映画:屋根裏の散歩者(2016年)

「屋根裏の散歩者(2016年)」のネタバレあらすじと結末

屋根裏の散歩者(2016年)の紹介:2016年に公開された映画です。江戸川乱歩氏の小説「屋根裏の散歩者」をベースにしており、オリジナルキャラクターである女性を2人加え、独自のアレンジを施しています。「江戸川乱歩エロティックシリーズ」の第3弾でもあり、その名の通り、どこか官能的な雰囲気漂う作品です。原作では郷田が主人公でしたが、本作では照子と直子という2人の女性を主演に据え、本作ならではの三角関係を描き出しています。

あらすじ動画

屋根裏の散歩者(2016年)の主な出演者

大内照子(木嶋のりこ)、黒木直子(間宮夕貴)、郷田三郎(河合龍之介)、遠藤幸男(淵上泰史)、明智小五郎(草野康太)、文代(松本若菜)、浪越警部(近藤芳正)

屋根裏の散歩者(2016年)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 屋根裏の散歩者(2016年)のあらすじ1

屋根裏の散歩者(2016年)のシーン1 歯科医の遠藤幸男はアパートに帰ったとき酔っていました。同じアパートの住人である郷田三郎を茶化し、女と遊べと発破をかけます。
刃物を研いでいた郷田の怒りは頂点に達し、刃先を遠藤に向けます。しかし刃物は小さく、それでは殺すことなどできないと、遠藤はからかいました。
酔っていた彼はモルヒネで殺すのが一番だとオススメします。そのまま彼は家に帰りました。

遠藤が暮らすアパートに、大内照子という美術学校の学生が引越してきます。照子を見た遠藤は驚きを隠せません。
遠藤と照子の態度に不審なものを感じ、大家は知り合いかと聞きます。遠藤は患者だと答えました。
2人のやりとりを聞いていた郷田は照子に興味を抱き、屋根裏部屋に入ります。屋根裏を伝って、郷田は照子の部屋を覗きました。その結果、照子と遠藤が関係を持っていることが分かります。

遠藤は婚約者の黒木直子に会いに行きました。カフェで話をしていた遠藤と直子の前に、浮気相手の照子が姿を現します。
直子は突然現れた照子に驚きを隠せません。遠藤は照子を患者だと説明しました。
遠藤は直子の家に行き、ベッドに入ります。しかし直子は途中で拒絶しました。

アパートに帰った遠藤は、照子を怒鳴りつけました。勢いに任せ、遠藤は照子を抱きます。
2人が体を繋げる様を、郷田が屋根裏から見ていました。行為を盗み見た郷田はアパートの外に出て行きます。
イラつきを隠せない郷田に、通りがかった明智小五郎が声をかけました。実は2人は以前、古書店で顔を会わせたことがあったのです。郷田は明智を無視して去りました。

【承】- 屋根裏の散歩者(2016年)のあらすじ2

屋根裏の散歩者(2016年)のシーン2 明智は家に帰り、妻の文代から浮気調査についての報告を受けます。依頼者は直子でした。文代はすでに遠藤の浮気の証拠を手に入れています。

文代は調査の結果を伝えるため、直子に会いに行きます。
文代は遠藤が浮気していることを伝えました。直子は詳細を聞くことを嫌がり、お金を払ってその場を去ります。
直子はその足で遠藤を訪ね、浮気について問いただします。遠藤は誤解だと言い訳し、直子に薄っぺらい愛の言葉を囁きました。

郷田は酒を手に、遠藤の部屋をノックします。沿道は酒で酔っ払い、学生時代に女性と心中しようとしたことがあると明かしました。
その際に飲もうと思っていたのがモルヒネです。遠藤は最後の思い出のつもりで、女性と体を繋げました。それが遠藤の心に強烈な印象を残し、彼は心中を止めることにしたのです。
この件があってからというのも、遠藤は並の営みでは満足できない体になっていました。彼はモルヒネをいまだに所有しており、それを郷田に見せびらかします。

遠藤は浮気がバレそうになっているにもかかわらず、照子と関係を続けていました。並の営みでは満足しない遠藤は、照子に対して暴力的に振舞います。
部屋を覗き見していた郷田は照子を助けたいと思い、遠藤の殺害を計画します。
郷田はモルヒネを盗み、屋根裏部屋に向かいました。屋根に空いた穴にモルヒネを垂らします。しかしモルヒネは遠藤の口には入らず、この日の殺害は失敗しました。

【転】- 屋根裏の散歩者(2016年)のあらすじ3

屋根裏の散歩者(2016年)のシーン3 調査結果の報告書を読んだ直子は、遠藤の浮気相手が照子だと知ってしまいます。我慢ならなくなった直子は照子を呼び出し、遠藤との関係を止めて欲しいと訴えました。
それに対し、照子は遠藤に暴力を振るわれた痕跡を見せ付けます。彼女は助けて欲しいと口にしました。
直子は遠藤が暴力を振るっているという話を信じることができず、婚約者の元へ向かいます。

直子は照子との本当の関係を問いただしました。遠藤は照子とはなんでもないと言い訳します。
直子は調査結果の報告書を見せ付けました。その報告書を見ても、遠藤はなんでもないんだといい続けます。
遠藤は照子に嵌められたと、彼女を悪者に仕立て上げました。ここに来て、ようやく直子は遠藤を信じることにします。
その条件として体を結ぶことを求めました。遠藤は直子を抱きますが、脳裏に照子の姿がよぎった結果、婚約者にまで暴力を振るってしまいます。

遠藤が服毒自殺で死んだというニュースが新聞に載りました。
記事を読んだ明智は、早速遠藤が暮らしていたアパートに足を運びます。明智は郷田に聞き込みをしますが、彼は遠藤についてはよく知らないと答えました。

明智は遠藤の部屋を調べました。天井に目を向けると、アパートの住人がやってきます。
明智は身分を明かし、その住人にも話を聞きました。住人は遠藤が結婚するつもりだったこと、事件が起きた夜にショックを受けた様子で帰宅したことを伝えます。そのためアパートの住人は、遠藤が婚約者にフラれて自殺したのではないかと考えていました。
そうして聞き込みを進めていると、明智はある重大な情報をゲットします。それは遠藤の遺体が見つかったとき、目覚まし時計が鳴っていたというものでした。
明智は自殺を考えている人が目覚ましをセットするのは不自然だと、疑念を抱きます。

【結】- 屋根裏の散歩者(2016年)のあらすじ4

屋根裏の散歩者(2016年)のシーン2 明智は妻の文代を連れ、事件を担当している浪越警部に話をしに行きます。彼らは浮気調査の件を伝え、現場の写真を確認しました。
そうして写真を眺めていた明智は、モルヒネの蓋と瓶が離れた場所に転がっていることに気づきます。瓶は灰皿の上に転がっていて、明智は几帳面な性格だという遠藤が、そんな場所に置くだろうかと違和感を覚えました。

文代は話を聞くため、直子の家を訪ねます。直子は遠藤の死にショックを受けていたため、父親が応対しました。
父親は事件が起きた日、直子と食事をしていたと答えます。そこへ直子がやってきて、文代のせいでこんなことになったのだと責め立てました。

一方の遠藤の浮気相手、照子は引越しを決意していました。その話を聞いた郷田は、どこへ引っ越すつもりなのかと尋ねます。
照子は何も答えません。郷田はショックを受けつつ、自宅へ帰ります。帰宅した郷田が見たのは、押入れから出てくる明智の姿でした。
明智は郷田が屋根裏を行き来していたと突き止めていたのです。彼は遠藤の部屋の屋根裏から郷田のボタンが出てきたと嘘をつきました。その目的は郷田に遠藤の殺害を自白させることです。
郷田は遠藤の殺害を否定しました。明智は郷田のアリバイを崩すことを決めます。郷田は照子とカフェに行ったと証言していました。
明智はすでにカフェに聞き込みに行っており、店員が照子しか見てないことを確認しています。照子にも話を聞こうとしますが、部屋にはいませんでした。
照子がいないと知った郷田は、突然アパートの外へと走り出します。

その頃、文代は明智に頼まれ、照子を尾行していました。照子の前に、直子が現れます。
直子は照子が犯人だと考えており、問い詰めます。突然、照子が笑い始めました。
実は照子は遠藤を永遠に自分のものにするため、郷田が自分に好意を抱いていることを利用し、殺害に及ばせたのです。
直子は怒りのあまり、隠し持っていたナイフで照子を殺そうとします。その寸前、明智に頼まれて直子を尾行していた浪越警部が割って入り、文代も直子を止めにかかりました。
照子が自ら直子に近寄ります。直子は照子を刺し殺しました。照子は死の間際、笑顔を浮かべます。

直子と郷田は逮捕されました。2人とも訳を話そうとはしません。
結局郷田は証拠不十分として、釈放せざるを得ませんでした。郷田は釈放された後、橋の欄干に立ち、そのまま飛び降りて死亡します。

みんなの感想

ライターの感想

最初は郷田が不気味な存在に見えていましたが、ラスト辺りで照子の狂気じみた笑いにおぞましさを感じました。女の怖さがモロに出ているというか、痴情のもつれは恐ろしいものですね。

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