「健太郎さん」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

健太郎さんの紹介:2019年製作の日本映画。高木駿輝・監督作品。うえだ城下町映画祭、第18界自主製作映画コンテスト、ノミネート作品。一軒家で暮らす4人の家族・斎藤家に赤の他人「健太郎さん」が同居している理由とは…。

あらすじ動画

健太郎さんの主な出演者

敏夫(西川浩幸) 和子(宇田川さや香) 賢人(木下仁) 優愛(白井友子) 健太郎(龍坐)

健太郎さんのネタバレあらすじ

【起】– 健太郎さんのあらすじ1

健太郎さんのシーン1

画像引用元:YouTube / 健太郎さんトレーラー映像

関東近郊の都心部の閑静な住宅街。現在。

キッチン横の机に向かって、斎藤家の一家が座っています。画面右側には父・敏夫と母・和子、画面左側には子どもである高校生の兄・賢人と小学生の妹・優愛が座っていました。そして画面正面には斎藤家の家族なのか一見すると判らない異質な存在、健太郎さんが座っています。

彼ら5人の前には、焼きそばが置かれていました。和子が「どうぞ、召し上がってください」と健太郎さんに声をかけると、健太郎さんが食べ始めます。

健太郎さんは姿勢よく座っていましたが、和子に声をかけられるとフォークを手に取り、ガツガツと勢いよく食べました。小さく唸りながら顔をさらに近づけて犬食いする健太郎さんの様子を見て、父・敏夫は困惑の表情を浮かべています。しかし敏夫は健太郎さんに行儀の悪さを咎めることなく「いただきます」と言うと食べ始めました。和子、賢人、優愛も食べ始めます。

食事をする健太郎さんは、優愛と目が合いました。ふたりは視線を交わしながら食事を続けます…。(映画タイトル)

台所で洗い物をした和子は、家族を見送ります。学校へ行く支度をした優愛は、健太郎さんにあいさつして出かけていきました。賢人も続けて登校しますが、賢人は健太郎さんを無視して右足をひきずりつつ出ていきます。

会社に出勤する敏夫に、和子は声をかけます。今日は駅前で和子の水彩画の個展が開かれる日でした。和子が出かけると家には健太郎さんだけになるのでどうにかしてほしい…ということを和子が言おうとしますが、気づくと横に健太郎さんが直立不動して立っているので和子はことばを呑みます。敏夫は「うちのことは任せた」と言って、そそくさと出かけていきます。

家の前でジョギングをする女性が敏夫に挨拶しますが、家のなかにいる健太郎さんを見つけて「あれ、どなたですか?」と質問してきます。敏夫は急いでいると言って質問に答えず、足早に去りました。

和子はエプロンを外すと、健太郎さんに話しかけます。結婚前には絵を描く仕事をしていたという和子は、健太郎さんを個展に誘いました。

その日の夜。夕食後に敏夫はビール瓶を開けて晩酌を始めます。そこへ賢人が帰宅しました。賢人の服は泥まみれで汚れており、敏夫は帰宅が遅いなら連絡しろと注意するだけで遅くなった理由や泥まみれの理由を聞きません。

賢人が健太郎さんにぶつかると、賢人の荷物が落ちました。本やノートにはびっしり落書きがされており、賢人が高校でいじめられているのは一目瞭然です。賢人は見られたくないのか本を抱えるとそばのソファに座り、ごまかすためにテレビをつけました。

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