映画:砕け散るところを見せてあげる

「砕け散るところを見せてあげる」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

【転】– 砕け散るところを見せてあげるのあらすじ3

砕け散るところを見せてあげるのシーン3

画像引用元:YouTube / 砕け散るところを見せてあげるトレーラー映像

清澄に守られ、尾崎(妹)も庇い始めたので玻璃は、笑顔を見せるようになります。しかし玻璃の手首には、大きな打撲の痕がありました。そんな痕がつくにはどのくらいの痛みを伴うのかと、清澄は田丸に頼んで手首をぎゅっと握ってもらいます。不思議なことに、玻璃は全身のあちこちに痣があるのですが(クリーニング屋のおばちゃん談)、玻璃は同級生には暴力を振るわれていないと話していました。

数学の勉強が苦手だという玻璃に、清澄は過去のテスト問題を渡すと言って家に呼びます。市立病院のナースの母が戻ってくると、玻璃を見て大喜びしました。クリーニング屋のおばちゃんから玻璃の話を聞いていたので、おしゃべりな母は根掘り葉掘り玻璃に質問を浴びせます。玻璃の父が厳格だと思い出した清澄は、母の車で送ってくれと言いました。母の運転する車で、清澄は玻璃を家まで送ろうとします。

田舎のあぜ道を車で走行していると、前方のセダン車が父の車だと玻璃が言います。玻璃が父に車から手を振って合図すると、車が急ブレーキをかけてバックしてきました。清澄の母は驚いて後退します(後退しないと接触事故を起こしそうだから)。しばらくすると玻璃の父もおかしいと気づいたらしく車を停め、玻璃も車から出ました。

清澄の母が挨拶をしますが、玻璃の父は探るようにじっと凝視すると、「玻璃がお世話になりました」と愛想よく答えます。清澄の母は玻璃の父に、高齢の祖母が介護の手が必要か、どこの施設にいるのか質問を重ね、玻璃の父は「祖母は身体を悪くして市立の病院にいる」と嘘をつきました。父は玻璃を連れて家に帰ります。

翌日、おばちゃんが持ってきたおはぎを持って、通学路の途中で清澄は玻璃を待ちますが、玻璃がやってきません。どうやら学校を休んだようでした。清澄は心配します。

それからしばらくして玻璃は学校へやってきますが、以前のように髪の毛で顔を隠していました。清澄が話しかけようとすると、絶叫するようになっています。それを見た尾崎(妹)は、親しくなりかけて楽しかったのにと嘆き、清澄の親友の田丸は、これ以上介入するなと清澄に話します。

しかし放っておけない清澄は、玻璃を救いたいと思います。玻璃の家に行って応答もないのに呼びかけ、玻璃の上空にあるであろうUFOを撃ち落としてやると決意しました。UFOはとっくに、清澄の頭上にも存在するようになっているのです。

その夜、清澄の家の外に玻璃が立っていました。2階の自室から見て気づいた清澄は駆け付けますが、玻璃は電気をつけるなと言います。暗い中、パーカーのフードをかぶった玻璃は、「危険が迫っています。逃げてください、お母さんも」と、清澄母子へ警戒を促します。「UFOが攻撃を開始しようとしています」と告げた玻璃の顔は、血だらけでした。殴られたらしく、まぶたも腫れています。玻璃は学校でいじめられていましたが、家でもっとひどい家庭内暴力(虐待)を、父親から受けていたのです。玻璃の上空にいるUFOとは、玻璃の父親自身でした。

玻璃は自分の父に、清澄の母が市立病院のナースだと知られたことを話します。父のついた嘘がバレて混乱していると話しました。玻璃は閉じ込められていたのですが、危険を知らせるために家を抜け出していました。自分のためではなく、他人のために行動した玻璃の行為を、清澄はほめたたえます。玻璃はさらに自分の家の秘密を語りました。祖母は父の拷問で死に、父は祖母の遺体をスーツケースに入れて、家の近所の湖に遺棄したのです。それを見ていた玻璃に、父は「完全に共犯者だな」と声をかけていました。

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