「大夜逃 夜逃げ屋本舗3」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

大夜逃 夜逃げ屋本舗3の紹介:1995年製作の日本映画。負債者たちを強制労働所に押し込む不良債権回収代行業者と、おなじみ夜逃げ屋との戦いを描いたコメディのシリーズ第3弾。監督はシリーズ全作を手がけている原隆仁。撮影は「免許がない!」の仙元誠三が担当している。主演はシリーズの顔・中村雅俊。その敵役に「忠臣蔵 四十七人の刺客」の中村敦夫がふんしている。

あらすじ動画

大夜逃 夜逃げ屋本舗3の主な出演者

源氏雅彦 – 中村雅俊 野口浩介 – 益岡徹 辛島杏子 – 西山由海 緒方遼太郎 – 山本陽一 磯野善吉 – 中村敦夫 稲垣凌 – 加藤善博 望月さくら – 浅田美代子 望月一郎 – 峰岸徹 望月ももこ – 細見香織 多田栄作 – 羽場裕一 多田新平 – 江戸家猫八 多田梅子 – 塩沢とき 金杉茂一 – 塩見三省 金杉基子 – 美保純 浪岡平四郎 – 小倉久寛 成瀬隼人 – 筧利夫 佐野里美(さとみ) – 滝沢涼子 鍋島英子 – 岡本夏生 大坪洋平 – 乱一世 赤川裁判官 – 金田明夫 とある村の住人 – 佐藤蛾次郎、深浦加奈子

大夜逃 夜逃げ屋本舗3のネタバレあらすじ

【起】– 大夜逃 夜逃げ屋本舗3のあらすじ1

大夜逃 夜逃げ屋本舗3のシーン1

画像引用元:YouTube / 大夜逃 夜逃げ屋本舗3トレーラー映像

1994年10月。東京都。

源氏雅彦は「ミッドナイト・ラン」という社名で、少数精鋭の従業員とともに夜逃げ屋をしています。その日の晩にも、源氏らは望月家の夜逃げを行なう予定でした。

望月家は一郎とさくら夫婦に、小学生の娘・ももこの3人家族です。経営していたスポーツ用品店が失敗し、借金が雪だるま式に増えて4000万円になっていました。借金取りの催促の張り紙がされて限界で、ミッドナイト・ランに頼んで夜逃げする予定です。望月らはドアチャイムが鳴っても居留守を使い、ひっそりと夜になるのを待っていました。

そこへ債権回収代行業者「JCSS(日本クレジットサルベージサービス)」の社長・磯野善吉がやってくると張り紙を剥がし、家のなかにいる望月に話しかけます。「3食昼寝付きで借金はチャラになる方法がある」…うまい話を聞いた望月は、磯野の話に飛びつきます。(映画タイトル)

夜、源氏らがミッドナイト・ランのトラックで乗り付けますが、望月家のなかは家財道具もなく人もいなくなっていました。望月からの「契約はクーリングオフということで」という張り紙があります。それを見た源氏たちは、「夜逃げ屋が夜逃げされるなんて」と頭を抱えます。源氏らは知りませんでしたが、実はこのあと似たようなケースが続発することになるのです。

磯野にいざなわれて移動した望月家は、ボロ家がひしめく地域に足を踏み入れます。実は磯野は甘いことばを餌にして、多重債務に苦しむ面々を「ニコニコヴィレッジ」という強制収容所に近い状態で囲っていました。債務者たちをボロい居抜きの家に案内し、共同生活させて家賃を浮かせます。さらに日雇いの仕事を紹介し、子どもであろうとも働かせます。みんなで粗末な食事をし、債務者らが稼いだ金をむしり取っていました。

磯野自身も全国ノンバンク債権管理組合から多額の借金を背負っており、その返済に充てているのです。

磯野に案内された場所には、金杉夫妻や浪岡平四郎がいました。望月家はそこで7年間働くことで、借金がなくなると聞かされます。

源氏らの会社に、区役所職員の多田栄作が相談にやってきます。栄作は幼少期から何不自由なく育てられてきたと話します。「但し、借金で」…栄作は父・新平が借金を重ねながら育てた子どもでした。母の梅子もそのことに疑問を抱いたことはないようです。

複数の女性を連帯保証人にして借金を重ねた成瀬隼人という男に、源氏の右腕の野口浩介が横で指南しています。成瀬には自己破産を勧めていますが、ミッドナイト・ランのモットーは「迷惑をかけない」なので、必ず連帯保証人の相手にはそれを告げて説得しておくようにと言いました。成瀬の借金は5万から20万程度でしたが、ひとりだけ1500万円もの借金の保証人になっている人がいました。佐野里美という女性です。

ニコニコヴィレッジに引っ越した望月家は、先住者たちにあいさつします。金杉茂一・基子夫婦には子どもがいませんが、夫婦仲は良好です。茂一は個人タクシーをしていました。初日なのでまだ気楽なももこは、「林間学校のキャンプみたい」と喜びます。肉体労働から帰ってきた人たちに、望月はあいさつして回りました。

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