
「空気殺人〜TOXIC〜」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)
【承】– 空気殺人〜TOXIC〜のあらすじ2

画像引用元:YouTube / 空気殺人〜TOXIC〜トレーラー映像
ジョンハク教授の資料では、同じ症例で苦しんでいる人が数多くいることが判りました。テフンはその患者と家族、遺族に封書を送りアンケートを行なおうとしました。郵便で送りつけたのですが、回答は来ませんでした。それを聞いたヨンジュが「直接訪れたら?」と助言します。
テフンの活動には、ヨンジュと同僚のイノが協力します。
テフンとヨンジュ、イノは、双子と妻を亡くした男・ハンを訪ねます。酒浸りのハンにテフンが「私も同じ病で妻を亡くしました」と言うと、ハンは妻子の部屋を見せてくれました。
3人は祖母とその孫・ジヨンを訪ねて、発症したときのことを質問します。孫娘のジヨンは命を取り止めたものの、寝たきり状態になっていました。その介護をする祖母も、似た症状で悩まされています。
帰宅したテフンは、家で亡き妻と息子のことを思い返します。少し前までは幸せに暮らしていたことを思い返したテフンは、ギルジュが息子・ミヌに添い寝しながら咳き込んでいたことを思い出しました。母子の寝室の加湿器は22時にタイマーで入るようになっており、同じような加湿器をハンやジヨン宅で見かけたことを思い出したテフンは気になります。
テフンは疾病管理本部に調査を依頼し、職員を呼びます。妻子が過ごした部屋で動物実験を行なうと、なんと2週間後にマウスは全滅しました。
実験結果が出たのは、5月のことです。「PHMGの吸入が死因」だと聞かされたテフンとヨンジュは、PHMGがポリヘキサメチレングアニジンという化学物質だと教わります。その化学物質が加湿器のタンクから検出されたと聞いて、テフンの脳裏によみがえるものがありました。
加湿器を長時間使うとカビや細菌が繁殖しやすくなり、人によっては呼吸器に致命的な影響を与えるのです。それを防ぐためにオーツー社というメーカーが「アイカルクミ」という加湿器殺菌剤を販売していました。ギルジュが加湿器殺菌剤を加湿器の水に入れていたことを、テフンは思い出したのです。しかし商品には国家が安全性を保証するマークがついていたはず…。
検事のヨンジュはオーツー社の販売禁止措置や家宅捜索を試みますが、それもできませんでした。もともと問題になったこの加湿器殺菌剤は、1994年11月から17年間も販売されているロングセラーの商品なのです。一家全員ではなく主に高齢者や女性、子どもが被害に遭っており、母子に遠慮して別の部屋で寝ている夫もしくは父親は被害に遭っていないことが判りました。
喫煙者が肺がんになるリスクは非喫煙者の10倍であると言われていますが、加湿器殺菌剤を使った者の死亡率は使っていない者の47.3倍という数値が出て、この商品の危険性が浮き彫りになります。
テフンとヨンジュは報道資料を作ってオーツー社の商品の危険性を呼びかけましたが、オーツー社は事実無根だと反論しました。
オーツー社のチョ代表(CEO)はイギリス人ですが、彼は休暇中の幹部であるチーム長のソ・ウシクを復帰させると呼びつけました。チョ代表は、自分がマレーシアでアジア統括ディレクターの座に就いた暁には代表の座をウシクに譲ると出世をにおわせて、事態の鎮静化を図るよう命じました。ウシクは早速動き出します。
ウシクは政治家のパク議員を接待し、選挙活動の際にはオーツー社が後押しすると確約しました。パク議員はイム部長に圧力をかけて、ヨンジュを懲戒処分にして最高検察庁から辞めさせました。ヨンジュは仕方なく独立し、事務所を構えます。
テフンとヨンジュは訴訟を考えます。
オーツー社はHPのコメントを削除して掲示板を閉鎖すると、訴訟に備えてリュ・サンムン弁護士を雇ったとヨンジュはテフンに話します。サンムンは韓国で今最も注目されている有望株の弁護士で、最近まで地方裁判所長をしていました。
ヨンジュはそれに対抗する弁護士として、自分の大学の先輩にあたる地検長のチョン・ギョンハンに頼みに行きます。ギョンハンは資料を見せてくれと言い、ヨンジュは用意していた資料を渡しました。ギョンハンは後日、断りの電話を入れます。
ヨンジュは被害者の会の弁護士になると共に、元同僚のヤン係長にも手伝ってもらいます。被害者の会合にやってきた者たちに、50年もかかって非を認めさせた日本の水俣病の例を挙げて戦おうと呼びかけます。テフンが訴訟の不足分の資金援助をすると言うと、被害者たちは拍手を送ります。
訴訟に向けての準備に時間がかかります。7月も8月もあっという間に過ぎました。9月になってもまだ裁判の準備に追われており「裁判が開かれない可能性もある」とヤンは仲間に言います。
風向きが変わったのは、アメリカ国籍の外国人男性がヨンジュらの事務所を訪れたことからでした。その情報は速やかにオーツー社にも伝わります。
韓国に住むアメリカ人親子が加湿器を利用し、急性間質性肺炎で亡くなったのです。その親子の遺族が訴訟に訴える可能性が出てきました。敗訴すると多額の損害賠償が発生し、最悪の場合企業の倒産もありうるかもしれないと聞いて、なんとかしろとチョ代表が言います。
裁判が行われます。会場にいるテフンに、チーム長のウシクが挨拶して握手を求めますが、テフンは「そんな間柄ではない」と拒否しました。
オーツー社の裁判弁護士として雇われたのは、ヨンジュの協力を拒んだギョンハン地検長でした。会場で顔を合わせたヨンジュはショックを受けます。断られたばかりではなく、ヨンジュは資料を敵にみすみす渡す失態を犯していたのでした。
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