映画:砕け散るところを見せてあげる

「砕け散るところを見せてあげる」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

【結】– 砕け散るところを見せてあげるのあらすじ4

砕け散るところを見せてあげるのシーン4

画像引用元:YouTube / 砕け散るところを見せてあげるトレーラー映像

玻璃の話を聞いて考えた清澄は、祖母の遺体を引き揚げて警察に通報し、玻璃を保護してもらおうと思います。親友の田丸にゴムボートを借りに行くと、田丸は玻璃絡みではないかと心配しました。玻璃を取り巻く状況が深刻だとうすうす感づいている田丸は、清澄に「お前がいないと俺、つまんねえよ」と声をかけます。

清澄は玻璃に「この孤独が終わったら、一緒にいてくれますか」とプロポーズまがいの声をかけると、湖に行ってゴムボードに乗りスーツケースを探し始めました。冬の湖で溺れかけながらも、開いたスーツケースを見つけます。それを見た玻璃は「これ、ちがうちがうちがう」と連呼して嘆き悲しみました。それは祖母を入れたスーツケースではなく、母親が部屋を出た時に持っていったはずの、スーツケースでした。中に母のピアスが転がっているに至り、玻璃は、母が父に殺されて既にこの世にいないと知ります。

スーツケースを探す場合ではなく、一刻も早く通報するべきだと考えた清澄は、湖に近い玻璃の家へ電話を借りに行きました。庭で玻璃の父親と遭遇し、清澄はゴルフクラブで頭を殴打されます。父はさらに玻璃を殴りつけると、清澄と玻璃の体をひきずって家に入れ、油を撒いて火をつけようと考えます。

まだ意識のある清澄は、玻璃を助けようと考えますが、身体が動きません。同じく意識がある玻璃が動きました。玻璃は母のピアスを投げて音を立てて父の意識を向けると、ゴルフクラブで父の頭を何度も何度も殴打しました…。

…清澄の意識が目覚めたのは、病院のベッドでした。清澄の顔を心配そうに、母や田丸、尾崎姉妹が覗き込みます。警察が出動し、湖から遺体が引き上げられました。玻璃の父の事件が明るみに出ます。重大事件の被害者である玻璃は未成年ということもあり、事件の後で名前を変えてひっそり暮らすことになりました。それを知った清澄は、「玻璃」という名の少女の存在はあそこで死んで、あの事件の中に埋没させないとならないと自分に言い聞かせます。

事件後の清澄の孤独は、新しいUFOとなって清澄の上空に居座り続けました。玻璃を思い、玻璃に自分の全部をあげたかったと思う清澄は、2年後、雑踏の中で名前の変わった玻璃と再会します。

清澄と「名前の変わった玻璃」は、結婚しました。2人の上空にはいつも大きなUFOがあり、その自覚を抱えながらも2人は一緒に歩む道を選びます。2人にとっての今のUFOは、「赤い雨の夜」のことでした。真っ赤な嵐ともいえます。やがて「名前の変わった玻璃」は妊娠し、父親になろうとする清澄は、大雨の日に渋滞に巻き込まれ、そばの川にワゴン車が落ちたのを見て救出活動に向かいます。

映画の冒頭で「真っ赤な嵐」が話していたのは、清澄のことでした。つまり「真っ赤な嵐」の母が、「名前の変わった玻璃」です。

濁流に流される清澄は、前にもこんなことがあったと思っていました。玻璃を清掃用具入れから、1度めは救ったものの、2度目は赤い雨の夜に救えなかったと思った清澄は、UFOを撃ち落としていました。そうして清澄は、自分がUFOを引き受けて死んでいくことで、玻璃を愛し続けるのだと思います…。

(つまり清澄と玻璃の高校時代の話は、過去のことでした)

…変身ポーズを決めた「真っ赤な嵐」を見て、母は大笑いします。大笑いしながらも、母にとってはその変身ポーズの「真っ赤な嵐」の背後に、かつての夫・清澄の姿を重ねていました。母は笑いながら「いつか本当に変身する方法を教えてあげるからね」と声をかけました。いつなのかと聞く「真っ赤な嵐」は、その頃には母がおばあさんになっているかもしれないと指摘しました。そうだねと答えてほほえみながら、母は昔のことを思い出していました。

高校時代に清澄に助けてもらった翌日、玻璃は清澄の姿を見つけて話しかけるのです。その顔にはこぼれるばかりの笑みが浮かんでいました。

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