「愛の流刑地」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

【結】– 愛の流刑地のあらすじ4

愛の流刑地のシーン4

画像引用元:YouTube / 愛の流刑地トレーラー映像

それを聞きながら菊治は、裁判では明かされない冬香の発言を思い返していました。冬香は徹との肉体関係をもうずっと拒んでおり、それがもとで徹と不仲になりかかっていました。冬香が死ぬ前の日、徹は「子どもを置いてお前ひとりで出ていけ」と冬香に言っていました。

冬香は、菊治が書いた新作『虚無と熱情』を指して「この作品は私たちの子どもでしょ」と言っていました。菊治は、出版社から断られて出版のめどが立たないと言いますが冬香は「この子はいつか、日の目を見る」と断言していました。事件が話題になったため、『虚無と熱情』は出版の運びとなり、すっかりベストセラーとなっていました。

その後も法廷ではさまざまな証人が証言台に立ちます。菊治の古い友人・中瀬も話します。

弁護士の北岡が録音テープのことを指摘し、「重大なやりとりが録音されているはず」として非公開で法廷に出すことを要求しました。受け入れられます。この録音テープは、死んだ冬香が情事を始めるまえにセットしたものでした。それが法廷で流れます。

上司の稲葉は美雪に、なぜ過失致死より量刑の重い殺人教唆に争点を絞っているのだろうかと話題にしました。美雪は、それが菊治と冬香の愛情ゆえだと考えます。

冬香は菊治を愛しすぎたがゆえに「最初の女になれなくても、最後の女として菊治を手に入れたかったのではないか」と言いました。それを菊治も理解して応えようとしているのだろうと考えます。

公判の最後に、冬香の母・木村文江が証人として呼ばれます。文江は事件当日のことを語り始めます。

…8月1日、冬香は母である文江の富山へ行き、3人の子どもを預かってもらっていました。子どもたちの好物を食卓に並べており、まるで誰かの誕生日のようだと文江は思ったと話します。冬香は綺麗に化粧をして「お母さん、ごめんね」と言いました。文江は嫌な予感を感じたそうです。北国の女はおとなしそうに見えても、心のなかには烈しいものを持っているのです。冬香は「私、後悔せんから」と言って家を出て行った…そう、文江は話しました。

母・文江の証言を聞いた法廷は、しんとしました。誰もが、冬香が死を覚悟していたと感じます。徹は席を立ち、菊治は思わずその場で文江に土下座します。

最後に菊治は「私は選ばれた殺人者です」と言いました。「だから私は冬香のために、どんな罰でも受けます」と話しました。

裁判で菊治は、殺人罪で懲役8年の刑が下されました。菊治はそれをそのまま受け止めます。

…後日。

菊治のところへ冬香の母・文江から、郵便が届きます。なかには冬香が持っていた菊治のサイン本があり、そこには冬香が書いた菊治への手紙が挟んでありました。冬香の手紙には封がされておらず、母・文江も読めるようになっていました。冬香はその本を、母のバッグに忍ばせたあとで菊治のもとに向かっていました。「家族と菊治、どちらも選ぶことができない」という冬香の葛藤が書かれた手紙を読んだ菊治は、「やっぱり俺は選ばれた殺人者だ」と思いました。8年という量刑を冬香が与えたものだと思い、刑務所に服役しているあいだ冬香とともに過ごそうと考えます…。

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