「白い恐怖」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

白い恐怖の紹介:1951年製作のアメリカ映画。アルフレッド・ヒッチコックが「汚名」(46)に先立って監督した1945年度スリラー映画。フランシス・ビーディングの原作を「汚名」と同じくベン・ヘクトが脚色した。撮影は「船乗りシンバッドの冒険」のジョージ・バーンズ、音楽はこの作品でオスカーを得たミクロス・ローザ担当。夢の場面装置はシュルレアリスト、サルバドール・ダリ、主演は「ジャンヌ・ダーク」のイングリッド・バーグマンと「白昼の決闘」のグレゴリー・ペックで、「夢の宮廷」のロンダ・フレミング、「Gメン対間諜」のレオ・G・キャロル、ロシア出身の老優マイケル・チェホフ、「死の谷」のヴィクター・キリアン、ビル・グッドウィンらが助演する。

あらすじ動画

白い恐怖の主な出演者

コンスタンス・ピーターソン イングリッド・バーグマン 水城蘭子 日野由利加 ジョン・バランタイン「彼」 グレゴリー・ペック 城達也 咲野俊介 マーチソン所長(院長) レオ・G・キャロル 真木恭介 赤城進 アレックス・ブルロフ博士(コンスタンスの師) マイケル・チェーホフ 槐柳二 鈴木貴征 メアリー・カーマイケル(患者) ロンダ・フレミング 稲葉まつ子 水上さや香 フルロー医師 ジョン・エメリー(英語版) 穂積隆信 ガームズ(患者) ノーマン・ロイド ホテル専属の探偵 ビル・グッドウィン(英語版) グラフ医師 スティーヴン・ジェレイ(英語版) ハリー(病院スタッフ) ドナルド・カーティス(英語版) ホテルロビーの男 ウォーレス・フォード(英語版) クーリー警部補 アート・ベイカー(英語版) ギルスピー巡査部長 レジス・トゥーミイ(英語版) ハニシュ医師 ポール・ハーヴェイ(英語版) 辻村真人

白い恐怖のネタバレあらすじ

【起】– 白い恐怖のあらすじ1

白い恐怖のシーン1

画像引用元:YouTube / 白い恐怖トレーラー映像

〝過ちを招くのは運命ではない

我々自身だ      ――シェイクスピア〟

〝近代科学は、人の精神の解明をも心蜜。これは精神分析の物語である。

精神分析とは、心の奥に潜む問題を患者との対話で探し、問題を明確にして治療法を導き出す。そして患者の心から不安が取り払われる。解き放たれた魂は心に安らぎをはこぶ。〟

アメリカ・バーモント州。

精神病院「緑の園」では、今日も診察を待つ患者がいました。トランプをしながら順番を待っていた女性患者メアリー・カーマイケルが、名前を呼ばれてハリーという病院スタッフに連れて行かれます。メアリーはハリーの腕を取ると二人きりで話がしたいと誘いましたが、ハリーは相手にせずに主治医の女医コンスタンス・ピーターソン博士のところへ連れていきました。

メアリーはハリーを誘惑していましたが、コンスタンスの前でメアリーは「私は男が嫌いよ」と告白していました。コンスタンスは真剣に話を聞いていますが、メアリーは「笑ったわね」と食ってかかりました。二度と顔も見たくないと言って去ります。

コンスタンスはその精神科医院では、唯一の女性医師でした。年齢も若く美しいコンスタンスですが、仕事ひとすじです。

メアリーと入れ替わりに同僚のフルロー医師が部屋に入ってきました。フルロー医師はコンスタンスを口説きますが、コンスタンスはなびきません。キスをしても相手にされないので、フルロー医師は退散しました。

コンスタンスの部屋に、さらに所長のマーチソンがやってきました。20年間病院長だったマーチソンは更迭されて、エドワーズ医師が代わりに所長になるそうです。

その後マーチソン所長は他の男性医師たちに、エドワーズ博士を紹介します。コンスタンスはたまたまその場にはいませんでした。

医師たちがつどう夕食の席でコンスタンスが食事をしていると、そこへエドワーズ博士がやってきました。これまで恋愛などに全く興味がなかったコンスタンスですが、エドワーズ博士にひとめぼれをしました。うきうきしながら話しかけます。

食事をしながらコンスタンスは、病院で建設予定のプールの設計について説明します。フォークで白いテーブルクロスを引っ掻いて三本線をつけると、それを見たエドワーズ博士が急に具合が悪くなっていました。ただそれ以上なにか起こるわけではないので、その場はおさまります。

翌日。フルロー医師がコンスタンスに話しかけているところへ、ハリーがエドワーズ博士からの手紙を持ってきました。コンスタンスは自分の担当患者の男性・ガームズをエドワーズ博士に引き継ぐつもりで、そのガームズが来院したというのが手紙の中身でした。コンスタンスはエドワーズのところへ行きます。

ガームズは父親を殺したという妄想を持ち続ける患者でした。コンスタンスが応対してガームズを帰したあと、患者のことを頼むとエドワーズに頼みました。コンスタンスはエドワーズの著書を読んだことがあると話していると、そこへノーマ・クレイマーという女性から電話がかかりました。電話を取ったもののエドワーズは、相手のことを知らないと言って切りました。

コンスタンスはエドワーズを誘って、仕事を休んでふたりで山へ遊びに行きました。コンスタンスはエドワーズにひとめぼれをしていましたが、エドワーズもコンスタンスに好意を持っているようです。おしゃべりは弾み、2人は楽しく過ごします。

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