映画:悪の教典

「悪の教典」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(5件)

【転】– 悪の教典のあらすじ3

悪の教典のシーン3

画像引用元:YouTube / 悪の教典トレーラー映像

赴任当初から「まぶしい」まま変わらない蓮実の印象を不審に思った釣井は、蓮実の経歴を調査し、妙な「経歴の隙間」を発見していました。

蓮実は東京生まれ東京育ちで開業医の父を持ちますが、中2の冬に強盗事件の被害者となり、以降は京都に転校して過ごします。

京都大学法学部に入学したものの1か月で中退し、翌9月にアメリカ・ハーバード大へ留学して卒業し、MBAを取得しました。

さらにアメリカでモルゲンシュテイン社(ヨーロッパ系の名門投資銀行)北米本社に入社したものの2年で退職し、帰国した後、都立北原高校の教諭となります。

経歴が不自然だと釣井が圭介に話す会話を、盗聴器で蓮実が聞いていました。

その日、電車で帰る釣井を狙った蓮実は、人の目を巧みに避けて傘で殴り、電車の吊革の鉄棒部分にひっかけて首吊り自殺を装います。

釣井の「自殺」報道に動揺した圭介は朝礼を抜けだし、教室の盗聴器を見つけますが、「exellent!」と叫んだ蓮実に見つかりました。圭介はナイフを出して応戦しますが、歯が立たずに捕まります。

蜂の巣のように皮膚に穴が開く拷問用具を使って拷問された圭介は、蓮実にカンニング事件の共謀者を訊かれますが、仲間を売ることなく死にました。

蓮実は遺体を軽トラで運び、また埋めます。埋めながら蓮実は『マック・ザ・ナイフ(モリタート)』の鼻歌を口ずさみました。上機嫌な時の蓮実の癖です。

釣井の知らない蓮実の過去がありました。アメリカ・ハーバード大学時代、蓮実は快楽殺人者のクレイと出会います。

クレイと組んで殺人の腕を磨いた蓮実でしたが、ある時不要になったのでクレイを殴って生きたままドラム缶で火をつけて殺しました。

このことがモルゲンシュテイン社勤務時に知れ、アメリカから逃げるように蓮実は帰国したのです。

逢引の折、蓮実のバッグをあさった美彌が蓼沼の携帯電話を見つけました。蓼沼は世間では、行方不明の扱いです。詰め寄る美彌に誤魔化したものの、掲示板でタデを名乗る炎上騒ぎの書き込みを蓮実の仕業ではないかと疑う美彌を見て、蓮実は始末しようと考えます。

家に帰ると蓮実は「柴原の奴隷でいるのはイヤ。こんな体は捨てるしかない」という遺書を用意しました。

翌日は文化祭の出し物製作で、お化け屋敷を作る2年4組は盛り上がっています。梨奈も久しぶりに登校していました。

屋上に呼び出した蓮実は美彌の頭部を殴って気絶させ、ショーツを柴原への土産ではぎ取った後、屋上から落とすと、靴を揃えて置きます。

しかしこの時に美彌を追ってあゆみがやって来たのが計算外でした。靴を発見したあゆみは背後から蓮実に首を折られて死にます。

あゆみを殺したものの、これに関してはどうにも犯罪を隠匿できないと考えた蓮実は、クラス全員を皆殺しにして美術教師・久米の仕業にしようと考えました。雅彦との同性愛の関係を知られた久米が、皆を殺して心中を図ったという筋書きです。

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