映画:白い沈黙

「白い沈黙」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(2件)

サスペンス映画

映画「白い沈黙」の感想

ライターの感想

とにかく映像が美しい、その一言につきます。序盤から終盤まで、終始白銀の世界が舞台となっており、静かな恐怖を感じさせてくれました。
  • 類は友を呼ぶさんの感想

    このような形のサスペンス映画は初めて拝見しました。
    映画自体の評価は低いですが、私は楽しむ事が出来ました。

    初めに少し話題が逸れますが、この映画に少年時代のアルバート役として出演されている男の子は、マーク・ゴロニツキーというカナダ出身・カナダ在住のイスラエル男子シングルのフィギュアスケート選手です。
    欧州選手権2020で17位で、良質な3Aが武器の選手ですが、現役選手がこのようなサスペンス映画に出演されており非常に驚きました。
    実は私がこの映画を拝見したのも、私が彼のファンで彼が出演されている事を知った事が理由ですが、実際拝見して、出演は僅かですが他の俳優や女優と共演されていても違和感無く、自然に映画に溶け込んでおり、彼を試合以外の機会で拝見する事になるとは思ってなく、非常に感慨深かったです。

    ーーーここから映画の感想―――
    個人的な意見ですが、この映画は観る方によって好みがはっきり別れると思います。

    児童誘拐という重いテーマを扱うサスペンス映画ですが、誘拐されている児童の虐待シーンや過激な描写は一切出てきません。
    又、時系列が複雑で拝見していて頭を使いますが、誘拐されている約8年間の間に児童の身に何が起こったか等の描写もあまりなく、誘拐した犯人の目的も薄く、映画が始まって直ぐに犯人が誰か分かってしまいます。

    ですので本格的な虐待シーンを好む方や犯人は誰かなどの推理をしたい方にはあまりお勧め出来ません。

    一方この映画は、8年間一途に娘(児童)を追い求める父親の愛情、また一緒に練習出来る事を想って滑り続けるペアのパートナー、8年間誘拐され、オリンピック出場という夢も犯人に奪われたにも関わらず、父親に会えず悲しいが周りを憎まない娘など、非常に人間味に秀でた作品だと感じ、途中一回だけ再会を許された父親と娘の再会シーンには感動しました。

    又、この映画は色々と複雑で背景描写もあまり無い分、頭を使う為集中して拝見する事が出来ますし想像力も掻き立てられる演出で、そういう点から考えると非常に興味深い作品だと思います。

    恐らく一回拝見しただけでは色々腑に落ちない点も有るかと思いますので、何回も視聴される事をお勧めします。そうすると新たな気付きや発見なども見えるかと思います。

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