「北北西に進路を取れ」のネタバレあらすじと結末の感想

サスペンス映画

北北西に進路を取れの紹介:「サスペンス映画の神様」の異名を持つアルフレッド・ヒッチコック監督による1959年のアメリカ映画。別人と間違えられ不条理な逃亡を強いられる主人公ロジャーを、ヒッチコック映画の常連ケーリー・グラントが演じた。劇中で主人公が飛行機に襲われる場面は、映画史に残る名シーンの一つ。

北北西に進路を取れの主な出演者

ロジャー・ソーンヒル(ケーリー・グラント)、イヴ・ケンドール(エヴァ・マリー・セイント)、フィリップ・バンダム(ジェームズ・メイソン)

北北西に進路を取れのネタバレあらすじ

【起】- 北北西に進路を取れのあらすじ1

広告会社社長のロジャーは、ある日ホテルのバーでカプランという人物に間違われ、謎の男たちに拉致されてしまいます。タウンゼント家という標識のついた屋敷に連れていかれると、屋敷の主と思しき男が現れ、ロジャーに計画に協力するよう詰め寄ります。ロジャーが事態を理解できずにいると、部下の男たちはロジャーに無理に大量の酒を飲ませ始めました。飲酒運転事故に見せかけ、ロジャーを殺そうとしたのです。

間一髪、危機を逃れ車での逃亡に成功したロジャーでしたが、飲酒運転で警察に御用となってしまいます。翌日、事の経緯を警察に話すも、ロジャーは相手にされません。また、ロジャーはタウンゼント家の屋敷を警察と訪れますが、それはロジャーの立場を不利なものにしてしまいます。そこに現れたタウンゼント夫人はロジャーを誘拐した男たちの仲間で、ロジャーが昨夜屋敷で開かれた酒の席で泥酔したと嘘の内容を語ったのです。加えて、主人のレスター・タウンゼントは国連演説のため前日は家を不在にしていたと言います。ロジャーは独自に事件を調査することを決意。まずはカプランの泊まるホテルの部屋に侵入します。そこには、昨日ロジャーを問いつめた男の写真がありました。さらに調べていくと、カプランは宿泊しているにも関わらず、ホテルの従業員は誰一人カプランの顔を知らなかったのです。

ロジャーがカプランという人物の謎に困惑していると、そこに昨日の男たちが現れます。ロジャーは男たちから逃れつつ、レスターに会うべく国連本部に向かいます。ところが、国連本部にいたレスターは昨日会った男ではありませんでした。また、タウンゼント夫人はすでに亡くなっているというのです。ロジャーはカプランの部屋にあった写真をレスターに見せようとしますが、その瞬間、レスターは追っ手の男が投げたナイフにより命を落としてしまいます。その場にいたロジャーは、殺人犯として追われる身となってしまいました。

【承】- 北北西に進路を取れのあらすじ2

指名手配犯となったロジャーは、自らの潔白を証明するためにカプランの調査を続けます。ロジャーはカプランが宿泊する予定のシカゴにあるホテルを目指し列車に乗りますが、そこには警察の追っ手が迫っていました。しかし、偶然列車の中で出会った美女イヴの協力で、ロジャーは身を隠すことに成功します。殺人犯と知りつつもロジャーに惚れ込んでしまったイヴは、ロジャーのためにカプラン探しの協力を自ら願い出ます。そんなイヴにロジャーも惹かれ、二人はたちまち恋に落ちるのでした。

しかし、イヴは謎の男たちと裏で繋がっていました。シカゴに着くと、イヴは偽のカプランとの待ち合わせメモをロジャーに渡します。ロジャーはそのメモの指示通りに移動すると、人気の少ない荒れ地にたどり着きます。カプランが来る気配はなく、遠くでは農薬散布の飛行機が飛んでいるだけ。しかし、その風景は不自然なものでした。なぜなら、作物がないところに飛行機は農薬を散布しているからです。ロジャーが風景の奇妙さに気づいたのとほぼ同時に、飛行機はロジャーに襲いかかってきました。執拗に飛行機はロジャーを追いかけてきましたが、ロジャーは通りがかりのトラックを巻き込んで飛行機を墜落させることに成功します。

命からがら逃げ出し、ロジャーはカプランが宿泊する予定のホテルに到着します。しかし、すでにカプランの姿はなく、サウスダコタのホテルに移動した後でした。ロジャーはイヴの裏切りを確信しますが、そこに当のイヴ本人が宿泊客として訪れていました。ロジャーはイヴの部屋へと向かい、二人は再会を果たします。

【転】- 北北西に進路を取れのあらすじ3

イヴはロジャーに抱きつきますが、ロジャーはすでにイヴへの気持ちがなくなっていました。再会から間もなくイヴは仕事のためと外出しますが、その後を追ったロジャーはイヴがレスター・タウンゼントの名を騙った男とオークション会場で会っている場面を目撃します。男の本当の名はバンダムといい、ロジャーはバンダムの目の前でイヴを侮辱する言葉を吐きます。その言葉に耐えきれず、イヴは会場を出ていってしまいました。ロジャーはバンダムの部下に再び命を狙われますが、オークションを混乱させ意図的に警察に逮捕されることによって自分の身を守ることに成功します。

警察にすべてを話そうとしたロジャーですが、「教授」と呼ばれる人物に引き渡されます。バンダムは国家機密を密輸する組織を率いており、教授はバンダムの悪事を潰すことを任務としていました。教授は組織へスパイを放っており、カプランは組織のスパイ探しを撹乱させるために教授が作り出した架空のスパイでした。狙い通り組織はカプランに注目しましたが、不運なことにロジャーは組織にカプランと勘違いされてしまったのです。そして、本物のスパイはイヴであり、ロジャーと接近したことで組織の疑惑の目がイヴへと向けられつつありました。イヴの危険を察知したロジャーは、教授への協力を決意、バンダムとイヴがいるサウスダコタ行きの飛行機に乗り込みました。

アメリカ歴代大統領四人のモニュメントで有名なラシュモア山が、ロジャーとバンダム、イヴの再会の場所となりました。ラシュモア山にあるレストランで、ロジャーはバンダムに駆け引きを持ちかけます。それは、バンダムの悪事を見逃す代わりにイヴを引き渡せ、というものでした。ロジャーはイヴに恨みがあるふりをし、イヴもまたロジャーに激怒するふりをします。そして、怒ったイヴはロジャーを射殺してしまいますが、もちろんこれもバンダムを欺くための二人の演技でした。

【結】- 北北西に進路を取れのあらすじ4

一芝居を済ませたロジャーとイヴは、人気のない林の中で再会し、互いに謝罪し合いました。そこでロジャーは教授から驚くべき言葉を聞きます。イヴは任務から解放されることはなく、今夜バンダムとともにサウスダコタを去るというのです。ロジャーはイヴを止めようとしますが、イヴは泣きながらその場から去ってしまいました。

イヴを救おうと、ロジャーは教授の監視下から抜け出し、ラシュモア山近くにあるバンダムの豪邸に向かいます。豪邸の中では、イヴのロジャー射殺が演技だったという部下の報告をバンダムが聞いていたところでした。ロジャーは急いで別室にいたイヴに危険を告げ、イヴはなんとかバンダムから逃げ出します。そして、ロジャーは国家機密のデータが入った骨董品を豪邸から盗み出すことに成功、イヴとともに逃亡を図ります。

しかし、二人は大統領のモニュメントのある崖に追い詰められてしまいます。絶体絶命の中、ロジャーはイヴに「生き延びたら一緒の列車で帰ろう」とプロポーズの言葉を贈ります。逃げ切れるかに見えた二人でしたが、ロジャーはバンダムの奇襲を受け、イヴは部下によって捕らえられてしまいます。ロジャーはもみ合いの末、バンダムを崖から突き落とします。そして、教授の助け船によって部下の男も崖へと落ちていきました。しかし、イヴは崖から落ちる寸前の状態になっていました。弱気になるイヴに、ロジャーは必死に手を伸ばし「おいで妻よ」と呼び掛けます。次の瞬間、舞台は二人が出会った電車の客室の中へと切り替わります。そこには、二人きりの時間を楽しむロジャーとイヴの姿がありました。危機は脱し、二人はようやく自由を手に入れることができたのです。

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