
「悪の教典」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(5件)
「悪の教典」は原作 貴志祐介のサスペンスホラー小説で、第1回山田風太郎賞を受賞しました。映画化にあたり監督を務めたのは三池崇史、主演俳優は伊藤英明です。映画が公開されるにあたり、初日2日間で興収2億9,894万5,000円、動員21万5,059人を動員し、大成功を収めました。
あらすじ動画
悪の教典の主な出演者
蓮実 聖司(はすみ せいじ):伊藤英明、 酒井 宏樹(さかい ひろき):篠井英介、 真田 俊平(さなだ しゅんぺい):山中崇、 田浦 潤子(たうら じゅんこ):小島聖、 柴原 徹朗(しばはら てつろう):山田孝之、 釣井 正信(つりい まさのぶ):吹越満
悪の教典のネタバレあらすじ
【起】– 悪の教典のあらすじ1

画像引用元:YouTube / 悪の教典トレーラー映像
蓮実聖司は晨光高校で英語教師をする30才前後の男性です。生徒にも人気がある蓮実ですが、人間的に大きな欠陥がありました。生まれつき共感能力のないサイコパス(反社会的人格障害)だったのです。
幼少期から蓮実は「自分にとって不都合な人物」は排除しようと考え、実行してきました。頭脳優秀な蓮実は犯行のために周到な計画を練って実践するので、露見することはありません。
しかし両親は息子の異変を感じ取りました。蓮実が14歳の時の熊谷先生が死んだ日の夜、蓮実が家を抜けだしていたのを知った両親は、息子のことについて密談します。
蓮実は両親が気づいたことを察知しており、両親を殺めました。全裸にナイフを持って忍び寄った蓮実は両親を殺すと、強盗が入ったと通報し、自分で自分の背中を包丁で刺して被害者を装います。
…大人になった蓮実は多少処世術を覚え、表向きは「愛想のよい理解のあるおおらかで話の分かる教師」の仮面をかぶっていました。しかし内面は変化なくサイコパスのままです。
晨光高校では、携帯メールを使っての一斉カンニング(チーティング)が問題になっていました。一部の優秀な生徒が、携帯メールで答えを他の生徒に送信しているのです。
職員会議で「アマチュア無線部の顧問の釣井先生に動いてもらって、時間限定、範囲限定の妨害電波を流せばどうか」と発言した蓮実は、電波法に抵触するという理由で酒井教頭から却下されました。
妨害電波を出すという案を臆面もなく発言する行動からも、本来ならば著しく社会性を欠いた人格であることであることが分かりますが、それに気づく教師はほとんどいません。ただ一部の教諭…釣井は蓮実の他とは異なる存在に気付き、独自に調査していました。
蓮実は授業の際にも努めて朗らかに対応します。授業中にマンガを読んだ生徒には「タイトルを英語に訳せ」と言ったり、生徒を褒めて伸ばしたりします。
問われた蓮実は、感動の度合いによって「good(グッド)」「great(グレイト)」「exellent(エクセレント)」と使い分けていると答えました。最上級の感動の際には「magnificent(マグニフィセント)」です。
蓮実は古い家屋に住み、古くてボロい軽トラックを使いました。毎日筋トレは欠かさず行なっています。
ある日庭に2羽のカラスがやってきました。ツガイらしきカラスは庭の物干し台に留まり、うるさく鳴きます。北欧神話に登場する最高神・オーディンに付き添う一対のワタリガラスになぞらえ、蓮実はカラスを「フギン(思考)」と「ムニン(記憶)」と名付けました。
夜うるさく鳴いて睡眠を妨害した理由で、蓮実はカラスたちの排除を考えます。物干し台に電気を流す仕掛けを作り、朝に2羽が止まったのを見計らって電気を流しました。フギンは殺せましたが、左目の白い「ムニン」は生き残って蓮実をじっと見つめます。
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