映画:成れの果て

「成れの果て」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(5件)

サスペンス映画

成れの果ての紹介:2021年12月3日公開の日本映画。「街の上で」の萩原みのり主演で2009年度サンモールスタジオ最優秀脚本賞受賞の同名戯曲を映画化。東京で暮らす小夜のもとに、故郷の姉・あすみから結婚すると連絡が入る。その相手、布施野の名前を聞いた小夜は愕然とし、友人のエイゴを連れて帰郷する。出演は、「千と千尋の神隠し」の柊瑠美、「あの頃。」の木口健太。監督は、「恐怖人形」の宮岡太郎。

成れの果ての主な出演者

河合小夜(萩原みのり)、河合あすみ(柊瑠美)、布施野光輝(木口健太)、今井絵里(秋山ゆずき)、野本エイゴ(後藤剛範)、マー君(田口智也)、友美恵(梅舟惟永)、今井(花戸祐介)

成れの果てのネタバレあらすじ

【起】– 成れの果てのあらすじ1

成れの果てのシーン1

画像引用元:YouTube / 成れの果てトレーラー映像

和室の部屋でプリンを食べていた女性・河合あすみは、食べ終わってから電話をかけます。電話の相手は妹・河合小夜でした。姉妹仲はいまひとつで滅多に電話をかけないようで、電話の相手・小夜は驚いていました。「誰か死んだの? そんなときしか電話してこないじゃん」と小夜は言います。

あすみは「急だけど、結婚しようかなって思って」と用件を話しました。小夜の声は浮き立って「どんな人?」と聞きますが、あすみは言いよどみます。しかし意を決して「私が結婚したい人って、布施野さんなの」と言いました。直後、あすみの家のドアチャイムが鳴ります。

布施野の名を聞いて無言になった小夜は、荒い息を吐くとそのまま電話を切ります。

切れた電話を置いて玄関に向かったあすみは、酔って帰宅した婚約者の布施野光輝を出迎えました。布施野を連れて玄関先まで送ってくれたのは、布施野の親友で同僚の今井です。契約を取るために取引先の接待をして、その席で飲み過ごしたようでした。今井に礼を言って布施野を引き取ったあすみは、布施野の健康を気遣って酒を飲みすぎないようにと言います。

部屋に布施野を入れたあすみは、妹の小夜に結婚のことを話したと告げました。酔っていた布施野でしたが、あすみのことばを聞いて真顔に戻ります。

同じ頃、電話を受けた小夜は夜の道で突っ立っていました。姉のことばを反芻しています…。

小夜は地元を離れて、東京でファッションデザイナーの卵として暮らしています。姉のあすみは地元に残り、図書館の司書をしていました。あすみと小夜の両親は他界しており、生家であすみは暮らしています。生家は築年数が経過している家です。

あすみの家の給湯器を見ているのは、幼馴染のマー君です。マー君は電器屋をしており、善意で給湯器の不調をチェックしていました。一部は直したけれども交換する器具を持って来ていないからと言い、また後日やってくると話します。

あすみは女友だちの友美恵を家に置き、住まわせていました。友美恵は結婚を焦っており、出会い系のマッチングアプリで出会った人と今夜会ってくると話します。会う相手が隣の県からやってくるからと言い、車を貸してくれとあすみに言いました。マー君が友美恵の長話に捕まって気まずい思いをしているので、あすみが助け舟を入れて帰らせようとします。

あすみがマー君と玄関先に行くと、小夜が戻ってきました。前の日にあすみの結婚の電話を聞いて、いてもたってもいられずに帰省してきたようです。小夜は友人の野本エイゴを連れていました。

結婚の報告をしたものの、小夜がすぐに戻ってくるとは思わなかったのであすみは動揺します。小夜は8年前に故郷を出たきり、地元に戻っていませんでした。両親の死のときも戻らないままでした。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「成れの果て」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×