映画:弟とアンドロイドと僕

「弟とアンドロイドと僕」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

【結】– 弟とアンドロイドと僕のあらすじ4

弟とアンドロイドと僕のシーン4

画像引用元:YouTube / 弟とアンドロイドと僕トレーラー映像

薫は首が飛んでしまったアンドロイドをゆっくりと処分していく。

焼却炉で腕を静かに燃やした、するとアンドロイドができた時には確かに動いていた右足が再び動かなくなったような気になった。

身につけていたレインコートと、彼が寄りかかった壁の色が静かに同化する。

それはまるでまた自我がすっと消えてしまったかのようだった。

そんな折、植物状態だった父親が死んだ。

急いで薫は、病院に駆けつける。その姿を見た瞬間、母のこと、自分の過去のことなど感情が溢れ出し、父のベッドに飛びついた。

そして父の上に馬乗りになると、首を締め上げていく。それを止める医者と看護師、そして唖然として見守る春江。

その時、冷蔵庫で保管されていると思っていた求の意識が戻った。

冷蔵庫をこじ開け、這い出てきた。その表情は凍りついていたが激情が垣間見える。

求はその足で薫を探し出すと、今度は全力で掴みかかってきた。殺意は明白だ。

薫はなすすべなく、息の根を止められてしまう。

求には金が必要だった。元妻と子供に執着し、孤独を埋めようと金があれば全てをやり直せると信じていた。しかし元妻には既に新しい男がいる。

彼の孤独は暴力や金では埋められなかった。薫を殺したことがバレ、彼も追われる身となる。

警察がやってきて現場検証がはじまる。その時、赤いレインコートの少女がやってきた。運ばれていく薫の遺体。降りそそぐ冷たい雨。薫の右足からは真っ赤な血が流れている。

ずっと動かないと薫が勝手に信じ、自分では認識すらできていなかった右足はきちんと血が通い、決して曖昧な存在ではなかった。

少女はそっと誰もいない洋館へ足を運んだ、扉を開き、真っ暗な玄関を通り抜けると研究室が見える。

するとそこには薫そっくりのアンドロイドが静かにあった。

彼女は、薫のアンドロイドに歩み寄るとそっと抱きしめる。

薫の乾いた孤独は、少女の抱擁で死して体温を少し取り戻したのかも、しれない。

空の天気は雨から雪に変わり、静かに降り注いでいた。

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