「破線のマリス」のネタバレあらすじと結末の感想

破線のマリスの紹介:2000年公開の日本映画。第43回江戸川乱歩賞受賞作である野沢尚の同名小説の映像化。「破線」はテレビ画面の走査線を暗示し「マリス」とは悪意という意。テレビ局の女性編集者が、自ら仕掛けた映像の罠に陥る様を描いたサスペンス。

破線のマリスの主な出演者

遠藤瑤子(黒木瞳)、麻生公彦(陣内孝則)、赤松直起(山下徹大)、森島一朗(筧利夫)、春名誠一(白井晃)、阿川孝明(中原丈雄)、阿川淳也(堤寛大)、政治家(鳩山邦夫)、長坂文雄(中村敦夫)、麻生佳代子(秋本奈緒美)、須崎(辰巳琢郎)、有川博文(中尾彬)

破線のマリスのネタバレあらすじ

【起】- 破線のマリスのあらすじ1

遠藤瑤子は編集者として首都テレビに勤務する女性です。首都テレビの看板番組「ナイン・トゥ・テン」という報道番組で、瑤子は人気コーナーを任されていました。
「事件検証」というタイトルで、瑤子が企画から取材、検証、そして番組の編集までおこなうものです。
このコーナーは好評で高視聴率を誇りますが、いっぽうで放映時間開始直前まで瑤子が完成させず、上司(第三者)のチェックが入らない態勢になっていました。
また瑤子の編集がヤラセすれすれの独自すぎるもので、放送倫理に抵触するおそれもあります。
しかし数字(視聴率)さえ取れればいいと、瑤子は自らの技量を過信していました。
ある日瑤子宛てにビデオが届きます。

【承】- 破線のマリスのあらすじ2

郵政省官僚・春名誠一という人物からで、テープは郵政省の癒着問題を内部告発する内容でした。
BS放送でチャンネル取得を狙うマンモス大学と、郵政省放送行政局との癒着を扱ったもので、市民団体幹部でもある弁護士・吉村輝夫の転落死事故が、癒着問題と関係あるように撮られていました。しかも犯人らしき人物の姿と顔もあり、事情聴取を終えた人物が浮かべた笑顔も映ります。
瑤子はこのビデオをその人物が犯人であるかのように編集し、放映します。
数日後、その犯人らしき男として扱われた麻生公彦が局に乗り込みます。麻生は冤罪だと訴え、首都テレビに苦情を申し立てました。瑤子が確認を取ると郵政局に春名なる人物はいません。

【転】- 破線のマリスのあらすじ3

テープの内容自体が全くのでたらめでした。麻生が言うとおり麻生の笑顔は署の前の少女に向けられたこともテープで確認できます。
瑤子は誰かに陥れられたのでした。
テレビ電波で放送されたことにより、生活をめちゃくちゃにされた麻生は、謝罪をしろと瑤子に詰め寄ります。やがて麻生は瑤子に対し、ストーカーまがいの行為をするようになりました。
瑤子宅にビデオが届きます。それは瑤子の部屋を盗撮したものでした。
麻生の仕業だと思った瑤子は、仕返しに麻生の部屋を盗撮してビデオを送りつけます。
これがさらに麻生の怒りを煽りました。瑤子は食ってかかる麻生を突き飛ばし、麻生は運悪く道路脇の溝で頭を打って死にます。

【結】- 破線のマリスのあらすじ4

瑤子は知らぬ顔で、麻生の死を独自の編集をして流します。
しかし、また瑤子宅にビデオテープが届きました。瑤子の部屋を盗撮したのは、麻生ではなかったのです。
瑤子が麻生の死に関係あることはすぐ警察に露見しました。警察に連行される瑤子は何台ものテレビカメラに囲まれ、その中に瑤子は自分の息子を見つけます。
実は瑤子の元夫の再婚によって瑤子との面会を禁じられた息子が、母会いたさにカメラで瑤子を撮って自宅に郵送していたのでした。
瑤子は息子に微笑みかけ、涙を湛えた笑顔はテレビで流されました。
(郵政省絡みのテープの送り主は不明のまま。本作は裏付けが確認されず、簡単に電波に乗ることの恐ろしさを扱っている)

みんなの感想

  • よしたかくんさんの感想

    拝啓突然お邪魔失礼致します。この映画はすでに何度も観ておりますが、つど感じる事は「あまりに浅はかな発想企画であり、肝心な事が描かれていない」一番の疑問は「何の言々も無い一映像編集者が主人公」と言う事。必ずその上野立場のディレクターなり何なりがチェックを入れるはずであり、そのまま本番に流れる等およそ間違っているはずだ。作者の言いたい事は確かに解るが設定にはかなりり無理があり、そのために無理に無理な展開を作ってしまった非常に残念な作品と言えます。何か見終わって何時も「非常に複雑な疲れが残る異作」といえますね。敬具

映画の感想を投稿する

映画「破線のマリス」の商品はこちら