映画:死刑にいたる病

「死刑にいたる病」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

24件という稀に見る連続凶悪殺人犯、裁判で死刑を宣告された彼は1件の殺人は「冤罪」だと主張した。とある大学生に殺人犯は手紙を送る、彼は幼い頃、死刑囚が働いていたパン屋の常連だった顔見知りだった。「会って話がしたい」という内容の手紙、久々に再会し親交を深めるうちに、獄中の中から大学生に指示を与えその冤罪の真犯人を見つけてほしいと伝えた。主演は阿部サダヲ、共演は岡田健史。監督は「孤狼の血」「凶悪」の白石和彌。2022年5月劇場公開作品。PG-12指定。

あらすじ動画

死刑にいたる病の主な出演者

榛村大和:阿部サダヲ 筧井雅也:岡田健史 金山一輝:岩田剛典 加納灯里:宮崎優 筧井和夫:鈴木卓爾 根津かおる:佐藤玲 佐村:赤ペン瀧川 クラタ:大下ヒロト 地元の農夫:吉澤健 滝内:音尾琢真 赤ヤッケの女:岩井志麻子 相馬:コージ・トクダ 筧井衿子:中山美穂 小松美咲:神岡実希 久保井早苗:川島鈴遥 宮下陸:大原由暉 :山時聡真 :竹村浩翔 :清水らら :梁軍 :濱佑太朗 :加藤剛 :掛裕登 :加賀義也 :西岡竜吾 :松島さや :小倉優花 :峰平朔良 :木下美優 :丸岡恵 :建石姫来 :桒原百花 :千歳ゆず :汐里実栞 :橋本乃依 :三原羽衣

死刑にいたる病のネタバレあらすじ

【起】– 死刑にいたる病のあらすじ1

死刑にいたる病のシーン1

画像引用元:YouTube / 死刑にいたる病トレーラー映像

幼い頃からエリート意識が高かった大学生、筧井雅也は志望校だった偏差値が高い大学に落ちてしまい、今は他の大学になあなあで通う無気力な生活を送っていた。

雅也は、幼い頃から父と祖母に冷たい扱いをされ、母、衿子は家政婦のような扱いを受けていた。そんな家庭が大嫌いで高校を全寮制の進学校へ進んだ。

しかし中学校の時は学年トップだった雅也も、自分よりも優秀な成績を取る同級生にどんどん追い抜かされ、中学生の頃、周りを見下して生きてきた彼にとって、高校生活は、劣等感を強く地獄のような日々になっていた。

しかしそんな時、中学生の同級生だった加納灯里と再会する。当時、地味で目立たなかった彼女は綺麗になり明るい性格になっていた。そして雅也にもまんざらでもなく寄り添ってくる。次第に近づく二人の距離。

そんなある日、彼の元に一通の手紙が届く。

差出人は「樫村大和」と書かれてあった。今は拘置所で服役中でそこの郵便局の捺印が押してある。

樫村大和、聞き覚えがあった。昔、実家にいた頃、とても優しくしてくれた近所にあるパン屋で働いてくれたお兄さんだった。

彼が何故、今、拘置所に…?

「久しぶりにまー君に会いたい、伝えたいことがある。良かったら訪ねてきてくれないか?」

大和からの手紙はそう締められていた。

とても親しみを持っていた樫村に必要とされたことで、雅也は興味を持ち早速、面会へ向かうことにした。

数年ぶりに出会う樫村は、面会室で笑顔と相変わらずの腰の低さで雅也を迎えてくれた。

普段の樫村も、働くパン屋ではとても優しく暖かく村人も彼を嫌う人はいない、というほどの人物であった。だからこそ、ショックは大きかった。

樫村は24人もの人間をじっくり爪を剥がしコレクションするなど、サイコパス的に残酷に殺しその遺体すら残さなかったという快楽連続殺人犯で死刑囚となっていた。しかし今は控訴し、裁判待ちの状態になっていた。

その事実を知り、驚愕する雅也。なぜ、そんなことに??

すると樫村はこう告げる。

「確かに僕は犯罪を犯した、それは紛れもない事実だ。でもね、立件された9件のうち1件だけは僕はしていない。それは冤罪なんだ」

戸惑う雅也に、厚いアクリル盤ごしに樫村はこう告げる。

「良かったら、僕が信頼しているまー君…君に犯人を探して無実を証明して欲しいんだ」

と頭を下げた。

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