映画:劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~

「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

【承】– 劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~のあらすじ2

劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~のシーン2

画像引用元:YouTube / 劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~トレーラー映像

【10年前】

10年前、鴨居がアメリカ・ロサンゼルスへ行くために2人は成田空港のうどん屋で食事をしていました。渡米するとしばらくうどんを食べられないと鴨居が言うと、音羽は自分のうどんを差し出しました。

「俺はいつでも食べられるから」と音羽が言ったので、鴨居が独断で買っていた音羽の分のチケットを差し出して「やっぱりいっしょに行こう」と誘います。しかし音羽は「俺は残って日本の医療を変える」と断りました。鴨居はチケットを引っ込めると「じゃあもらう」と音羽のうどんをすすりました…。

現在の2人の前に、レストランのデザートが運ばれてきました。デザートのチョコブラウニーを見た音羽は、2年前にTOKYO MERにセカンドドクターとして参加していたときのことを思い出しました。チョコブラウニーといえば、喜多見の妹・喜多見涼香がバレンタインに作ってくれたものでした。涼香はTOKYO MERで唯一出してしまった死者でした。

東京海浜病院にあるTOKYO MERの部署では、比奈らが音羽と鴨居の関係について話していました。新米メンバーの潮見は配属1箇月で、憧れの喜多見と同じメニューの筋トレを行なおうとしていました。危険に飛び込む勇気がないことを打ち明ける潮見に、比奈は「じゃ、辞めれば」と敢えてきつい言葉をかけながら励ましました。潮見は、喜多見がすばらしい人物であると褒めます。

同じ頃、喜多見の目の前で蔵前夏梅がダメ出しをしていました。喜多見は妻の千晶に連絡を取ろうとしているのですが、なしのつぶてなのです。嘆く喜多見に夏梅は「友達として千晶に会ってくる」と言い、「もっと夫として、父親として心配してあげてください」と言いました。

2023年7月9日。

夏梅と千晶は、横浜ランドマークタワーへランチに出かけます。上層階にあるレストランへ行くために、エレベーターに乗りました。

それと同時刻、清掃員の格好をした男が青い清掃用カートを押しながらエレベーターに乗り、タワー棟のオフィスで降りました。日曜祝日なのでオフィスは無人で閉まっており、そこへ入った男はカートのなかからナイロン袋に入った液体を取り出すと、ナイフで破って液体をフロアに撒き始めました。液体はガソリンで、カート内にはガソリン入りのナイロン袋がぎっしり詰まっています。

男は撒き終わるとライターをともして、ガソリンに火をつけます。

TOKYO MERのメンバーに、音羽が厚労省直轄のYOKOHAMA MERが始動したことを報告しました。メンバーはどんなチームなのか、鴨居が元恋人なのかと音羽に質問します。

そこに危機管理対策室の駒場から、横浜ランドマークタワーの大規模災害の知らせが入ります。ランドマークタワーは高さ296メートル、70階建ての建物で、その中層階で火災が発生したこと、休日なのでオフィス棟には人がいないけれども上層階のレストラン街には人が残っていること、YOKOHAMA MERにとっては初陣で、TOKYO MERはYOKOHAMA MERと合同ミッションを行なうという指示を受けました。

音羽がその指揮を執ると言います。

出動したTOKYO MERは、早速現場で負傷者を診始めます。避難するときに階段から転落した負傷者がおり、緊急手術が必要な患者がいました。しかしT01は先の飛行機事故の際に故障しており、まだ整備が十分ではありませんでした。

そこへ水色の制服に身を包んだYOKOHAMA MERがやってくると、喜多見らが診ていた患者を横取りします。喜多見は気を悪くすることもなく「俺たちは俺たちができることをやりましょう」とメンバーに呼びかけました。YOKOHAMA MERはたった5分で手術を終え、腕前のよさを見せつけました。感心した喜多見がYOKOHAMA MERを褒めて強力しようと握手を求めますが、鴨居は「実力の判らないチームと連携はしません」と断ります。失礼なことを言われても、喜多見は笑って受け流しました。

ランドマークタワーの火災は24階のオフィスフロアで発生しており、放火の可能性がありました。40~60階のオフィスフロアは無人とみられ、上層階に193人が避難しています。原因は不明ですが、スプリンクラーと排煙装置が作動していませんでした。

ランドマークタワーの見取り図を見た喜多見は、北側の階段が使えるうちに登って負傷者がいないか助けに行きたいと言います。「延焼が起きる前に最大限の手を打っておきたい」「待っているだけでは、救えない命がある」と喜多見は言いました。しかし鴨居は「安全な場所で待っていなくては、救える命も救えなくなります」と正反対の主張をしました。両国大臣が「ステイですよ、ステイ」と喜多見を押さえました。

上層階に避難している者たちはヘリコプターで救出することにし、消火活動の進展を待って喜多見たちは建物に入ると決定されます。

喜多見の妻・千晶と夏梅は上層階に避難していました。喜多見に報告すべきだろうかと話しています。

簡単に消火作業が進むと両国大臣は見ていたのですが、計算外のことがありました。

スプリンクラーと排煙装置が作動しないのは放火犯の仕業なのですが、ほかにも放火犯は各フロアにガソリン入りのカートを仕掛けていました。

ダクトを通って炎は別のフロアに移動し、そこに置かれたガソリンに引火して大爆発が起こります。消火活動に当たっていた消防隊が爆発に巻き込まれ、10名以上が負傷しました。爆発による上昇気流と黒煙により、ヘリコプターが近付けない状態になりました。上層階に避難した193名は脱出ルートを失い、完全に孤立しました。

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