「刑事ジョンブック目撃者」のネタバレあらすじと結末の感想

刑事ジョン・ブック 目撃者の紹介:殺人事件の目撃者となったアーミッシュの少年の証言から警察内部の腐敗を知った刑事ジョン・ブックは、少年とその母親を守るためアーミッシュの村に逃れて潜伏することになる。1985年米国。監督:ピーター・ウィアー。アーミッシュとはアメリカに住むドイツ系移民の宗教集団で、電気や自動車などの近代的な技術を使わず農耕や牧畜などの自給自足の生活を送っている。生活様式は極めて質素で虚飾や争いごとや快楽を禁じ、異教徒との恋愛や結婚も認められず禁を破れば追放処分となる。第58回アカデミー賞の脚本賞と編集賞を受賞し、作品賞と主演男優賞にノミネートされた。若き日のヴィゴ・モーテンセンがアーミッシュの村人役で出ている。

予告動画

刑事ジョンブック目撃者の主な出演者

ジョン・ブック(ハリソン・フォード)、レイチェル・ラップ(ケリー・マクギリス)、サミュエル・ラップ(ルーカス・ハース)、ポール・シェイファー(ジョセフ・ソマー)、ジェームス・マクフィー(ダニー・グローヴァー)、イーライ・ラップ(ヤン・ルーベス)、ダニエル・ホッフライトナー(アレクサンドル・ゴドゥノフ)、エレイン(パティ・ルポーン)、カーター(ブレント・ジェニングス)、ファギー(アンガス・マッキーンス)、モセス・ホッフライトナー[ダニエルの弟](ヴィゴ・モーテンセン)

刑事ジョンブック目撃者のネタバレあらすじ

【起】- 刑事ジョンブック目撃者のあらすじ1

1984年、ペンシルベニア州。
アーミッシュの村に住むレイチェルは夫を亡くし、幼い息子のサミュエルを連れてボルティモアにいるレイチェルの姉を訪ねることになります。
列車に乗る2人を見送る義父のイーライが「イギリス人に気をつけろ」と言います。「イギリス人」とは、アーミッシュ以外のアメリカ人の総称です。
乗り継ぎのフィラデルフィア駅のトイレに入ったサミュエルは、1人の男が2人組の男に襲われナイフで殺されるのを個室の中から目撃し、2人組のうち黒人の男の顔をはっきり見ました。
殺された男は警官でした。
担当刑事のジョン・ブックはサミュエルに犯人捜しを協力させるために強引に母子のボルティモア行きを延期させて、警察署でサミュエルに容疑者の面通しをさせます。
容疑者の中に犯人はいませんでしたが、掲示板に飾られている新聞記事の表彰写真を見たサミュエルは、それが犯人だと気付きます。
そこに写っていた人物は、麻薬課のマクフィー刑事でした。

【承】- 刑事ジョンブック目撃者のあらすじ2

ジョンはシェイファー本部長の自宅を秘密裡に訪ねてマクフィー刑事が保管庫に押収した2200万ドル分の麻薬を横領していたことを報告しますが、その直後に駐車場でマクフィー刑事に襲われ腹部を撃たれます。
本部長も麻薬横領に関わっていたのです。
ジョンはレイチェルとサミュエルを車に乗せてなんとか故郷の村まで送り届けますが、そこで傷が悪化して気を失ってしまいます。
意識を取り戻したジョンは、サミュエルの命が危ないから病院や警察に知らせてはいけないとレイチェルに言います。
幸い弾は脇腹を貫通していたので、レイチェルの手厚い看病でジョンは次第に回復しました。
本部長は必死にジョンたちの行方を捜していましたが、閉鎖的で電話も持たないアーミッシュの捜索は困難でした。
ストラスバーグの街まで行ったジョンは相棒のカーター刑事に電話しますが、本部長が黒幕なのでカーターも動きが取れず、しばらく隠れているようにとジョンに指示します。

【転】- 刑事ジョンブック目撃者のあらすじ3

動けるようになったジョンはアーミッシュの服装をして乳搾りなどの仕事を手伝わされます。村人たちはよそ者のジョンを警戒し、特にレイチェルに好意を寄せているダニエルはジョンを邪魔者扱いします。
レイチェルにとってジョンは無礼で乱暴な「イギリス人」でしたが、一緒に暮らすうちに打ち解け、カーラジオから流れる音楽に合わせ2人は手を取り笑い合ってダンスします。
しかしそれを見た義父のイーライは、レイチェルが掟を破ろうとしていると強く戒めます。
ある日、ジョンは村中の人が集まって新婚夫婦のために納屋を建てる作業を手伝います。
組み立てが済んだ壁の木組みを四方から起こして、あっという間に納屋が出来上がって行きます。力を合わせて作業しているうちに、いつしか村人たちとジョンには連帯感が生まれて来ます。
ジョンとレイチェルは互いに強く惹かれ合うようになっていましたが、2人の住む世界は違いすぎて、どちらかが自分の世界を捨てなければ結ばれることはできません。

【結】- 刑事ジョンブック目撃者のあらすじ4

街で電話をかけたジョンは、カーターが昨夜殉職したことを知らされます。
本部長が口封じで殺したのだと悟ったジョンは、街の通りでダニエルが観光客の男から執拗な嫌がらせを受けているのを見て怒りを抑えられずに男を殴ってしまいます。
非暴力が掟のアーミッシュが暴力を振るったことは街の警官の耳に入り、そこから本部長に報告されてジョンの居場所が突き止められてしまいます。
ジョンは村を出る決心をしますが、翌朝本部長がマクフィーとファギーの2人の部下を連れて村にやって来ます。
ジョンはファギーを穀物貯蔵庫に誘い込んで上から穀物を落して窒息させ銃を奪い、マクフィーを撃ち殺します。
本部長はレイチェルを人質にしてジョンに銃を捨てさせますが、サミュエルが鐘を鳴らし、それを聞いた村人たちが駆けつけます。
さすがに本部長も村人全員の前でジョンを殺すことはできず、観念して逮捕されました。
事件は解決し、ジョンはレイチェルに強く想いを残しながらも自分の世界へと帰って行きます。
その後ろ姿にイーライが声をかけます。
「イギリス人に気をつけろよ」
イーライはジョンを仲間として認めたのでした。

みんなの感想

  • kazzno2201さんの感想

    ハリソンフォード主演の刑事モノ。
    物語の主な舞台が、アメリカ国内に点在する、文明生活を否定する宗教団体「アーミッシュ」の人たちが生活する集落。
    物語の冒頭、偶然殺人を目撃してしまうアーミッシュの少年。
    目の前で殺人が行われ、犯人から逃れるまでのハラハラドキドキから始まり、舞台がアーミッシュの集落に移ってからは、現代とは思えないほど牧歌的な空気になります。
    アーミッシュの心情や生活実態が丁寧に、とても美しく描かれていて、冒頭のサスペンス的展開と、ラストの犯人との銃撃戦との対比がすばらしいです。
    アーミッシュの口癖である「イギリス人には気をつけろ」のセリフが、とてもよく効いていて、鑑賞後の後味がすごくいいです。
    内容的には、昨今の日本の刑事ドラマにありがちな警察内部の腐敗がメインなので、それ自体はもはや新鮮味がありませんが、人間ドラマとしては本当に良くできていると思います。

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