「七人の秘書 THE MOVIE」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

画像引用元：YouTube / 七人の秘書 THE MOVIEトレーラー映像

長野県信州の北アルプスエリアの雪景色を、アルプス雷鳥グループの豪華なお屋敷の2階バルコニーから九十九グループの創始者・九十九百之輔が見ています。

〝この世は万事、表があれば裏がある。光があれば闇がある。

そして、その闇の中にこそ光る真（まこと）がある。

これは、そんな名もなき秘書たちの秘密の物語である…。〟

2022年、東京都。

ラーメン店『萬』で6人の女性たち…望月千代、照井七菜、長谷不二子、パク・サラン、風間三和、鰐淵五月…が、ラーメンを食べています。カウンターの内側ではマスターの萬敬太郎が、食べている6人の女性を見守っています。

食べ終わった七菜が「最後のラーメンおいしかったです」と言いました。一同に左手の薬指に嵌めた指輪を見せながら「一般人と結婚します」と宣言します。

結婚相手は誰かとみんなが聞くので、七菜は九十九二郎という名を挙げます。ネットで調べたサランがみんなに七菜の結婚相手を見せます。二郎は長野県・信州にあるアルプス雷鳥グループの御曹司でした。九十九ファミリーは信州で多岐に渡る事業を経営しており、その権力は絶大なものでした。二郎は雷鳥牧場を経営しており、父親や兄弟もそれぞれ事業を展開しています。

そんな相手とどこで出会ったのかと聞かれた七菜は、「マッチングアプリで」と答えました。女性陣はみんな冷ややかな対応で、萬だけが「じゃ、ここも卒業かな」とラーメン店での食事について話します。

七菜は北アルプスのふもとで結婚式をすると言い、みんなを招待すると言いました。

2月3日。

さてその北アルプスのふもとで開かれる結婚式にやってきたのは、仕事で近くに来ていた千代だけでした。ほかのメンバーは東京にいます。パーティが開かれる九十九家に行こうと森を歩いた千代は、想像よりはるかに雪深い道に辟易していました。クマに遭遇しそうだと思った矢先、物音がします。警戒する千代が出会ったのは、クマよけの鈴を腰から提げた男性・緒方航一でした。驚いて転げた千代に手を貸した緒方は、千代が持つカードを見て披露宴の招待客だと気づきます。

緒方に送ってもらうことになった千代は、緒方の車に入ると「ラーメンお好きなんですか」と声をかけました。緒方はラーメン店を経営していると言います。アルプス雷鳥グループのお屋敷の前で千代をおろすと、緒方は「気を付けて。クマより恐ろしい人間がいるから」と言いながらクマよけの鈴を千代にくれます。

結婚披露宴のパーティ会場には、おおぜいの招待客が集まっていました。大広間に移動した千代は、主だった面々を観察します。九十九ファミリーの新郎・二郎の兄弟は、三男の三郎、四男の四郎、五男の五郎丸がいます。五郎丸はまだ小学生くらいの幼い少年です。ファミリーの養女であり顧問弁護士でもある九十九美都子も、そこにいました。

ファミリーの影響力は大きく、長野県知事の海藤や市長の北村もいました。彼らが待っているのは、新郎新婦よりも「九十九ファミリーのドン」と呼ばれるCEO・九十九道山（どうざん）でした。

ウェディングドレスを着た新婦の七菜を見つけた千代は、話しかけます。千代はタブレットを出すと、リモートで不二子、サラン、三和、五月と七菜を会わせました。新郎・二郎がまだ到着していないと聞くと、みんなは「花婿に逃げられたのでは」と冗談を口にします。

五郎丸が近くにやってきたので七菜が挨拶しますが、五郎丸はえらそうに振舞いました。千代が「秘書なめんじゃねえぞ」と言い、五郎丸も「そっちこそ、秘書のくせに僕をなめるな」と言い返します。

その頃、別棟にある雷鳥牧場で爆発が起きました。牧場はあっという間に炎に包まれます。牧場が火事になった知らせはすぐパーティ会場に知らされました。七菜は雷鳥牧場に二郎がいる可能性を鑑み、ドレス姿で牧場へ行きます。炎の勢いは激しく、建物は全焼しました。家畜にも犠牲が出ますが、焼け跡から1人の遺体が発見されました。遺体を見た七菜は、二郎ではないと言います。

ここへようやくファミリーのドン・道山がやってくると、遺体を見て「親友の市長だ」と嘆きました。道山はその場にいた人たちに話します。

実は二郎の牧場経営はうまくいっておらず、赤字でした。「二郎が保険金目当てで牧場に火をつけたのではないか」と話した道山は、「この償いは、わしがする」と言ってみんなに頭を下げました。二郎は行方不明です。

牧場の横には、生き残った子牛が繋がれていました。それを見た道山は「住むところ、ないなって可哀想やな」と言うと、躊躇なく子牛の首を刎ねました。それを見た美都子は唖然としました。道山は部下に処理を命じてその場を去ります。

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