「借王1」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

借王の紹介:1997年製作の日本映画。借金に苦しむ男女3人組が、巧妙な騙しの手口で大金を得ようとする姿を描いたコメディ。監督は「実録新宿の顔 新宿愚連隊物語」の和泉聖治。土山しげると平井りゅうじによる同名コミックを、松本功と旺季志ずかが共同脚色。撮影を「実録新宿の顔 新宿愚連隊物語」の鈴木耕一が担当している。主演は「うなぎ」の哀川翔と、「ピエタ」の志賀勝、「紳士同盟」の夏樹陽子。スーパー16ミリからのブローアップ。

借王1の主な出演者

哀川翔(安斉満) 志賀勝(水沼正三) 夏樹陽子(森下怜子) 三谷昇(野田玄太郎) 室田日出男(岡光春) 絵沢萠子(青柳美乃) 浜田光夫(支店長) 安部譲二(沢栄次) 左右田一平(衣笠良平) 飯島大介(堀田真三) 中野若葉(中原早紀) 皆川衆(寺井久) 渡辺哲(不動産会社社長) 高月忠(岡組組員) 安良岡隆一(岡組組員) 内田恵司(岡組組員)

借王1のネタバレあらすじ

【起】– 借王1のあらすじ1

〝悪事とは 隠れた知性の活動である

   A・ビアス「悪魔の辞典」より〟

かつて日本はバブル景気に湧きました。資産価格が上昇して好景気となり、不動産価格が高騰しました。

ある中年男性は若い女性を2人乗せると、沖合までクルーザーを走らせました。洋上で女性たちと楽しく過ごしながら、「日本経済は、わしのこの手が握っている」と高笑いします。

【1991年 バブル崩壊】

しかしバブルは長続きしませんでした。バブル崩壊後には資産価格が急落し、それに伴って地獄を見た者も多くいます。

先のクルーザーの中年男性は肩を落としてビルの屋上に立つと、そこから身を投げました。自殺します…。(映画タイトル)

【1997年 大阪】

【ひかり銀行 大阪中央支店】

安斉満はひかり銀行大阪中央支店の次長です。東大卒のエリートサラリーマンで、異例の若さで出世街道を駆けあがっていました。妻・ショウコと娘のミサトが家にいます。

安斉にはひとつ問題がありました。マネーゲームが大好きなのです。有能という自覚もある安斉は、大口顧客の青柳美乃の預金15億円を使ってマネーゲームをして損失を出していました。そのことは青柳には内緒です。

大阪中央支店の支店長に呼び出された安斉は、さいきん顧客の預金の引き出しが多いのではないかと聞かれます。支店長に頷きながら、安斉は「大口の顧客のほうは問題がありません」と答えます。

支店長は安斉に、来週銀行に監査が入ると教えました。それに備えて万事ぬかりなく気を引き締めておくよう頼みます。安斉はそれを引き受けました。

席に戻ると、青柳から電話がかかっていました。ひかり銀行に開設している口座を解約したいと言うのです。安斉は預金15億を使い込んでいるため、焦りました。

【京都】

安斉は急いで青柳の住む京都に車を走らせます。

青柳は老女で、安斉とは長い付き合いでした。身体の関係もあります。しかし安斉が異動で5年前に大阪へ行ってから、青柳のところを遠ざかっていました。それが青柳は気に入らなかったようです。

青柳は、安斉が自分の預金15億をマネーゲームや株などで使い込んだことも見抜いていました。解約は困ると安斉が泣きつくと、青柳は安斉に身体を求めます。身体を重ねたあと青柳は、解約は思いとどまりました。しかし「来月の今日までに、1億入れろ」と要求します。あとの14億については、返済期間を待つと言います。

その夜、家でパソコンの株価を見ながら、安斉はどう金を作ればよいか考えていました。妻のショウコが心配して声をかけ、安斉の身体をいたわります。

競輪場で金を賭けているのは、浪速南署捜査四課の警部補・水沼正三です。水沼はギャンブルに目がなく、このときも負けていました。ATMで金をおろしますが、残高が17000円と知って渋い顔をします。

大阪のクラブ・バセロンのオーナーママの森下怜子は、ひかり銀行大阪中央支店の窓口で資金繰りを相談していました。バブル期には繁盛してクラブの横にブティックを経営していたほどなのですが、バブル崩壊で不景気のいまは経営がうまくいっていませんでした。融資もしてもらえずクラブも火の車です。

行内に銃声が響くと、銃を持った男が強盗に入りました。突き飛ばされて荷物が散らばった怜子は、護身用に持っていたスタンガンで強盗を返り討ちにしようとしますが、気づかれて撃たれて足にケガをします。

そこに居合わせた水沼が、すばやく動いて強盗をねじ伏せました。逮捕します。

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