『出て行ってくれ』とお願いしたよ」と、淡々と語ります。更に、マークの出身地や生まれた町などを寝堀り葉堀り聞こうとするボビーに、会って間もないこともあり「そこまでは言いたくないな」と交わそうとするマーク。ボビーの表情は途端にこわばり、「それはどういう意味だ?」と聞き返してくるのでした。

【承】- レプリカのあらすじ2

レプリカのシーン2 ボビーのささやかな「豹変」に、マークは思わず謝罪します。しかしここから、ボビーの家族がその「正体」を現し始めます。まず、子供部屋にいたジャレットが、ゲームで勝ったブレンダンが大喜びするのを見て、床に押し倒したあげく、ナイフを持ち出して脅し始めます。思わず逃げ出し、泣きながら両親の元へ駆けていくブレンダン。
すると後から来たジャレットが、「僕がゲームに勝ったのを逆恨みして、ブレンダンに殴られた」と自分の親に訴え始めます。「嘘だ!」と主張するブレンダンの首筋に、赤い筋(ナイフを押し付けたあと)があるのをメアリーは見逃しませんでした。お互いの子供をかばい合う展開に、マークは「夕食は終わりにしよう、帰ってくれ」と、ボビーたちを半ば強引に追い出します。
今度はうちに来てねというジェーンの誘いもはねつけたマークは、怒りのあまり、ボビーが持ってきた花束を床に叩き付けます。その様子を、外からボビーはじっと見守っていたのでした。そして、表に出ていた犬のハリスが何かに吠え出したかと思うと、銃声が響き。それきりハリスの声はしなくなってしまいます。マークはボビーがハリスを殺したのだと、隠していた拳銃を手に外へ出ます。

【転】- レプリカのあらすじ3

レプリカのシーン3 そこにジャレットが姿を現し、「犬を埋めていたんだ」と笑いながら言うと、マークの家の窓ガラスに石を投げつけます。ボビー一家の異常さに、マークはメアリーに銃を渡してバスルームに隠れるように言うと、知人の管理人に助けを求めに行きます。しかしその途中、ボビーに捕らえられてしまうのでした。
メアリーは、バスルームのドアの外に迫ったボビーに抵抗しますが、言うことを聞かないと旦那を殺すぞと脅され、仕方なくドアを開け、銃を奪われてしまいます。ボビーがライフルを手にし、ジャレットがメアリーから奪った拳銃を向ける中。ボビーは「あんたたちの、『幸せで、完璧な生活』を、俺たちも味わいたかったんだ」と語ります。ボビーが言っていた「車で生活していた家族」は、ボビーたち自身のことでした。
そしてジェーンはボビーの妻ではなく、昔ボビーに家から連れ去られ、それからボビーと生活を共にしていたのです。ジャレットは2人の子供ではなく、一緒に連れ去られたジェーンの「弟」でした。「ボビー」自体も、本名ではありませんでした。ここで、マークの弟のトビーが尋ねてきます。マークとメアリーに、ボビーは何事もなかったように振る舞うよう命令します。
見知らぬ「隣人」の訪問に疑問を持ちながらも、マークの家から去ろうとするトビー。するとその背後から、ボビーが発砲。トビーは頭を撃ちぬかれ、死亡します。激怒するマークに、ライフルを突きつけて黙らせるボビー。

【結】- レプリカのあらすじ4

レプリカのシーン2 更にボビーは、ジャレットも含め自分たちが見ている前で、マークとメアリーに、SEXをするよう強制。「頭がイカれてるわ」と泣きながら言うメアリーに、ボビーはジェーンとジャレットを部屋から出すと、マークをイスに座らせ。「今度は俺とヤるんだ」と、自分がベッドに寝そべり、メアリーを自分の上にまたがらせます。
ここでメアリーが、隠し持っていたナイフでボビーをひと突き。マークがライフルを奪い、形勢は逆転したかと思いましたが、そこへブレンダンに銃を突きつけたジャレットが入って来ます。マークは言うとおりに、ライフルを床に置かざるを得ませんでした。
ボビーは傷の痛みにうめきながら、新聞の切抜きをマークに見せます。それはなんと、娘の交通事故死を伝える記事でした。ボビーはこの記事を見つけてから、マークたち一家がここへやって来るのを待ち構えていたのです。再びボビーの言いなりになってしまうかと思われた時、マークが傷に苦しむボビーからライフルを奪い取ります。ジェーンが銃を向けますが、メアリーが必死に「これ以上、誰も傷つけたくないから」と説得、ジェーンから銃を取り上げます。
マークは「娘は、俺が学校に迎えに行かなかったから事故にあったんだ!それで、俺たち家族はこんなに苦しんでいる!これでも、『完璧な家族』と言えるか?」と叫び、尚も抵抗しようとするボビーに発砲。長かった悪夢のような夜は、ようやく終わりを告げるのでした。

みんなの感想

ライターの感想

主演のマークを演じる役者さんが脚本も書き、なんとなく病的な雰囲気漂う幸薄い役柄が心底似合う、セルマ・ブレアがいたぶられる奥様役を熱演する作品でありますが、やはり思い出すのは「ファニー・ゲーム」ですね、あれの、「悪党が家族になったバージョン」と言いますか。それにしてもセルマさんは、「貧乳女優」と呼ばれて久しいながらも、惜しみなくヌードも披露してくれてるところがさすがと言えましょう!
敵となる一家のネチネチとした「怖さ」がじんわりとにじみ出てくるあたりはなかなかドキドキさせてくれます、ただ予想してたよりその「狂気」が一気に来た感はありましたかね、いきなり犬が殺されちゃうしね!初日はいったん帰って、また次の日に・・・みたいな「嫌らしい積み重ね」があると、より「ファニー・ゲーム」の域に近づいたのではないかと。
冒頭で、男の人が橋の上に追い詰められて撃たれちゃうシーンがあるんですが、あれが「マークたちの前にいた家族」なんでしょうね、追い詰められた男がズボン半分脱げてる情けない格好だったのがまた不気味だったんですけど、そういう「相手を追い込むやり口」は、マーク夫妻に子供もいる前でSEXさせちゃうおぞましさに現れてると言っていいでしょう。最初は急に2人のSEXシーンになって、あれ?と思ったらボビー一家が見てる前だったとわかるカメラワークは、なかなかにドキリとさせてくれます!
最後の「オチ」が、マークが娘を迎えに行かなかったから・・・というのはちと「弱い」気もしますが、それでも「イヤミス」としてかなりのレベルに仕上がっているのではないかと思います、さすがに「ファニー・ゲーム」には及ばない、にしてもね!

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