映画:手紙は憶えている

「手紙は憶えている」のネタバレあらすじと結末

手紙は憶えているの紹介:2015年に公開されたカナダ・ドイツ映画で、アトム・エゴヤンが監督を務め、クリストファー・プラマー主演で贈るサスペンス。記憶が消えたり戻ったりする90歳の男性が、友人に書き出してもらった自分の決意の手紙を受け取り、家族を殺したナチス兵士へ復讐に向かう姿を描いている。

あらすじ動画

手紙は憶えているの主な出演者

ゼヴ・グットマン(クリストファー・プラマー)、ルディ・コランダー(ブルーノ・ガンツ)、ルディ・コランダー(ユルゲン・プロホノフ)、ルディ・コランダー(ハインツ・リーフェン)、チャールズ・グットマン(ヘンリー・ツェニー)、ジョン・コランダー(ディーン・ノリス)、マックス・ザッカー(マーティン・ランドー)

手紙は憶えているのネタバレあらすじ

【起】- 手紙は憶えているのあらすじ1

認知症を患うドイツ人のゼヴは、1週間前に妻のルースをガンで亡くしていました。ゼヴという言葉はヘブライ語で狼を意味します。
老人ホームでお世話をしてくれているポーラに連れられて、ゼヴは食事にやってきます。
そして同じアウシュヴィッツの収容所で、最後に生き残った友人のマックスと会います。
ゼヴは自分が亡き後に決行すると言ったことを憶えているかと、彼に問いかけられます。マックスはゼヴが忘れてもいいように、全て書き出していました。
ルースが最後の喪に服す日となり、ゼヴはマックスから指示されます。皆に疲れたと言い、ゼヴは部屋に戻って手紙を読みます。そしてチケットや荷物を準備して、手紙に書かれた通り、病院を抜け出して列車に乗ります。
老人ホームではゼヴの息子のチャールズが、院長と捜索願について相談していました。チャールズは、父が躁鬱気味でピアノを弾かなくなったことを院長から話されます。
列車から下りたゼヴは、迎えの車がマックスによって手配されており、小型の銃を購入しに行きます。忘れっぽいことから、ゼヴは店員に使い方を書いて欲しいと頼みます。

【承】- 手紙は憶えているのあらすじ2

ドイツ人のルディ・コランダーという88歳の老人の家を訪ねたゼヴは、彼に銃を向けて窓際に立つように命じます。そして兵士としてアウシュビッツにいたかどうか聞きます。
ルディは関与してないこと、北アフリカにロンメル将軍といたことを証明するのでした。
終戦間近、死んだ捕虜の身分を盗んだナチスの親衛隊がいました。4人のルディ・コランダーがいましたが、証拠がないことから、逮捕には未だいたってませんでした。
ゼヴはこの4名のうち、ルディ・コランダーを名乗るオットーを探しに、カナダ国境へとやってきます。入国審査の時、ゼヴはパスポートの期限が切れており、運転免許証の掲示を求められます。それによって、カナダに入国することができます。
病院に訪れたゼヴは、入院して寝たきりの2人目のルディ・コランダーに会い、アウシュヴィッツにいたかどうか聞きます。いたと聞いたので、ゼヴは家族全員を殺されたことを話し、彼に銃を向けます。しかし彼の腕には囚人番号がありました。彼もまた収容されていたのです。
次にゼヴは、タクシーに乗って海の近くの寂れた家にやってきます。宅配物が届けられて、ジョン・コランダー宛と書かれていたことから、間違いないと思います。
家の前で1日待ち続けて、3人目のルディ・コランダーの息子で警官のジョンが帰ってきます。3人目のルディ・コランダーは3年前に亡くなっていました。
犬が飼われており、どうしても怖いゼヴは、離して欲しいとジョンに頼みます。

【転】- 手紙は憶えているのあらすじ3

ジョンは父が戦時品の収集家だったと話します。ゼヴは戦時品を見せてもらうことにし、ナチスの旗などを目にします。
ゼヴはジョンに聞かれて、アウシュヴィッツで彼の父と知り合ったと話します。
ジョンは父が陸軍の料理人であり、開戦時は10歳だったことから、アウシュヴィッツで会うわけがないと言います。
人違いと分かったゼヴは帰ろうとしますが、もう少しいてくれとジョンに頼まれます。
ジョンはゼヴの腕の囚人番号を見て、ユダヤ人だと気づきます。騙されたと分かったナチス支持者のジョンは、ユダヤ人を嫌う父のことを思うと、この家にゼヴを入れたことに激怒し始めます。そして犬を放ってゼヴを襲わせるのでした。
ゼヴは犬とジョンを撃ち殺します。
マックスにジョンを殺したことを相談した後、ゼヴは最後の1人を探しに行きます。しかし認知症の症状が出て、妻を探しながら道路に出て転び、危うく轢かれそうになります。
腕を怪我して入院したゼヴは、隣りのベッドの御見舞にきていたモリーという少女と出会います。再び認知症の症状が出たゼヴは、彼女が見つけてくれた手紙を読んでもらいます。そしてゼヴは戦争犯罪者をこの手で見つけることを思い出します。タクシーに乗り込んで、ゼヴはタホへと向かいます。
医師からの連絡と、クレジットカードの情報から、チャールズは父を探しに行きます。

【結】- 手紙は憶えているのあらすじ4

ゼヴは最後のルディ・コランダーの家に通してもらい、彼が起きるまでの間、待たせてもらうことにしてピアノを弾きます。
ルディの娘と孫娘がいる中、ルディは階段から下りてきます。ゼヴは彼の声が変わらないことから、家族を殺した張本人だと気づきます。
ルディはいつかゼヴが来ると思っていました。しかしゼヴにオットーと言われて、ルディは困惑します。ゼヴは銃を取り出します。
そしてチャールズが駆けつけてきます。ゼヴはルディに銃を向けて、正体を話すように命じます。それでも言わないため、ゼヴは彼の孫娘に銃を向けます。
ルディはアウシュヴィッツの収容所のブロック責任者で、ナチであり大勢の人を殺したことを皆の前で打ち明けます。しかし名前はクニベルトであり、オットーはゼヴだと言います。2人は共にブロック責任者だったのです。
その証拠に、ゼヴの腕に彫られた囚人番号は98814でした。クニベルトの腕には98813と彫られていました。これは逃亡するためにお互いに彫ったものでした。
ゼヴはクニベルトにそう言われても信じられませんでした。クニベルトは2人とも狼だと言うことから、ゼヴと名付けたではないかと話します。それを聞いたゼヴはクニベルトを撃って殺します。
少ししてゼヴは当時を思い出し、自らの頭に銃を向けて自害します。
この件はニュースで報道されます。まだゼヴやクニベルトの家族は、放心状態で話すことができませんでした。
老人ホームの人たちはこのニュースを見ていました。きっとゼヴは何をしたか分かってないのだろうと言います。
しかしマックスだけは理解していると言います。マックスは2人の本名がオットーとクニベルトだと話します。そして彼らが自分の家族を殺したのだと言って涙を流すのでした。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、ゼヴ本人がオットーであるという最後の展開が見所です。マックスがゼヴに思い出させるために向かわせたものであり、その展開に驚きます。サスペンス好きな方にはお勧めの作品です。
その驚きを高めているのには、ストーリーの構成だけでなく、出演者の演技力が高いからとも言えます。記憶が消えたり戻ったりする主人公を、名優クリストファー・プラマーが見事に演じています。
本物のオットーを探すため、ゼヴは様々な土地に赴きます。列車に乗りタクシーに乗り、家や病院など背景の移り変わりの多い映画となっています。その色合いの変わり様に、見ているこちらもルディ・コランダーを探している気分になります。
全体を通して、バランスのとれている作品であり、欠点のない仕上がりとなっています。

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