映画:特捜部Q 檻の中の女

「特捜部Q 檻の中の女」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

特捜部Q 檻の中の女の紹介:ノルウェーの人気作家ユッシ・エーズラ・オールスンのサスペンス小説「特捜部Q」シリーズの映画化第1弾。無謀な捜査で同僚を殉死と半身不随に追い込んだとして窓際部署”特捜部Q”に追いやられた武骨な刑事カールが、アラブ系のポジティブな刑事アサドと共に5年前に起こった美人議員ミレーデ失踪事件を追う、2013年公開のクライム・サスペンス。監督はミケル・ノルゴート、脚本は「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のニコライ・アーセル。

あらすじ動画

特捜部Q 檻の中の女の主な出演者

カール・マーク(ニコライ・リー・コス)、アサド(ファレス・ファレス)、ミレーデ・ルンゴー(ソニア・リヒター)、その弟ウフェ(ミケル・ボー・フォルスゴー)、カールの上司課長(ソーレン・ピルマーク)、ハーディ(トールス・リュービュー)、ラース(ペーター・プラウボー)など。

特捜部Q 檻の中の女のネタバレあらすじ

【起】– 特捜部Q 檻の中の女のあらすじ1

特捜部Q 檻の中の女のシーン1

画像引用元:YouTube / 特捜部Q 檻の中の女トレーラー映像

コペンハーゲン警察署殺人課の刑事カール・マークは武骨で無口な男で、彼が張り込み中、応援を待たずに踏み込んだ事で、同僚のアンカーは死亡、ハーディは半身不随で寝たきりになります。

3ヶ月後、署に戻った彼は、現場を外され、20年分の未解決事件の書類を整理し再検証する新設部署”特捜部Q”に左遷されます。

その部署は署の地下にある物置のような部屋でしたが、病院で寝たきりとなり絶望するハーディのためにも投げ出せず、また別居中の妻ヴィガにも見放され、やむなく従うことに。

けれど翌日、部屋には「特捜部Q」の貼り紙がありノリのいいBGMが流れ、出て来たアラブ系の男アサドに笑顔で自己紹介されます。

彼は壁に事件の資料を貼り付け張り切っていましたが、カールは憮然として「この部署は定年間近の刑事が来る所だ。今すぐ前の部署に帰れ」と言います。アサドは彼をボスと呼び「2年間、倉庫でスタンプ押しをしてました。それよりずっといい」と笑って聞き流します。

カールは課長に意見しようと電話を取りますが、壁にあった「ミレーデ失踪事件」の資料に目を止めます。

それは5年前、人気の女性議員ミレーデ・ルンゴーが突然失踪、フェリーから身投げしたとされ、現場に残された弟が殺害したのでは?と騒がれたきり、遺体も上がっていない未解決事件です。

カールは、担当は”パズルもできない男”バクだから捜査に信憑性は無い、自殺に自閉症の弟を連れて行くのも不自然だと話します。

5年前。ミレーデは大人気の美人議員でしたが、昼間は通いの家政婦に任せている重度の自閉症の弟ウフェのために真っ直ぐ帰宅する、慎ましい生活を送っていました。ウフェは、言葉を喋らず心を閉ざしていますが、家政婦は認識し、心を開いているのはミレーデだけです。

けれどその頃彼は不機嫌で、昼夜分かたず窓辺から庭を見ているのが気掛かりでしたが、庭に異変は無く何を意味するのかは謎でした。

捜査資料では、当日、ミレーデは弟と2人で自家用車でフェリーに乗り、甲板で揉めた後、船内のカフェで軽食を取り、その後、彼女は失踪、弟だけが発見された事から、甲板から身投げし自殺したとされていました。

彼らは証言通り、実際にフェリーに乗り甲板を歩いた後、カフェに入り検証を進めますが、彼女が甲板に出る理由がない事、男子トイレに現れた事から、彼女が弟とはぐれて探していたと推測、そして「弟がカフェでレインコートの男と歩いていた」と言う証言が無視された事に気づきます。カールはバクにも聞きますが、犬猿の仲で、5年前の事など憶えてないと言われただけでした。

5年前、船内で弟とはぐれたミレーデは、男子トイレや甲板を探した後、駐車場の奥で怯えていた彼を見つけ声を掛けます。けれどその直後、背後から何者かに襲われ拉致されたのです。

彼女が目覚めたのは、真っ暗で狭く小さな丸窓が付いた鉄製の筒型の部屋でした。間もなく名前を呼ばれてライトが点き、穏やかな男の声で、そこが脱出不可能の加圧室である事、2個のバケツの片方はトイレ用、片方は食事用で24時間おきに取り換える事、そして「これから気圧を2バールに上げる、痛むだろうがすぐ慣れる」と言われ、気圧が上げられます。男は彼女がいくら叫んでも「1年後に会おう」と言ったきり、通話は途切れライトが消されます。

ウフェが現在入院している療養所では、「彼は8歳の時、事故で両親を亡くし、脳に外傷を負い解離性障害(記憶の封印・現実世界からの逃避)になった、姉の失踪は症状を悪化させた」と言われ、彼を興奮させたら終了という条件で面会を許されます。

ウフェは、食堂で静かにTVを見ていましたが、カールは何を言っても完全に無視され、担当の看護師テレザには、時間はかかったが今は私にしか心を開かないと言われます。

2人は、残る手がかり”レインコートの男”を追い始めます。

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みんなの感想(1件)

ライターの感想

眉間にぶっとい縦皺がある無骨なカールと、面長髭面で愛想がいいアラブ人アサドという絶妙なコンビが織りなすバディ・ムービーです。
カールは無愛想で仕事一徹、洞察力と勘が鋭く思った事はズバズバ聞く半面、不器用でシャイなところがたまらなく可愛いのです。一方アサドは、苦労人なのか、誰とでもすぐ仲良くなり、穏やかでポジティブで行動が早く、カールが言葉や行動にできない部分を補って余りある活躍を見せてくれます。
カールを唯一理解している元相棒ハーディもいいキャラなので、これからもカールの拠り所として出てくれるとうれしいんですが。
音楽も映像も美しく心地よく、ミステリーの片付けも良く二転三転する展開にもハラハラさせられます。
原作となったのはノルウェーのユッシ・エーズラ・オールスンの同名小説で、2017年10月現在シリーズ6作までが翻訳書籍化され、そのうち3作が本シリーズで映像化されているのだとか。
これを調べている間にも続々情報が追加されているようで、今後が楽しみな作品です。

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