「北のカナリアたち」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(3件)

2012年製作の日本映画。東映創立60周年記念作品。北海道の離島で分校の教師をしていた川島はるは定年し、東京で暮らしていた。20年経ったある日、当時の教え子である鈴木信人が人を殺したと知らせが入ったはるは、故郷の離島へ向かう。

あらすじ動画

北のカナリアたちの主な出演者

川島はる(吉永小百合)、鈴木信人(森山未來)、戸田(旧姓・酒井)真奈美(満島ひかり)、生島直樹(勝地涼)、安藤結花(宮﨑あおい)、藤本七重(小池栄子)、松田勇(松田龍平)、川島行夫(柴田恭兵)、阿部英輔(仲村トオル)、堀田久(里見浩太朗)、奥村刑事(石橋蓮司 )

北のカナリアたちのネタバレあらすじ

【起】– 北のカナリアたちのあらすじ1

北のカナリアたちのシーン1

画像引用元:YouTube / 北のカナリアたちトレーラー映像

 とある北海道の離島。川島はるが雪の中歩いていると、島民の視線はあからさまに冷ややかです。そこへ小学生の男の子、信人が現れますが、彼ははるに小石を投げつけてその場から逃げてしまいます。

20年後、東京の図書館で働いているはる。定年前の最終日、手にした故郷の写真集を眺めていると、職員が他の本の片付けを手伝ってくれます。

定年後は北海道へ帰られるのですかと聞かれたはるは驚きますが、職員は以前故郷がそちらだと伺ったのでと話します。彼女は、定年後はゆっくり温泉でも行こうかと思っていると話しました。

帰宅すると、世田谷署の刑事2人がやって来ました。鈴木信人という人物を知っているかとたずねます。

2人を部屋に招き入れ話を聞くと、29歳で鳶職をしている鈴木信人を知っているかと再び刑事がたずねます。はるは20年前、北海道離島の分校の最後の教え子の1人だと話しました。卒業後は一度も会っておらず、電話もしていないと伝えます。

何か彼にあったのかとはるがたずねると、彼を殺人事件の重要参考人として追っているということでした。それは以前勤めていた会社社長を殺した容疑でした。

信じられないはる。本当に一度も連絡がないのか、年賀状なども送られてきていないのかとたずねられますが、一度もないと答えるはる。訝しがる彼女に刑事は、鈴木の家にはるの住所と電話番号を書いたメモがあったと言うのです。

さらに刑事は、信人がどんな生徒だったのかとたずねます。信人は生徒6人の中で一番年少で、泣き虫だったのでした。

そしてはるは故郷の離島へ帰ることにしたのです。

はるがサロベツ湿原センターへ着くと、真奈美が巡視中でした。信人が人を殺したことを信じられない真奈美。彼女は先生の住所を信人に教えたのは私ではないと答えます。

20年前、北海道の離島に赴任して来たはる先生のことを、分校の生徒たちは楽しみに待っていました。はるは夫の行夫とともにやって来たのです。

信人は吃音の障害があり、勇がよくいじめていました。何かあると叫び出す信人にはるは、オルガンでカリンカを弾くと彼が歌い出します。信人はとても歌がうまく、生徒みんなでよく歌っていました。

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