「借王THE MOVIE 沖縄大作戦」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

画像引用元：YouTube / 借王THE MOVIE 沖縄大作戦トレーラー映像

安斉が石山議員の秘書・小寺を呼び出すと、大事な情報を教えると言います。正体はまだ明かせないと言いながら防衛省の職員っぽい発言を匂わせた安斉は「防衛省に不正監視チームができる」ことを教えました。それを教えて最上と石山の癒着を指摘し、もし以後も関係を続けるならば自分が橋渡しの便宜を図ると話します。

小寺は本当に監視チームがあるのか疑い、最上に電話をして調べろと命じました。最上は、小寺が自分を興信所扱いしていることに立腹しながらも、逆らえないので調べます。

【東京・防衛省】

最上と部下の砂田は、東京の防衛省に探りを入れようとします。そこへ変装した怜子が防衛相の職員の振りをして、別人と間違えたように装いながら砂田に声をかけました。砂田は怜子を気に入って、食事に誘います。

怜子は砂田と飲みに行き、防衛省の水増し請求返還不正監視チームの一員なのだと話しました。それを聞いた砂田は、身を乗り出して詳細を聞きます。

安斉が家で娘の美里の誕生祝いをしていると、裏付けを取って安心した小寺が連絡を取ってきました。安斉はすでに確認済みだと言い、3億5000万の金額をディベートとして提示しました。

同じ頃、望美もどこからか情報を聞きつけており、沖縄で組んでいた相手と話します。相手は水沼との作戦のときには「尾形」と呼ばれていましたが、本当は望美の部下・谷村でした。

怜子の店でホステスをしているリエは、店の女性・ユミの客を取ったことでユミに詰問されます。ふたりの争いを止めた怜子は、あとでユミに夜の商売はそのくらいして当然だと言いました。

怜子は高級クラブ経営に疲れていました。いま抱えている借金がなくなったら、クラブ・バセロンをリエに任せて引退しようかと考え始めます。

3億5000万円を受け渡しする現場は、スーパーの敷地に決めました。待ち合わせの場所に金を持った最上と砂田が現れ、それを安斉はスーパーの屋上から監視し、水沼が金を受け取ろうとします。

ところが取引を知った望美の部下・谷村が、金を横取りに現れました。安斉は取引中止を指示し、怜子に言われて現場にいたリエがガードマンを呼んで追い払いました。谷村は金を奪わずに退散しますが、リエを見て望美に現場にいたと教えます。

安斉と水沼、怜子は、なぜ取引の日時が望美に漏れたのかと考えます。リエが教えたのではと安斉が疑いますが、水沼と怜子はリエを庇います。安斉は安全を期すためにリエに言うなと指示します。

怪しんだのは最上と砂田、小寺サイドも同様です。彼らは取引に慎重になり、安全に終えるために沖縄に取引の場所を移そうと考えました。沖縄の海中道路建設プロジェクトの準備金を一時流用しようともくろみます。

取引場所を沖縄に変更したことを、小寺は電話で石山議員に報告していました。望美が石山のすぐ横で、電話の内容を聞いていました。望美は石山の愛人だったのです。

望美はリエに会うと、取引の場所が沖縄に変わったことを教えました。リエは望美の、父親の違う異母妹でした。施設でつらい思いをしていたリエを引き取って育てたのは、年の離れた姉・望美でした。リエは望美に恩義を感じており、望美に自分の養育費を返そうと思っていました。

水沼は女子高生の援助交際相手・サキに受け渡しを頼み、「梅垣保行」という名の偽の身分証を受け取らせます。

安斉は沖縄で会った南郷司令の銀行の申込用紙の控えを持ち帰り、家で南郷の筆跡の練習をします。