「新・女囚さそり701号」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

【承】– 新・女囚さそり701号のあらすじ2

ナミは恋人の小坂に事情を話すと、小坂同伴で三浦代議士のところへ行きます。三浦はしらばっくれますが、ナミがカセットテープを出して「これを取り返したくて姉さんを誘拐したのだろう」と話しました。テープのコピーを取ってあると話し、姉を帰してくれればテープを渡すと答えると、三浦は無言で部屋を出ていきました。

夜、三浦に呼ばれて料亭へ出かけたナミは、姉・妙子とテープを交換できると思っていました。三浦は妙子を誘拐したことを認め、「会いたければ会わせてやろう」と言うと、隣室へつながる扉を開きます。開いた先にはガラスで仕切られた隣の部屋が見えるようになっており、ベッドの上で野党の国会対策委員長・梶原が妙子を慰み者にしていました。

三浦はいま世間で大騒ぎになっている不正献金に関係していることを認め、ナミも捕らえます。ナミはその場でねじ伏せられて、三浦に強引にレイプされました。

三浦の側近の秘書・松尾がナミの始末を任されました。松尾は妙子をナイフで殺害すると、それをナミに持たせて睡眠薬を服用させます。その状態で発見されたナミは、姉・妙子を殺して自殺未遂を図ったかのように受け取られました。

恋人の小坂が「妙子が結婚に反対していた」と証言したために、姉妹の仲が悪かったと受け取られました。裁判で有罪判決を受けたナミは、姉殺しの罪で懲役15年の刑を言い渡されます。恋人の小坂は三浦に買収されたのだと気づいたナミは、三浦や小坂に復讐の念を募らせます。

有罪判決を受けたナミは、粕ヶ渕女子刑務所に収容されます。同じときにナミと刑務所に入ったのは、平山容子(ひでこ)という25歳の女性でした。刑務所の所長・高村は、容子には第6房、ナミには第8雑居房に入るよう命じます。

刑務所にまで、三浦の手は及んでいました。高村所長は三浦に「自殺するように追い込め」と命令します。

第8雑居房は、特に素行の悪い女囚が集まっている房でした。その房のボス的な存在の鈴木房江は、懲罰房に監禁されて床に寝かせられていました。所長は房江のところへ行くと、ナミを痛めつけるよう命令しました。それを条件に、房江に便宜を図ると約束します。

取引を受けた房江は、房の新入りのナミを拘束すると他の者といっしょにリンチしました。看守が見回りにやってくると、知らんぷりを装います。

ひどい目に遭ったナミは、無言で耐え忍びました。

翌日からもナミへのいじめは続きます。朝の配膳の際、ナミの白飯の上に靴のなかの土をまぶした者がいました。それを顔に押し付けられても、ナミは黙って耐えていました。何をされても無抵抗で無言でただ睨みつけてくるだけのナミを見て、房江は腹立たしく思います。

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