「白い闇の女」のネタバレあらすじと結末の感想

白い闇の女の紹介:2016年製作のアメリカ映画。ミステリー小説『マンハッタン夜想曲』をエイドリアン・ブロディ主演で映画化。未亡人キャロラインと出会った記者ポーターは、家庭を持つ身でありながら彼女の色香に溺れる。亡夫のビデオを見るよう囁く彼女。危険だと知りつつポーターは深みにはまっていくが…。

予告動画

白い闇の女の主な出演者

ポーター・レン(エイドリアン・ブロディ)、キャロライン・クローリー(イヴォンヌ・ストラホフスキー)、サイモン・クローリー(キャンベル・スコット)、リサ・レン(ジェニファー・ビールス)、ホッブス(スティーヴン・バーコフ)、ノーマ・シーガル(リンダ・ラヴィン)

白い闇の女のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①新聞記者のポーターは若い未亡人・キャロラインに、夫・サイモンの不審死を調査してくれと頼まれる。キャロラインと関係を持ったのを知ったホッジス社長が、キャロラインから脅しの映像が届くことを告げ、回収を命令。 ②脅しの映像は事情を全く知らない第三者・ノーマが送っていた。サイモンを殺したのはキャロラインで、自分の秘密を執拗に聞くサイモンに嫌気がさしたから。

【起】- 白い闇の女のあらすじ1

アメリカ、ニューヨーク州ニューヨーク。
ポーター・レンは新聞記者の中年男性です。かつて、警察も見つけられなかった少女を発見したことがあり、そのことで大きな賞を獲っています。
新聞記者としてのポーター・レンは、非常に有名でした。
しかしポーターは、新聞記者などという仕事は絶滅危惧種になっており、今や800万の子どもが携帯を持っていつでも動画を撮れる環境下においては、新聞は遅れを取っていると感じています。
ポーターは、家に帰れば二児のパパでした。家はマンハッタンの隠れ家的な場所に位置しており、妻・リサは外科医で、サリーという娘とトミーという息子がいます。

あるパーティーの席上で、ポーターに声をかけてきた女性がいました。金髪の、まだ若い女性・キャロラインです。ボーイフレンドのチャーリーと来ていました。
ポーターはキャロラインが、有名な映画監督サイモン・クローリーの妻だと知っていました。サイモンは不審死を遂げていました。
ポーターはホッブス社長に呼ばれて中座しますが、すぐにキャロラインのところへ戻ります。
キャロラインにアパートに呼ばれたポーターは、ついていきました。キャロラインの目的を知りたかったからです。
キャロラインは夫であるサイモンの死の、警察の捜査報告書を持っていました。

サイモン・クローリーは、解体された建物内で遺体となって発見されました。その場所は、鍵がかかって入れないはずの場所です。
遺体の周囲にはヒスイのかけらが散らばっており、なぜサイモンがその建物にいたのかは不明です。
死因も判明できていませんでした。遺体発見まで時間が経過しすぎており、遺体の損傷が激しく(腐敗していたということ)特定に至らなかったのです。
その資料をポーターに見せたことからして、キャロラインは夫の死の真相をポーターに暴いてもらいたいのだろうと察せられました。
帰り際、キャロラインはポーターに電話番号を書いたメモを渡します。

ポーターは翌日になっても、キャロラインの美しさを反芻していました。
深入りしてはならないと思いつつも、もらった電話番号に連絡します。
再び会ったポーターは、キャロラインにサイモンとの出会いについて質問しました。
キャロラインは、ロサンゼルスからニューヨークへ引っ越した直後に、同じアパートの住人であるサイモンとバーで出会って意気投合し、わずか数時間足らずで結婚を約束したと答えます。
その翌日、サイモンがビデオでプロポーズの言葉を送ってきたというので、ポーターはその映像を見に、キャロラインの部屋に行きました。
サイモンが能弁に語る映像には、「君の心の闇を見たい」とありました。
ポーターはキャロラインに、サイモンとの結婚生活はどうだったかと質問します。
最初の半年間は幸せだったと、キャロラインは答えました。しかしそのうちにサイモンが帰らない夜もありました。
しかし3日間も留守にした時、おかしいと思ったキャロラインは警察に届け出ました。
サイモンが遺体で発見されたのは、だいぶ経過してからです。

キャロラインは夫の死の真相を調べてもらいたがりますが、ポーターはやんわり断りました。部屋を去ります。
ところが部屋を出たところで、スマホを忘れたことに気付きました。ポーターはドアベルを鳴らしますが、キャロラインは出てきません。
(シャワーを浴びていたので聞こえなかった)
鍵は、外からも暗証キーを入力することで解除できました。ポーターは覚えており、キーを解除して中に入ります。
キャロラインは音楽を聴きながら、シャワーを浴びていました。自慰をしているのを見たポーターは、キャロラインと関係を持ちます。

関係を持った後ろめたさも手伝い、ポーターはサイモンの死について調べ始めました。
しかし早々に、捜査は暗礁に乗り上げます。というのも、遺体の現場はすでに解体されて空き地になっており、手がかりがないからです。
キャロラインはポーターに連絡し、進捗を聞きたがりました。正直に、空き地になっているから手がかりがないと答えます。
ボーイフレンドのチャーリーはキャロラインの過去を全く知らず、現在は結婚に向けて新居を探しているそうです。
キャロラインはサイモンのものを見せると言って、ポーターを貸金庫へ案内しました。

【承】- 白い闇の女のあらすじ2

そこには大量のメモリーカードが残されていました。キャロラインは全て見たそうです。
ポーターは金庫に留まり、カードを1枚ずつ再生して見ていきます。
そこにあるのは、すべてプライベートでサイモンが撮影したものでした。

ホッブス社長の代理人・キャンベルから連絡を受け、ポーターはホッブスと会うことになります。
貸金庫を出ると、明らかにポーターを意識した男がいました。ポーターが追うと、男は逃げます。
ホッブスはポーターに会うなり、キャロラインと関係を持っただろうと言い、それを脅しの材料に使います。
ホッブスの元には、定期的にメモリーカードが届いていました。その内容はホッブスにとって非常に不名誉なもので、キャロラインが送っているのだろうと言います。
金品などの要求もなく、困り果てたホッブスは、ポーターに「メモリーカードのオリジナルをキャロラインから取り戻せ」と命令しました。できなければクビだと言います。

さらにポーターに、怪しいできごとが起こりました。
外科医の妻・リサの元へ、関節リウマチを訴える若い女性が訪れたそうです。しかしリウマチなどなく、病気ではありませんでした。
勘のいいリサは、早くもポーターの浮気を疑っており、浮気相手の女性が妻のリサを見に来たと受け取っています。
その女性がキャロラインだろうと思ったポーターは、釘を刺しておかねばと思いました。
貸金庫の映像をすべて見終わってから、注意しに行こうと思います。

貸金庫のサイモンのプライベート映像は、一種独特の雰囲気を持つものでした。
執拗なまでに自分のプライベートを撮影しています。そして妻であるキャロラインも、その犠牲者になっていました。とにかく隠し撮りが多いのです。
すべての貸金庫の映像を見ても、収穫は得られませんでした。ポーターは、金庫にあるUSBタイプのペンを見つけます。
そこにも映像が入っていました。
部屋で睡眠薬を大量に飲んで意識不明に陥ったサイモンを、帰宅したキャロラインが見つけ、驚いて救急車を呼ぶというものです。
しかしこれはサイモンのドッキリで、サイモンは倒れた振りをしていたのでした。
キャロラインは本気で怒り、救急車を呼んでしまったと声を荒らげますが、サイモンは全く悪びれていません。
映像を見るかぎり、サイモンはキャロラインにこういう仕掛けを施して、反応を喜んでいる節がありました。

キャロラインに会いに行ったポーターは、妻・リサに会いに行っただろうと告げます。キャロラインは認めました。
ポーターは「二度とやらないと約束してくれ」と言います。キャロラインは承諾しました。
代わりにポーターは、キャロラインの質問どおりに答えます(キャロラインは主に夫婦生活について聞いてきた。ポーターは、夫婦仲は順調で離婚する気などなく、この先もリサと暮らしたいと答えた)。
ホッブス社長の話をすると、キャロラインもすぐさま反応しました。実はキャロラインも、ポーターにそれを訴えたいと思っていたのです。

キャロラインはホッブス社長に脅されていて、留守中に家に侵入したらしい、部屋を物色したらしいと言いました。
ホッブス社長はキャロラインが映像を送ってきていると思い込んでいますが、キャロラインは断じてしていないと答えます。その言葉に嘘はありませんでした。(真実)
但し、ホッブス社長に送られる映像に関しては、心当たりがあるようです。キャロラインは説明をします。

夫のサイモンは、よくキャロラインと賭けをしたがりました。
ある時、サイモンは臨終の人を看取る役目を果たし、その代償としてキャロラインに「意外な人物と寝て、それを撮影しろ」と要求します。
その頃はまだキャロラインは、応じるつもりがありました。意外な人物としてホッブス社長を選び、バッグの中に仕掛けたカメラで撮影します。

【転】- 白い闇の女のあらすじ3

ところが。キャロラインの映像だけ取り上げて、サイモンは自分の約束「臨終の人を看取る」という約束は果たしませんでした。
以後、キャロラインはサイモンがどんな挑戦をいどんできても、応じないようにしました。

話を聞いたポーターは、どうやらこの「密室でのホッブス社長とキャロラインの映像」が肝心なものなのだろうと推理します。
しかし不思議でもありました。不謹慎かもしれませんが、老いた男にとって若い女性とのスキャンダル的な映像は、仮に流出したとしても自慢の種になりこそすれ、怯えるたぐいのものではないと考えたのです。

ホッブス社長は、メモリーカードの回収をせっつきました。キャロラインが持っていないと答えても、信じてくれません。
ホッブス社長の手先2人に痛めつけられたポーターは、妻・リサには強盗に遭ったとごまかします。
早く送り主を見つけないとまずいと考えたポーターは、サイモンの父に会いに行きました。
サイモンの父・フランクは、元は修理工でしたが、現在は痴呆症を患って、ホームに入っていました。ポーターは悪いと思いながらも、部屋を物色してみます。
カメラの中に「♯101」というのがあり、それを手に入れました。
辞去した時、妻のリサから大至急連絡をくれというメッセージが入ります。

3歳の息子・トミーが銃弾を受けていました。幸い、かすり傷でトミーのケガはさほど重傷ではないものの、お手伝いのジョセフィンも全治1年のケガを負います。
武装した男たちが家に押し入り、何かを探していたらしいと聞いたポーターは、思い当たる節があると答えました。
妻・リサは怒って、別の場所へ避難します。
ポーターも焦っていました。ホッブスの代理人のキャンベルを襲ってホッブスに連絡を取り、手下を止めさせるよう命令します。
やめないと、新聞社やテレビ局に売りつけるとポーターは脅し、ホッブスも24時間以内に映像を渡せと要求します。

サイモンの父・フランク宅から得た映像は、父と息子の会話でした。特筆すべきものはありませんでした。
手詰まりを感じたポーターは、一縷の望みをかけて、その映像に映っていた老女ノーマ・シーガルを調べます。
するとノーマは週に2回、ホームのフランクを見舞いに訪れていることが判明しました。
ノーマの家を訪問したポーターは、聞き出します。

ホッブスにメモリーカードを送っていたのは、ノーマでした。
しかしノーマはその中身を知らず、そもそもメモリーカードが何かということも分かっていませんでした。
生前のサイモンに5000ドル(約56万円)を渡されたので、定期的にホッブスに送っていましたが、それもあと残り1枚でした。
ポーターはノーマからその1枚を買い取ります。

それを視聴したポーターは、これがホッブスの探していたものだと確信しました。
ホッブスとキャロラインはホテルに入ったものの、性的なことを一切おこなっていません。
ホッブスはキャロラインに、ある話をしていました。
大学3年の夏にフランス・マルセイユに旅行に行ったホッブスは、そこで高級娼婦に恋をします。
叶わぬ恋だと思ったホッブスは、告白をしただけでした。
しかし船乗りに絡まれて、ホッブスは局部をナイフで切り刻まれたのです。
20歳で局部をずたずたにされた秘密を、ホッブスはキャロラインに話していました。
キャロラインはその話を聞いて「あなたは素敵よ」と答えます。
キャロラインはホッブスの秘密を聞いた代わりに、自分の秘密も打ち明けました。
映像ではキャロラインがホッブスに秘密を打ち明けるところも映っていましたが、「私は馬が欲しかった」というところ以降は音量が小さすぎて、ボリュームを最大限にしても聞こえません。
聞こえないだけに、ポーターはキャロラインが抱く秘密に、強く惹かれます。
(そしてサイモンも同じだった)

【結】- 白い闇の女のあらすじ4

ポーターはメモリーカードを持ち、ホッブスに渡しました。キャロラインではなくサイモンが指示した罪のない人が送っており、その人は映像の中身を知らないと答えます。
最後に「君は見たのか?」と質問されたポーターは、肯定します。しかし言いふらす気はありません。
納得したホッブスは、礼として古いカギを渡します。そのカギはキャロラインの部屋を家探しした時に見つけたものだそうです。
古い鍵が解体された工事現場(サイモンの遺体が発見された場所)の地下室への鍵ではないかと考えたポーターは、カギを持って行きます。
そして、地下室はまだ解体されていないことを知りました。その地域は1つのエレベーターが両隣2つの建物に荷物を運ぶもので、もう片方の建物が生きている関係で、まだ使われていたのです。

地下へおりたポーターは、ヒスイのかけらを見つけました。
プライベート映像を隠し撮りしまくったサイモンは、ここでの映像も撮っているに違いないと、ポーターは確信していました。
探ると、非常ボタンの横からリードが延びており、やはりメモリーカードがありました。
メモリーカードを再生してみます。

2013年6月16日。
サイモンはキャロラインを連れて、この地下室に来ていました。
そしてエレベーターをロックした後にキャロラインに足かせをし、映像の中で聞こえなかった「キャロラインの秘密」を話せと強要していました。キャロラインは拒否します。
ホッブスはキャロラインに同情し、後日キャロラインにヒスイの馬をプレゼントしていました。宋王朝時代のもので、その価値は180万ドル(約2億225万円)です。
サイモンはキャロラインの目の前でヒスイの馬を叩き壊すと、朝までに教えなければ放置する、と言いました。解体作業中なので、放置されると死ぬ危険があります。
それでもキャロラインは口を割りませんでした。
サイモンはあてつけで、足かせのカギを飲みこみます。
怒ったキャロラインは、ヒスイの馬の破片でサイモンの首を刺しました。サイモンは死にます。
(サイモンが死んだのを見てキャロラインがショックを受ける様子から、首を刺したのは衝動的な行動で、殺す意志はなかったように思う)
このままだと地下に放置されて死ぬと思ったキャロラインは、半狂乱になりながらヒスイの破片を振るい、サイモンの腹を開けてカギを取り出しました…。

ポーターはキャロラインに電話をし、ホッブスの件は解決したと呼び出します。
キャロラインは薬指の指輪を見せ、チャーリーと結婚したことを報告しました。
ポーターはヒスイの馬のかけらとカギを見せ、キャロラインがサイモンを殺したことを指摘します。
ハッタリかとキャロラインは思いますが、「サイモンが馬を投げて壊した」とポーターが言い当てたので、映像が撮影されていたことを知りました。
ポーターは映像を渡し、それがコピーであること(オリジナルは保管してあること)を告げ、妻に近寄るなと要求します。キャロラインは頷きました。
そのうえで、ポーターもキャロラインに、馬の秘密の話を聞きたがります。キャロラインはあきらめた様子で、話し始めます。

…9歳の少女だったキャロラインは義理の父・ロンに、馬が欲しいとねだりました。しかし馬を買ってもらえませんでした。
何度も要求していると、義父・ロンはある夜に部屋に来て、言う通りにすれば馬を買ってやると言います。それは1週間続きました(明白にはされないが、たぶん性的虐待)。
ところが誕生日に、馬は購入してもらえませんでした。
腹を立てたキャロラインは、母にバラすと言います。
するとロンは馬を買い、キャロラインの目の前で殺しました。
幼いキャロラインはショックを受けました…。

結局ポーターは、妻・リサと離婚することになりました。
ポーターは何もかもを失いましたが、新生活を始めたキャロラインを、遠くから見守ります。
自分を見守るポーターを見つけたキャロラインが何かを言いかけましたが、それより先にポーターは車を発進させました。

みんなの感想

ライターの感想

…見終わって「じゃあなぜキャロラインは、自分がサイモンを殺害しておきながらその調査をポーターに頼むのだろう」という大きな疑問が残る。
エロな感じの予告編を出しているが、はっきりいってこんなシーン1回しかない。しかも短い。
殆どが「悩むポーター、悩みながら真相を突き止めていくポーター」ですけん。
「秘密を人は知りたがる」ということに焦点を当てたものなのだろうが、うーん、オチが弱い。
そこに至るまでの過程はなかなかよいので、上質のサスペンス。ただし地味で淡々と話が進むので、退屈でもある。
というか、これって死んだサイモン、相当ひどい奴じゃないか。なんでキャロラインは早々に別れなかったのか。
そういうの突っ込みながら鑑賞するのもいいかも。

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