
「羊たちの沈黙」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(8件)
羊たちの沈黙の紹介:1991年公開のアメリカ映画。第64回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞を受賞した。アカデミー賞主要5部門全てを受賞したのは『或る夜の出来事』、『カッコーの巣の上で』に次いで3作目である。
あらすじ動画
羊たちの沈黙の主な出演者
クラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)、ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)、クロフォード主任捜査官(スコット・グレン)、バッファロー・ビル(テッド・レヴィン)、フレデリック・チルトン医師(アンソニー・ヒールド)、アーディリア・マップ(ケイシー・レモンズ)

羊たちの沈黙(特別編) [DVD]
DVD > 外国のミステリー・サスペンス映画
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
ジョディ・フォスター(出演),アンソニー・ホプキンス(出演),スコット・グレン(出演),テッド…
羊たちの沈黙のネタバレあらすじ
簡単なあらすじ
①アメリカで若い女性が6人殺され、死後皮膚を剥がされるという連続猟奇殺人事件が発生。実習生の女性クラリスは上官のクロフォードに命じられ、手がかりを得るために監禁中の元精神科医レクターの元へ派遣される。 ②クラリスに興味を持ったレクターはアドバイスをする。7人目の被害者が拉致され院長のチルトンが横入りし、被害者の母である上院議員にレクターを会わせる。レクターは脱走、事件はクラリスが解決した。
【起】– 羊たちの沈黙のあらすじ1

画像引用元:YouTube / 羊たちの沈黙トレーラー映像
アメリカ・バージニア州クワンティコ近くの森林。
若い女性クラリス・M・スターリングは、バージニア大学を卒業した後にFBIの捜査官になるべく訓練を重ねていました。FBIには女性もいますが男性が圧倒的に多く、小柄なクラリスはひときわ非力に見えます。しかしクラリスは努力でカバーしていました。
ある日クラリスは行動科学課のクロフォード主任捜査官に呼ばれます。クラリスは大学時代にクロフォードのゼミに所属しており、クラリスが優秀であることはクロフォードも認めていました。
クラリスはFBIの訓練学校を卒業後は、クロフォードのいる行動科学課への所属を希望しています。
クロフォードはクラリスを課の部屋に案内すると、任務を課します。それは、監禁中の連続殺人犯であり元精神科医でもある囚人ハンニバル・レクターを観察して来いというものでした。
その当時、ある事件が世間をにぎわせていました。それは〝バッファロー・ビル〟と呼ばれる犯人による連続猟奇殺人事件です。
それはアメリカ国内で若い女性が殺害された後、遺体の皮膚を剥がされるという事件でした。手掛かりが全くなく手詰まりのFBIは、監禁中の連続殺人犯たちの心理分析を始めることにより、未解決事件の解明をしようと考えたのです(犯人像を絞り込もうと思った)。
大抵の犯人は協力的でしたが、ただひとり協力を拒んだのがレクターでした。
クロフォードはクラリスに「君に協力するとも思えないが、少しでもレクターを観察して、レポートにして提出してほしい」と言います。クラリスは心理学と犯罪学の2つを閃光しており、優秀だったのです。
レクターは危険だから気をつけるようにと、クロフォードは念を押します。決して個人的な話をするな、まともな人間と思うなと言い、クロフォードはクラリスを派遣しました。
レクターの収監されているボルティモアに飛んだクラリスは、フレデリック・チルトン博士に会います。チルトン博士はレクターがいる監禁病棟の担当でした。
チルトン博士もレクターに警戒しろと言います。ガラスに近寄るな、鉛筆やペンは渡すな、ホチキスやクリップも駄目、書類は食事の差し入れ口から入れ、レクターからは何も受け取るな…警戒は厳重を期しました。チルトンはある例を挙げます。
1981年7月8日、レクターは胸の痛みを訴えて医務室に運ばれました。
心電図を取るために看護師が近づくと、レクターは自分の歯で看護師の顔を攻撃したそうです。看護師の女性は大変な状態になり、医者が看護師の女性の顎を整形し、片方の目だけは救いました。そんな状態でありながらもレクターの脈拍は正常と変わらない…そうチルトンも言います。
監禁病棟へ行くと、黒人看守のバーニーが扉を開けました。「右側を歩いてくれ」と言います。
房はすべて向かって左側にありました。奥に椅子がぽつんとひとつ置かれています。
レクターは4人目でした。初老の男性、座っているスキンヘッドの男性、サルのように牢にかじりついている男性…いちばん奥にいるレクターは、直立不動でクラリスを迎えます。
礼儀正しいレクターですが、クラリスの身分証を見て実習生だと看破しました。証明書の期限が近いからです。
レクターは隣の房の多重人格の男性・ミグズが何と声をかけたか質問し、クラリスが正直に答えた態度を気に入りました。協力要請には拒否を示しますが、レクターは「新しい連続殺人犯のことで忙しいのだろう」と、今巷を賑わせている連続殺人犯の手がかりを得るために心理分析を始めているのだということを看破します。
新聞記事には、なぜ犯人のことを〝バッファロー・ビル〟と呼ぶようになったかは書かれておらず、レクターは知りたがりました。クラリスが「カンザスシティーの警察が、犯人が女の生皮を剥ぐので、そんなあだ名をつけた」と答えると、レクターはクラリスになぜ生皮を剥ぐのか分析を促します。
クラリスが自説を述べますが、レクターはそんなクラリスを挑発するようなクラリス自身への分析をしました。バッグは高級なものを購入しているけれども、靴は安物で野暮な格好だとか、ウエストバージニアのなまりが残っているとか…。
クラリスは打ちのめされましたが、レクターへの礼儀を失することはありませんでした。
落胆して手ぶらで帰る時、隣の房のミグズが精液をクラリスにかけます。他の房の者も興奮しました。
レクターは戻って来いとクラリスに命令し、戻ったクラリスへ隣人の非礼を詫びると「質問事項の記入は断るが、昇進のチャンスを与える」と言います。「昔、私の患者だったミス・モフェットを探せ!」とヒントを与えました。クラリスは半泣きで去ります。
その後クラリスは訓練の合間に、レクターについて調べます。
クロフォードから電話を受けたクラリスは、隣の房のミグズが一日じゅうレクターになじられて自殺したと知り、驚きました。
レクターは逮捕前に患者のカルテを破棄していたので、捜査は難航を極めます。それでもヘスター・モフェットという名義で、10年間先払いで貸倉庫が借りられているのを見つけたクラリスは、倉庫を見に行きました。
中には雑多なものが納められていましたが、中に化粧を施した男性の頭部のホルマリン漬けを見つけます。ヘスター・モフェットはアルファベットの綴り変え遊びで「私の残り(the rest of me)」という意味でした。つまり倉庫の借主はレクターです。クラリスはすぐさまレクターを訪問します。
次のページで起承転結の「承」を見る
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