映画:流浪の月

「流浪の月」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(3件)

サスペンス映画

【承】– 流浪の月のあらすじ2

流浪の月のシーン2

画像引用元:YouTube / 流浪の月トレーラー映像

24歳の更紗はバイト先でも、やはり過去の事件のこともあり興味本位で訪ねてくるメディアや客から逃げていた。店の同僚はそれを分かっていてなんとか守ってくれるが居心地は良くない。

ついにバイトも辞めることになり、送別会の二次会で訪れたカフェで働いていたのは34歳に成長した、あの時の「犯人」で、傘に入れてくれた青年であった。

彼の名前は佐伯文、当時19歳の大学生であった。

家の中で寝転がりながらピザを食べたり、好きな時間に起きて眠ったり、アイスクリームも食べられたり…と、まるで母といた頃の自分に戻れたみたいで幸せな日々を過ごす。そして文もそれを暖かく見つめてくれていた。まるで歳の離れた友達のように二人は時間を過ごす。

「帰りたい時には、帰っていいんだよ」

と文は決して更紗を縛ろうとしなかったが、彼女にとっては叔母の家は地獄であった。

そして、二人の間には全く体の関係や乱暴などの行為は全くなく穏やかなものであった。

その頃、テレビでは忽然と消えた更紗を育ての親たちは警察に通報し、捜索していた。

ニュースでそれを知った二人は

「文が誘拐犯にされちゃった、怖くないの?」

と尋ねると、文は

「誘拐犯にされるより、人に知られたくないことを知られる方がずっと怖いよ」

ある日、湖へ出かけた二人、既に既にTVや新聞で更紗の顔は放送されていたのですぐ発見され通報された。そして、更紗は保護され、今の環境と文と別れることが辛く泣き叫んだ。一方、文も心を許した更紗と別れることが辛く、また自分が犯罪者となり詮索されることに震え、ただ彼女を見送ることしかできなかった。

働いている勤務先の同僚、安西に誘われ、バーに誘われた更紗。

そこは一階がおしゃれなアンティークを取り扱う雑貨屋で、二階がバーではなくカフェであった。

店員として更紗たちを迎えたのは、なんと文であった。それから15年、更紗は成長したが、文は逮捕され1年で出所したと聞いた。歳は取ったが姿は何も変わっていなかった。

家に帰ると、妙に亮は更紗のことを心配し束縛した。

どうやら亮にとっては、更紗は19歳の男に監禁され暴行された気の毒な子を守る俺、という位置付けで、文のことは世間の評判通り9歳の子を誘拐したロリコン男というイメージが植え付けられた。

更紗はそんなことはない!と亮に伝えるが、全く相手にされない。

考えれば、叔母の家に戻った更紗にとっても環境は何も変わらなかった。締め付けがきつい義父母と、遂に夜の寝室にやってくるようになった孝弘。更紗は隠し持っていた瓶を振り下ろし、身体に叩きつけた。騒ぎを聞きつけた叔母たちがやってきて、毎晩、孝弘に身体を触られていることを必死に伝えたが、叔母たちはそれを表に出すこともなく、孝弘にも何も言わなかった。有耶無耶にされたのだ。

そして更紗はその後、児童養護施設へ送られ高校卒業まで過ごすことになる。

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