「借王4」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

【転】– 借王4のあらすじ3

借王4のシーン3

画像引用元:YouTube / 借王4トレーラー映像

社内の会議に出た朝内は、新薬開発費がかかりすぎるので開発中止にしろと幹部らに言われます。朝内が開発中の新薬とは、水虫の特効薬でした。亜熱帯のジャングルに自生するコケの一種を使って開発しているのですが、完成までまだしばらくかかります。

怜子は安斉を連れて朝内製薬に行き、朝内に会わせました。安斉が必要な資金を聞くと、朝内は「3億」と答えました。会社の倒産と引き換えに金を手に入れる話を安斉がすると、朝内は「詐欺の片棒を担げということか」と気色ばみますが、悪徳な業者が相手と知ると話を引き受けます。

安斉は大学時代の先輩である東西銀行調査部の高屋に電話すると、昼食の約束を取り付けました。東西銀行が阪南証券のメインバンクと食事しながら確認した安斉は、自分の顧客から阪南証券の苦情が多いので調べたと話して「上層部に怪しい動きがある」と言いました。高屋は安斉に礼を言い、調査部として調べるつもりになります。

高屋はすぐに阪南証券へ行くと、調査部が動くことを上層部に話ました。融資打ち切りの可能性もあると匂わせます。それを聞いた阪南証券側は、東西銀行に切られたくないので社内の不正を厳しく追及するであろうことは明白です。

これは安斉の作戦でした。バブル後の不景気の折、戸波も金本も辞職は覚悟しているであろうことを指摘して「辞職前に荒稼ぎするため、餌に食いつきやすくなる」と言います。それを見越して東西銀行に声をかけたのでした。

安斉は、朝内社長の取り分(研究開発費)が3億円にし、あとは1億ずつ合計3億とします。怜子が情報提供料の500万を上乗せしてくれと言いました。変装用のほくろをつけながら、怜子は「ええ仕事しまっせ」と微笑みます。

山根がいるクラブに女性のひとり客を装って行った怜子は、山根と意気投合した振りをしました。自分の夫が新薬の臨床試験で忙しく寂しいと話します。画期的な新薬が作られると聞いた山根は、怜子に夫の情報を聞き出そうとしました。怜子はもったいつけながら、開発しているのは朝内製薬で、臨床試験をしている夫は皮膚科の風祭だと言います。

山根は早速、裏を取るために大学病院へ顔を出します。安斉が怜子の夫の振りをして出ていくと、山根は「朝内製薬」の社員の振りをして質問しました。安斉は、来月には厚生労働省の認可がおりるだろうと答えます。

山根のところへ金本がやってきます。山根はこの情報を戸波と金本に明かしました。戸波たちは、それを最後の大仕事にしようと思います。朝内製薬の株を買い、大儲けしようとたくらんだのです。

戸波たちが調べると、朝内製薬の株の9割は社長とその弟が所持していました。戸波は朝内に会って株を売ってくれと頼みますが、朝内は「いま手放すつもりはない」と答えました。その返答はつまり、近々新薬が完成して株があがることの裏付けでもあります。

戸波は社長の弟・ショウジについて聞くと、北新地にあるクラブ「エクセレント」に入り浸っていると聞いてすぐ行きます。

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