「借王THE MOVIE 沖縄大作戦」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

借王 ＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ VOL5 沖縄大作戦

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画像引用元：YouTube / 借王THE MOVIE 沖縄大作戦トレーラー映像

〝悪事とは　隠れた知性の活動である

　　　Ａ・ビアス「悪魔の辞典」より〟

（映画タイトル）

1998年11月。

沖縄県の闘牛の会場にいる水沼のところへ、宝石ブローカーの望美がヤクザの尾形を連れてやってきます。水沼が持っているダイヤモンドが本物だと確認すると、尾形は水沼と価格交渉しました。5000万円で買うと決まります。

取引は翌日の正午、鯨島だと水沼は言われます。

【沖縄】

同じ頃、安斉も沖縄にいました。沖縄支店の同僚と歩いていると、沖縄基地にいる南郷弘・司令とばったり会いました。安斉が挨拶すると、南郷は東京へ栄転が決まったと報告します。

水沼は料亭・那覇で沖縄舞踊を舞う若い女性・リエを見て、相好を崩していました。あとで控室に行った水沼は、リエに望美を紹介してもらったお礼だと言って、ダイヤを2粒渡します。明日の取引に成功したら、また改めてお礼をすると言いました。

安斉は沖縄にある海中道路建設プロジェクトの視察をし、ひかり銀行が融資するか見極めようとしていました。今回の第2次プロジェクトには大手の木村建設株式会社だけでなく、技術提携として「拓洋工機株式会社」という名も挙がっています。

木村建設の担当者と話をした安斉は、迎えの者が来たので車に乗りました。車は裏道を通り、廃墟同然のクラブに入らされます。そこにいたのは水沼でした。水沼は安斉に呼び出した説明をします。

水沼は難波のヤクザが薬物やダイヤを密輸しているという情報を聞きつけて、現場に踏み込みました。ヤクザは退散して逮捕できなかったのですが、ダイヤモンドが現場に残っていました。水沼はそれを自分のものにして、勝手に売りさばこうとしているのです。

水沼は安斉に協力しないかと声をかけますが、安斉は「うまい話などない」と言って断り立ち去ります。

【鯨島】

翌日、鯨島に尾形と望美がボートでやってきました。水沼は取引現場へ買収したヤクザを連れて行きますが、そのヤクザは望美側に寝返りました。水沼の正体も知られてしまっており、水沼はダイヤモンドを持ち逃げされます。

【ひかり銀行　大阪中央支店】

バブルが弾けて以降、銀行も不景気でした。そんななか、2億円も預金する顧客が現れたので、支店長の皆河は喜んでいます。その金は顧客がタンス預金していたのですが、泥棒が入ってタンスを動かしたことがきっかけで預金の決断をしたそうです。支店長は泥棒に感謝していました。

次長である安斉を面接室に呼びつけた麻生望美は、大阪中央支店の営業・東出明夫に上乗せの利子を払うという確約で小売りの投資を頼まれたと話します。東出が望美に書いた一筆があるので、安斉は東出を呼びました。東出はやってくると謝ります。

望美は2000万円渡し、期日までに2100万円返してもらう約束でした。安斉は望美に、正規の取引ではないと主張しますが、望美は「警察か金融監督庁に訴える」と脅して去っていきました。

東出は優秀な行員でした。安斉が東出に事情を聞くと、安斉はタキザワ製作所に安斉を連れていきます。

タキザワ製作所は小さな工場ですが、滝沢社長は誠実な老人でした。東出は滝沢の危機を知り、浮き貸しを行なって苦境に立たされていました。

安斉はタキザワ製作所の帳簿を見ると、今年に入って使途不明の支出が増えていました。もともとタキザワ製作所は小銃の弾を作るところで、商品は大手の拓洋工機に納めて売り上げの9割が拓洋のところからでした。急に傾くわけがないと言って、安斉は滝沢から説明を求めますが、滝沢は沈黙を貫きました。

その後安斉は東出に、自分に任せろと言いました。支店長には内緒にしておけと口止めします。

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